Original Voigtlander Nokton 1.5/50 part2
2005年 03月 11日
で,AEが使えるライカ互換機に填るならばそれで使うに越したことがないと思い,最近はもっぱらCLEを使っております。CLEはもともと,MINLTA XG-Eのモジュールを使ったカメラと聞いておりますので,シンクロは遅いですけど,山勘よりはましな,TTLストロボ調光なども使えます。
ファインダーはこの当時の設計にあって秀逸です。OM2系などとのオリンパスの一世を風靡したシリーズとは,別に「リアルタイム膜面測光」のパテントを持つ本家のミノルタが出した回答です。小技として使っているところが,なかなか好きです。そのため,本機のフォーカルプレーン面には,フィルム面反射光に合わせるためのメッシュパターンが見えます。これが,セミクラシック・カメラ・メカフリークには嬉しいところ。
デジタルカメラは,CCD面が乱反射してくれないので,ストロボ光の膜面反射を元にした調光には苦労していたようですが,最新の機種は,レンズからの距離情報なども使うのでしょうけど,全然問題がないと聞いています。技術者は本当に頑張りますねぇ。
ちなみに,オリンパスのそれは,英語のボキャブラリー不足で‘ダイレクト測光’って名前にしちゃったと当時の設計主管米谷氏が後年,コメントされてました。これはCONTAXのRTSの「リアルタイム・システム」という記述を見て,「しまったぁ!」と気づかれたそうです。ちなみに,「リアルタイム膜面測光」というのは,そのように記述しているテキストもあるかも知れませんが,私,c_c自身の勝手な造語です。