先行して長男が部活用に導入した11インチモデル(スポーツ少年だった場合の投資よりは遥かに安いらしい、安いんじゃないかなという話からそうなったが)が、とても具合が良かったので、そっちでもいいかなと思ったりしたのだが、マック本空気が3枚揃ってしまった。仕事で使っているQGISが2.2にバージョンが進み、Macの場合、雪豹(OSX 10.6.x)では使えなくなってしまった。雪豹でしか動かないツールも依然としてあるのだが、既にMacのOSの最新版は無料配布10.9.xとなっており、気がついたら3世代も進んでしまった。どうせOSの更新が進めば、雪豹にしがみついていられるのも時間の問題かなと感じる。10.6.xが動くMacBookAirは、このまま今しばらくは手元においておきたいというのもあって、OS X 10.9.xのMavericks=孤狼が動く、MacBookAirを手に入れた。
かつての
PowerBook180cの値段なら3台購入できてしまう。どこへでも持っていけて、AC電源供給なしでも本気で使えるノートパソがこの値段なら安いといえるのか、当時の物価や平均給与と比べても良く分からない。
やったことは、まだ一日目なので、以下のインストールや設定に留まった。
1) MS Office2011
2) Google Chrome
3) Google 日本語入力 (FEP)
4) GraphicConverter 9
5) QGIS 2.2/Python
6) R 3.1.0
7) Raven Pro 1.5
8) Google Earth
9) Thunderbird
10) Canon LIPSLX Printer Driver & Utilities for Macintosh Version 10.4.0
11) Xcode/XQuartz
追記ーこの後、
12) Parallels Desktop 9 for Macをインストールした後、
13) OS X 10.6.x snowleopard sever
14) ubuntu 13.10を入れて
それぞれにRを放り込んでmavericksでは現時点ではgstatなどパッケージが対応していない、Rのコードを動かせるようにした。
私はアプリケーション開発ができるわけではないので、まあ、こんなものだ。後はmavericks対応の専用現像ソフトとDTPソフト程度、本機には後者は入れないだろう。あ、TeXを忘れていた。シミューレーション、解析分野はRでかなり片がつくようになったのでかなり楽になった。他に、エミュレーターで使っていたWindows系bayes解析ソフトとMEnt model解析用、林冠解析ソフトなどの他は、画像リサイズやファイル名にExifデータ載っけるなどの小技のアプリぐらいか。これらは気持ち良いくらい、雪豹の上では上手く動いてくれていたのでいっその事、QGISとRだけ載っけようかなと思っていたぐらい。専門書、洋書購入だけに使っているアカウントがあるので、そっちから購入した書籍を読むためのkindleももう一度こっちに載せ替えるかなと考えている。
画像、動画関連ソフト群であるiLifeの簡素化は、シンプルに動かすのを基本とするiOSとの連携を考えてのことなのかもしれないが、10.4の時代から使っているiMovieは、OSのバージョンとともにどんどん使いにくくなり、個人的にはやや残念な仕様になっている。せっかくの高速マシンと高性能化されたOSの魅力が半減した印象がある。Finalcut Proを買わなくても、かなり精度の高いビデオ編集ができていたのが、ここ数年のMacの魅力だったのだが、マシンが早くなり、アプリが更新されていく一方で、こういう道具として後退してしまう印象が生じるのは常なのかもしれない。何度か経験しているので、慣れてしまったがやはり残念。
とりあえず、うっかりしていたことには、'R'のpackageでよく使う"gsatat"や"psurvey"など、このOSのこのバージョンだけ使えないものが目立つということ。わしわし回してやろうと思っていたRのコードが現時点では動かないものがいくつか出てしまった。
Intel Core i5/1.4 GHzで、そんなに早い現行Macではないのだが、ホームレンジのカーネル計算やグラフィックなどは、圧倒的な早さで出力される。速度はに世代前の旧モデルに比べて2.5倍ほど高速という体感。理論上は1990年代のスパコン以上、2000年代第一世代地球シミュレータの1/1000程度の演算速度を持つので、速くないわけがない。自分みたいな適当なエンドユーザーが数値計算のコードをインタプリタ型で廻して使い物になっているのも、パソコンが早くなってくれたおかげだ。5,000ポイントデータのカーネル分析も、200,000メッシュのIDWコンターもクリギングも、高速化される予定だった。どちらにしてもWindowsも動かすつもりで、Parallels Desktop®を乗せるつもりだったので、サーバー用雪豹を乗せて、Rのmavericks対応バージョンのパッケージが更新してもらえるまでそれで行こうかとも思っている。
解析画像は、チコの半日分のホームレンジのカーネルで、99、95、90、50%の各領域と面積計算を行うだけのもの。下はGIS取り込み用のベース。最外郭法で計算すると0.9755ha、おおよそ彼の一日の行動圏の半分なので2ha弱というあたりか。