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オオゲジ君の顔

オオゲジ君の顔_b0060239_1842439.jpg
以前アップしたオオゲジThereuopoda cluniferaの頭部がよく分からないというお話があったので,しっかり顔の見える画を上げておきます。
 サイトを見ていくと,こいつもペットにする方が居られるようですね。あまり驚かなくなりました。さもありなん。



 野生動物のペット化は,保護上で重要な場合が少なくない,飼育や繁殖のノウハウ修得の為には,必要不可欠なところがあります。また,そういった動物たちに魅力を感じてくれる方は,ある意味無関心でフィールドがつぶれていく行為に対して声を上げてもらえる貴重な人材を生み出す土壌でもあります。
 一方で,フィールドは,魅力的な生物を採集する採集場所であるだけで,本体を捕獲して,飼うことあるいは手ものにおいて眺めることにのみ意義を感じる方々は決して少なくありません。そうすると生息環境の破壊には鈍感どころか,率先して手を貸す人たちも生み出すという諸刃の剣の部分もペット化にはあります。このあたり,お金を積めば,まぁワシントン条約に関連した動物だって手に入らぬものはないと思っている方々も居ないわけではなく,生物のペット化,園芸植物化は,経済的な効果から現地に捕獲採集する人間を走らせ,また,高騰する販売価格や安定供給のため,現地生息環境破壊の主たる要因になることは決して珍しくありません。
 どのような動物も,魅力的な現地生態系の中で見た方が,はるかに魅力的であると思う人間は,特に特殊であまり普通の人が関わろうとしない生物になればなるほど,少なくなるような気がしています。
Tracked from 安うまワイン紀行 -赤編- at 2005-03-23 18:01
タイトル : ひとめぼれ
といってもコメの話ではありません。オヤジが若い女の子に惚れてしまった話でもありません。(確かに私、1日に3回くらいは街ですれ違う女の子にひと目惚れしますが...汗)たった今、NHK教育テレビの「デジタル大図鑑」に登場した”イシカワガエル”君に惚れてしまいました。マネーの虎の表現を借りるならば、”無類のアマガエル好き”のわたくし、思い起こせば正確なファーストキッスの相手はアマガエルだったかもしれません。そのアマガエルの仲間だというイシカワガエル、名前からは石川五右衛門を想像してしまいますが、そんな想像は...... more
Commented by みかん at 2005-03-23 16:21 x
やっとウィンが本調子になって、ひさびさにお訪ねしてみれば・・・いきなり。
ぎゃあ。怖い。でも見てしまう、う、う、う、。
Commented by benebello55 at 2005-03-23 18:18
以前、まだフライフィッシングをしていた頃、純粋に川とその周りの環境を見るだけの沢登りツアーに参加したことがあります。その川はダムに沈む予定でしたのでいわば最後の見納め的なツアーでした。当然フライマンにとってはほとんど人が入らない絶好のポイントで、タックル(釣り道具一式)は持っていかないのかと仲間に不思議がられました。でもなぜかそういう気が起きませんでした。純粋に川を目に焼きつけたかったからだと思います。実際美しい沢に入ると釣りなどしなくても飽きることなく楽しめます。その時はちょうどナガレタゴガエルという貴重なカエルの産卵期で、あちこちでカエル達の塊(笑)を見ることができました。ホントに好きなら本来の棲息の姿を見るだけで満足できるのだと思います。結局それ以来釣りはやらなくなってしまいました。
Commented by complex_cat at 2005-03-23 18:53
みかんさん,久しぶりのWin機復活おめでとうございます。まぁおいでになると分かっていれば・・ははは。坊主めくりみたいで面白いでしょ。これの前の方に,姫(コウチン達)の画がありますからめげずにめくって下さい。
benebello55さん,あまりに純粋な書き込みで感動してしまいました。まぁ節度ある(これが難しい)釣りを否定する気はありませんし,漁に走って食べまくるのも良しとしたいのですが,本気の狩りや漁を考える民族的な文化や人の心は,いつも持続的利用を第一に考えるもので,非常にストイックな部分があります。今の価格やHPでの自慢に奔走する人たちから伝わってくるものにはあまりそれが感じられないのが残念です。
