奇岩

　海岸性コウモリの痕跡を求めてとある離島で、バットディテクター背負って、海蝕洞やクラックなど探していたとき。蓮コラージュで有名になったが、穴あきのパターンには、精神をゾワゾワさせるものがある。　地質、地学系には詳しくないので、正体がよく分かっていないが、堆積岩の中に中礫が取り込まれていて、一旦圧力変性を受け、そこの部分から岩が割れ、その後ホットホールのように多少研磨されたかのように見えるがよくわからない。この分野、知識が欠損していて、今のところ全くの想像なので申し訳ない。まるで、パラサイトが暴れた後の器官組織を見るようでもあり、芥川の「鼻」などもビジュアルに想像するとそういう部分で引っかかる話。






こっちもそんなふうに見える。色つければ、かなり有機的なテクスチャーにできるかもしれない。まあ、考えたら密集した泡なども同じだと思うと、そんなにゾワゾワしない。