謎のうんぴーU・N・P (Unknown pellets)
2005年 03月 13日

それでも,未だにいくつか,正体が分からないものがあります。一つは,超音波変調器を使ってコウモリの調査をしているときに入る虫の声です。かなり五月蠅く鳴いていますが,人の耳には全く聞こえてこない声の主です。まぁそれはここのアーティクルでは置いておくとして,もう一つ未だに正体がつかめないものが,この蛇のように見事なとぐろを巻いている糞です。奄美の林道や,沢などで結構見かけます。いったい何の糞でしょうか。
この糞を,最初ある人から天然記念物であるトゲネズミの糞と教えられたのですが,よくよく見れば,白い尿酸分が混じっています。哺乳類のわきゃない! 白いモノ(尿酸)は,タンパク質や核酸などの窒素分の最終代謝産物で,要するに人間で言えば,尿(素)に当たるわけで,これが混ざる糞をする動物ということです。だから,鳥の糞と同じで尿道も肛門も同じ穴,総排泄孔からムリムリと出された蜷局(とぐろ)のはずです。
ちなみに,総排泄孔というのは,生殖器の孔も同じ,三つの機能が同じ一つの穴です。カモノハシやハリモグラは単孔類(monotreme)と呼ばれますが,それは,彼らが,鳥類や両生・爬虫類と同じ一つ孔のメリタ君だということからついた分類群名です。当たり前のように三つ穴のカリタ君は哺乳類(生殖原器で考えると雄も元は三つ穴ですから)だけというわけです。
鼠の糞と全く違う糞をトゲネズミがしていたと何故その人が勘違いしたのかよく分からないのですが,それはともかくとして,トカゲやカエル類の糞であることは間違いないのですが,林道や沢など,発見される場所は,ちょっと統一性がありません。目下の所,ペット関係を見に行っても参考になるような蜷局型の糞にはお目にかかっておりません。
こいつは,しばらくかかりそうです。というか,最初に気になってから既に一年経過しております。
オットンガエルとか,いろいろ説は聞くのですが・・・製造責任者について,未だ不明です。
追記ーどうやら大型のナメクジのそれのようです。

