Oliginal Voigtlander Dynaron 4.5/100,Skoparon 3.5/35
2005年 03月 16日
Dynaron 4.5/100と,その番をしている在りし日のジタン。このときのDynaronは,確かまだみおさんからの借り物で,その後,写りにびっくらこいて,自分自身用のものを手に入れたのでした。Nikon Coolpix 995
出水平野ツルが分布する干拓地の一つ,クリークが流れる風景です。ちょっと感動の大きさに比例して,でかいサイズで載っけてしまいました。スキャニング時のゴミも,当時は全然気にしていませんでしたので,多いです。お許しを。
ライカのようなある意味でシンプルで使いやすい本体を創っていたら・・・と思うのですが,当時,斜陽にあってもキングのプライドの固まりだったと思われるあのメーカーにそのようなことを望んでも無理だったでしょう。当時のメーカーの理屈と世界観では,あれ以上のカメラなど思いもよらなかったと想像します。実際,操作性が悪いと言い切ることは出来ない作りですし。でも,生き残ったレンジファインダーは結果的にLeicaだけでした。
Oliginal Voigtlander Prominant II, Dynaron 4.5/100
Olignal Voigtlanderブランドのスコパーといえば,デッケルマウントのものも手元にありますが,二束三文で出回っており,写りも悪くないですが,それなりです。
以上,現在Voigtlanderブランドを襲名したコシナさんの製品とは全く異なるレンズです。コシナさんのクラシックレンズに対するオマージュは明確で,過去のvivitarブランドの海外向け安物レンズとは,次元の異なる高性能の製品を出されていますが,それでも,それらと比べても,以前ご紹介したNoktonと言い,元祖Voigtlanderレンズの性能の優劣は別にして,写りは全く違います。「レンズのラチュード」というものがあるとするならば,その性能は,残念ながら,モーツァルトの時代にもう存在した最古の光学メーカーのオリジナルレンズに軍配が上がると思います。
他に名玉と呼ばれるものにはUltronやHeliar,3枚玉のFoigtorなどがあり,どれもその魔味に掴まる可能性があります。Leica Lマウントレンズが出回っていたら・・・どれもLマウントNoktonのようにオークション的にはちょっと恐ろしいことになっていたかも知れません。
ともあれ,京セラが撤退した今,本気でZeissのパートナーになることを決めたコシナさん(レンズは両社のコラボ、ツァイス生産: 2レンズ; コシナ生産: 5レンズ)に,私はエールを送りたいです。
当分,コシナさんのレンズを手に入れる余裕は無さそうですが,大Zeissとの蜜月を謳歌したヤシカ光学部門以上に楽しいものを創られることをお祈り申し上げます。
すいません,これがダイナロンの中判並の写りというか写真の恐ろしいところで,私の過去のアーティクルでドブガイが死貝を晒して,アマサギが輪になって魚あさっていたところと同じ場所だなんて誰も思いませんよね。 kyoko_fiddlerさんが,気になるコメントをされておられますが,そう思って頂ける写りのレンズであるということで,アーティクルの意図は成功したかも知れません。
でも,考えもしませんでしたが,ここを良い時刻にカヌーで移動したら,良い夢が見られるかも知れません。たしかに水も綺麗で魚群も,写真で波紋の量が凄いことからも分かるようにもの凄い量です。カワセミも画になります。でも残念ながら三面側溝,低水面の水路です。で,実は,この直ぐ近くにツルヨシが群生するもう少し良い川があります。カヌーならばそちらの方が面白いと思います。
楽器は案外、わたし誘惑されないんです。エレクトリックとエレアコ仕様の5弦バイオリンについては、比較対照になる楽器がないので、論外としても、惑わされるようなお品物にはそんなにめったにお目にかかれませんし、楽器屋さんに行っても、陳列されている楽器を手にとって見ることもあまりありません。といって、今使っている生楽器がすっごくいいもの(=楽器として)であるというわけではないのですが。
私,仰っていることを勘違いしているかも知れませんが,まだデジイチに投資される方は,かー君との生活を画にするには,ふさわしいかと思います。安全ですし,あっちの世界ではないですし。
それと・・・例えば楽器に誘惑されにくいのは,kyoko_fiddlerさんがその道のプロだからという気がします。写真もプロの方は普通,プロ機材と呼ばれる特定メーカーのシステムをコスト&ベネフィットを検討された上で揃えて,それで最高の画を得ることを考えそのとおり実行されるわけで,マニアックなクラシックレンズの写りがどーたらこーたらなどというは,プロではないからだと自覚します。
でも,この写り,ちょっとやばいでしょ?
わたし、周囲からは1眼レフでも勿体無いと言われております 爆。
いえ、多分、こういうレンズって、わたしには道具としては充分に扱えないだろうと思うんです。道具として扱えなければ失礼だろうな、と思いつつ、出来上がる写真もそうですけど、レンズのブツそのものが、「うわー」なんですよ。まぁ「うわー」なだけで、実際に手に入れることができたりはしなさそうなので大丈夫でしょうけど。でも。声が聴こえる。
近寄ってはいけない気がします(笑)
>わたし、周囲からは1眼レフでも勿体無いと言われております。
そうかなぁ。
「道具として扱えなければ失礼だろうな」とい言葉は,やはり一分野のプロで居られるから発せられる言葉だと思いますけど。dojou7さんは,持ち腐れになるような方に絶対に購入を奨めたりしない方だと思います。
クラレンズとジタンって,よく似合ったのです。取り出してベッドの上においておいたら,革やグッタペルカのにおいをかいでから横に寝ていました。レンズのブツがよく見えるのは彼のおかげかもしれません。
デジイチで使って楽しいレンズは、なんといってもキルフィットのマクロキラー40/3.5。デジタルでもレンズの味は出ることを確認しています。69判用アンジェニュー135mmもM42ベローズにつけてスタンバイ状態なのですが、忙しくてまだテストできていません。
良いレンズは良質のオーディオと似ているところがあって、古い球アンプの透明感ある音質など、デジタルが進んでも衰えないもので、レンズを活用できる環境がいつまで続くか、それが心配だったりします。
当時にあって,光学兵器として国家予算レベルの開発費が投じられていたというのも,クラシックレンズのすごさだと思います。これはみおさんの受け売りですが(笑)。
kyoko_fiddlerさん,私の撮っている画が,貴女の内部に何か響くものがあるのならば,それはありがたい友人達のお陰だと思っています。
今は,そこそこに良い道具を持ち,シャッターを切るというところで,誰にも撮れない画を楽しんでいる方達もおられます。機会があれば,そちらの方の友人達の画もご紹介していこうと思っています。
要は楽しんだ者勝ちって感じでしょうか。
同級生の方の写真,素敵ですね〜
ワタクシ、音楽の楽典だとか対位法だとか、いわゆる文法のようなものも、殆ど意に介さずにバイオリン弾いているんです(あー、書いちゃった)だから、学生時代原始人とか、野生児とか、勘だけで生きるやつとかさんざん言われておりました。そういう行状を知る周囲の人々が、「また無謀なことをはじめるー」と、言うのです。…でも、面白くなってきてしまったものはしょうがないです。
yusukeさんのお友達の写真、素敵ですね…すごいなぁ…。
kyokoさんの写真楽しみにしてますよ。と、人様のブログの中で背中を押してみたり。
ご紹介したRiessさんのサイトのファインダーや機関部のイラスト,なかなか楽しいです。