「どうだ,こんなに面白いなものなんだぞ,おまえ達も採りに行って飼って見ろよ。俺が飼い方を教えてやるよ。欲しかったらこれだけの値段を出せば飼うことだって出来るぞ」ってサイトはいっぱいあるのですがね。
 しかし,カエルにも造詣が深いことは前々から感じておりましたが,驚きます。いや,ワインやフランス料理と接点が・・・男の子は好奇心の塊であるべきものなので(女の子も!),自分を見つめ直してもそういうものかと。
Commented by kyoko_fiddler at 2005-03-23 23:25
ぎゃぁ…xxx。
Commented by complex_cat at 2005-03-23 23:31
うむむ,アップしたときは余りよく見ていなかったのですが,この角度からだと背中のコブコブが効きますね。脚と見せて感覚器的な機能を持ちそうなのが後ろに突き出ていたり・・・高速で移動するので,普段なかなかよく見ることが出来ない姿がはっきり分かります。まじまじと見ると,前回の画より,こみ上げるものが有りますね。でも,クハラを働く国会議員さんなどと比べるのも失礼なくらい,人畜無害なんですよ。
Commented by benebello55 at 2005-03-23 23:42
確かにこんなコブがあるとは気がつきませんでした。生き物を飼うことを英語ではkeepと言うようですが、野生の生き物を人間がkeepすることは客観的に見ればエゴ以外の何ものでもないんでしょうね。身近にいるものならまだしも、輸入された稀少動物をkeepする人達の感覚は理解できません。
Commented by complex_cat at 2005-03-23 23:51
どうも。コメント書き直して消したのですが,理由が分からないのですが,消えません。手やっていると,また脱字発見。このままにしておきます。
 輸入野生動物のペット化については,なかなか問題が複雑で,多くの場合エゴであることも確かですが,善悪の線も引きにくい部分もあるお話なので,またゆっくり書こうかと思います。
Commented by complex_cat at 2005-03-23 23:56
女性がお二方,同じ声を発せられましたが,多分,多くの女性が苦手なムシっていうのを具体化するとこんなムシになるでしょってその要素を全部集めて作ったような生き物ですね。さわさわした感じの脚がいっぱい,噛みつきそうな顎が着いていて,素早く動く。まぁ原初的に陸生節足動物の祖先形質そのものみたいな奴ですから,はい。でも,寄生虫や病気も媒介しないし無害なんですよ。「俺はゲジゲジのように無害で大人しい奴だ」っていっても危ない奴としか思われないでしょうけど。
Commented by nezumineko at 2005-03-24 19:14 x
カテゴリが「Wonderful Life」とは。
私の場合は足がある分だけ、怖くないです。
それにしても、何が飛び出すかわからないこのブログ、毎回アクセスするのが楽しいですよ!
Commented by complex_cat at 2005-03-24 23:02
nezuminekoさん,どうも。何か猫部ログだと思われておいでになる方には,申し訳ないのですが,Nekologyを標榜しておりますので,はい。
Wonderful lifeはartificial life(人工生命)で使われる「生命」と同じ意味の驚異の生命とその生活,そして,こういう生き物たちと遭遇できる私の魅惑的な毎日の生活をかけたカテゴリです。
Commented by フィジカルプランナー社長 at 2005-04-12 18:23 x
どはーっ。
ついつい検索してしまいましたよーー。
オオゲジ君は刺したりはしないのでしょうか??
うーん、発見したら触ろうかなあ、いやあ
やっぱ無理かなあああ。
Commented by complex_cat at 2005-04-12 18:41
捕食型節足動物ですが,咬まれることはまずありません。触ると足が自切する可能性があります。手の上をこのように滑らすように走らせてあげるのが,良いかと思います。
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by complex_cat | 2005-03-23 15:18 | Wonderful Life | Trackback(1) | Comments(12)

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