MICROCOSMOS
2005年 03月 28日

昔,実家にいた三毛猫は,かつての「わくわく動物ランド」や「タモリのウォッチング」を最初から最後までかぶりつき出見てましたが,まぁそこまでは行きません。でも,この,フランスの有名な記録映画は結構好きです。
ちゃんと人間が見えているように,猫にも見えているのか,彼らの反応速度や動体視力など人間の比ではないので,残像時間などが違っていて,画として成立してないのではと生理生態学者でお世話になったことのある方にお聞きしたことがあります。
猫とヒトぐらいの比較になると進化的に同じような組織や酵素群が機能していますから,色覚は別にして,案外同じように見えている可能性が高いというお答えでした。で,もう一つは,人間が他の分類群に比べて退行しているはずはないと云うことです。もちろん,それは原初的な性格をして100%能力が引き出されたときの話で,現代人はある意味で感覚機能は落ちているでしょうけど。
ディズニー&ピクサーの“Bug's life”なんてアニメがありました。ディズニー渾身の作品は,どれも脚本が素晴らしく,私,結構好きなんですが,例えば鳥がゴジラのようにムシたちを襲ったり,雨が空爆のように降ってくるシーンは,実はこの実写が先にあってイマジネーションを助けたのだと思っています。で,なんてったって,偉いのは,こちらの方は「実写」だということです。
流石A1,プログレッシブタイプのCCDのお陰で,TV画面を撮っても縞が出ません,なんて変なことに関心。
中村天風氏のヨガの大師カリアッパギ師の元でヨガ修行をする話で面白い本を読んだことがあります。その中で,「地の声」を聞けるようになる感動的なシーンがあるのですが,実際,武技をやっている人の境地では,雑念が雑音が見事にフィルターがかけられて,必要な情報だけがまるで手に取るように分かる状態の話が出てきます。超高速度撮影状態のような変性意識状態に陥った経験が,私にも数回だけあります。
詳しくは書きませんが,前を走っていたバスがハンドルを切り損ねて尻をこちらに振ってきたため,回避したその数秒でした。決して視力の良くない私の眼に光景がスロービデオのように写りました。ラジカセが鳴っていましたが,何故か聞こえなくなり,僅か数秒ですが音のない空間に突入しました。終わってクルマも自分も無傷であることを確認して,不思議な感覚にちょっと感動しました。あの頃,ちゃんと稽古やっていたし,人間の能力にそれほど驚かなかったのですが,今考えると別人の話みたいに感じます。
で,猫の場合,ひょっとしたら,ヒトで言うところのこの超感覚がいつでも引き出せているのではとか思います。TVに対する視覚において猫もヒトもあんまり差がないというのは,何となく違うのか,実はそのとうりなのか,自分では未だに判断不能な話です。変性意識状態でTVを見たらどうなるのかとか,単純な疑問です。走査線がどのように見えるかでクロックアップが生じているのか,それとも別の処理系の変化が生じているのか,分かりそうな気がするのですが。
蛇足其の弐ですが,動物科学番組で,鼻につくのは,「自然は厳しい」とか「食物連鎖」とかいう近代生態学ではほとんどテーマにもならない古典的なコンセプトに基づいて,やたら,食うものと食われるものの関係の映像が映し出される,というパターンのものです。海棲生物屋の友人は福岡まで“ディープ・ブルー”を見に行って,がっかりしたといっていました。そのあたりのワンパターンがあったのか,DVDは一応購入する予定です。
流石にアッテンボロー,さらに超人リヒテンシュタールのプロディースによるものは,そういったものはないです。両人の自然科学記録映画については,また機会があれば,書きたいと思います。
この記録映画もそれぞれの昆虫の生活史をおうような真似はせず,昆虫やさんには食い足りない部分が多いのですが,結構編集の妙で,私自身の評価は低くありません。
フランス語の,ナレーションも邪魔にならなくて良いです。日本語のナレーションは,同じことをしゃべっていても中途半端な説明が気になって集中できなくなります。
あるとき,椎名誠氏の「怪しい探検隊」に同行した先輩が,映像を持ってきて,ちょっと見てくれるって云ってきたことがあります。彼は世界的にも著名なアリの研究者でしたが,狡いことに哺乳類が分かる(まぁ先輩なりのジョークですが)と云って着いていったらしいです。というわけで,その時の彼の講演のビデオの哺乳類のチェックは,私がやりました。もう時効だから書いちゃったけど,何で俺を紹介して連れて行ってくれなかったんだ〜って当時は思いました。もちろん,そんな楽しい機会を私だって他人に譲るはずがないです。というわけで,専門家の監修による,なんて話は,直ぐに信用しちゃぁだめです。最近はマスコミ関係も,根幹的な情報を持った人が誰だか分かるようになってきて,ちゃんとアクセスするようになりましたが,でも,相変わらずTV受けする人は,分野で相手にされてない人でも使ってしまうところはありますね。
そういえば、以前何かの“ねこぼん”で読んだことがあるけど、テレビの画像がニャンたちにはどのように観えているのかっていうのがありましたよ。本の名前が出てこない……≦ ̄□ ̄;≧З
通常のテレビのように走査線が525本では縞だらけで何が映っているのかわからないとか。で、ハイビジョンテレビのように走査線が1125本以上あれば、やっと正常な画面で観えるとありました。
うちの“チビ”どもは縞々な画面を観ているのかっ≦ ̄□ ̄;≧??
ワンコ(ほかの動物達も)に関しては、関連本を読んでいないのでよくわかりませんっ≦ ̄□ ̄;≧З
それでもテレビに反応するのは、音(鳴き声)の部分に反応するのいではないでしょうか。
でもマイクロコスモスでは,およそ声も音もSEだけでじっくり見るとは思えないのですよ。このところ,未だに明確な答えが無くて・・・・ちょっと調べてみます。
BBCやスペイン国営放送のものなどは,やはりうなるものが多いのですが・・・それと私の場合,本で読んだものの方が,感動が大きかったり・・・・映像で見たものは直ぐに忘れてしまったりします。
テレビで猫の目に映る映像はこんなのです、と見せてくれた映像は緑がかっていて、中央以外の部分では、ものの動きだけは辛うじて判る程度で、かなりぼやけていましたね。
…ハイビジョンテレビにしたら、かーもテレビを愉しむのかしらん…。
どうです? 電機メーカーの営業さん。
「ニャン専用チャンネル」もあれば、さらに売上急上昇っ≦⌒◇⌒≧З

