久しぶりの来客。
とりあえず、子どもたち用のベーコン二種のピザに加えて、蕎麦とおからのビザ、鳥の胸肉のフォー、緑豆トムヤンクン風、海老とココナッツミルクのカレー、大豆と豚ミンチとサツマイモのカレーの昼食と夕食。こんなに色々作ってもらってと恐縮されたが、全部、練習台ですと言ってこっちが恐縮する。
蕎麦粉は発酵生地には向かない。通常の蕎麦ピザはグルテンをつなぎに使うところをおからを使ったが蕎麦の風味はスポイルされない。ふわっとか、薄くとか出来ないのでずっしりくるが、これにカレーを付けて食べたりするのは、好評だった。
フォーは、あまり作らないが、面に同梱されている美味しくなかったインスタントスープが味の方向性については参考になった。よくあるレシピ通り、胸肉を低温調理するのに使った汁がそのまま最高のスープになるのが分かった。パクチもニンニクも使わなかったが生姜とニョクマムとレモン汁だけで十分美味しくなる。
お客さんの車の下に入って点検、昼寝していたが、接客に戻ってきたチコ。お客さん、大好き。我が家のお客さんは、大抵猫好きなので、彼の場合は問題ない。そっと手の甲で、今はきれいな白い胸毛に触ってもらって落ち着いている。お客さんのおかげもあって、部屋で割りとくつろいでいたので、電池が切れていたトランスポンダー(総務省許認可済みWi-Fi電波帯を利用した一種のテレメ)のものを換装した。首輪に付け直すのを神妙な顔して待っているところ。こういうのは、子どもたちが声をかけながらやると、大抵おとなしくしている。このあと、豚肉を胃袋に詰め込んで出かけていった。猫好きだろうと、そもそも来客が苦手なナッチとかはかなり難しいが、この日のお客さんは、彼女が唯一緊張しない人ということらしく、すっかり忘れていたのだが、前回も居間でそのままくつろいでいた。ユッチの方が、むしろ最近は居間であまり落ち着かない。この居間が完全にナッチの領域になってしまったためだろう。長男を自室に呼びに何度も来るが、途中で諦めて部屋で待っている。お客さんが帰る段になって、ちゃんとチコがどこからともなく現れて、家族と一緒にお見送り。彼に見送られて帰るお客さんは普通。この辺りは、末っ子が毎朝幼稚園に通っていた時、チコがやっぱりお見送りをしていたことを思い出す。とても不思議な猫。