オオゲジ君の顔
2005年 03月 23日
サイトを見ていくと,こいつもペットにする方が居られるようですね。あまり驚かなくなりました。さもありなん。
野生動物のペット化は,保護上で重要な場合が少なくない,飼育や繁殖のノウハウ修得の為には,必要不可欠なところがあります。また,そういった動物たちに魅力を感じてくれる方は,ある意味無関心でフィールドがつぶれていく行為に対して声を上げてもらえる貴重な人材を生み出す土壌でもあります。
一方で,フィールドは,魅力的な生物を採集する採集場所であるだけで,本体を捕獲して,飼うことあるいは手ものにおいて眺めることにのみ意義を感じる方々は決して少なくありません。そうすると生息環境の破壊には鈍感どころか,率先して手を貸す人たちも生み出すという諸刃の剣の部分もペット化にはあります。このあたり,お金を積めば,まぁワシントン条約に関連した動物だって手に入らぬものはないと思っている方々も居ないわけではなく,生物のペット化,園芸植物化は,経済的な効果から現地に捕獲採集する人間を走らせ,また,高騰する販売価格や安定供給のため,現地生息環境破壊の主たる要因になることは決して珍しくありません。
どのような動物も,魅力的な現地生態系の中で見た方が,はるかに魅力的であると思う人間は,特に特殊であまり普通の人が関わろうとしない生物になればなるほど,少なくなるような気がしています。
といってもコメの話ではありません。オヤジが若い女の子に惚れてしまった話でもありません。(確かに私、1日に3回くらいは街ですれ違う女の子にひと目惚れしますが...汗)たった今、NHK教育テレビの「デジタル大図鑑」に登場した”イシカワガエル”君に惚れてしまいました。マネーの虎の表現を借りるならば、”無類のアマガエル好き”のわたくし、思い起こせば正確なファーストキッスの相手はアマガエルだったかもしれません。そのアマガエルの仲間だというイシカワガエル、名前からは石川五右衛門を想像してしまいますが、そんな想像は...... more
ぎゃあ。怖い。でも見てしまう、う、う、う、。
benebello55さん,あまりに純粋な書き込みで感動してしまいました。まぁ節度ある(これが難しい)釣りを否定する気はありませんし,漁に走って食べまくるのも良しとしたいのですが,本気の狩りや漁を考える民族的な文化や人の心は,いつも持続的利用を第一に考えるもので,非常にストイックな部分があります。今の価格やHPでの自慢に奔走する人たちから伝わってくるものにはあまりそれが感じられないのが残念です。
「どうだ,こんなに面白いなものなんだぞ,おまえ達も採りに行って飼って見ろよ。俺が飼い方を教えてやるよ。欲しかったらこれだけの値段を出せば飼うことだって出来るぞ」ってサイトはいっぱいあるのですがね。
しかし,カエルにも造詣が深いことは前々から感じておりましたが,驚きます。いや,ワインやフランス料理と接点が・・・男の子は好奇心の塊であるべきものなので(女の子も!),自分を見つめ直してもそういうものかと。
輸入野生動物のペット化については,なかなか問題が複雑で,多くの場合エゴであることも確かですが,善悪の線も引きにくい部分もあるお話なので,またゆっくり書こうかと思います。
Wonderful lifeはartificial life(人工生命)で使われる「生命」と同じ意味の驚異の生命とその生活,そして,こういう生き物たちと遭遇できる私の魅惑的な毎日の生活をかけたカテゴリです。