久しぶりにフィールドの師匠と、島の南部を廻った。モッチョム岳。私が20代の時から、色々教えてもらってきた人だが、西表島から戻ったばかりだったのをこちらに付き合ってもらった。 かの島では未だにほとんど誰もアプローチしない領域が、残っている。あれだけ地元の豪傑がリュウキュウイノシシを取り、大学の探検部などが入り込んでいる島だが、穴場的秘境というのは結構ある。そこで時間50mmを超える降雨に遭遇し、雲中雨滴の空中密度が高すぎて、GarminのGPSも使い物にならなくなったらしい。普通は雲が多少厚くてもGRS衛星が拾えなくなるということはまあ無いのだが恐ろしい。やはりシルバコンパスと地図は必携。現地でテント無しで野営したら、凄まじい要ダニの攻撃を受けたとのこと。私の潰瘍化したキイロスズメバチの傷と比べてもかなり酷かった。マダニは、幼ダニ、若ダニ、成ダニのステージごとに吸血放血離脱脱皮を繰り返すが、幼ダニはものすごく小さくて、小さくても引き抜くと鋏角が皮膚に残る。残るとそこが何度も化膿して治癒が遅れるので、噛み跡周辺をちぎり取ったとのこと。道理で見た目が酷いと思ったが、たしかにその方が経過はいいだろう。 他にも相当な冒険奇譚を訊いたのだが、残念ながらちょっとここには書けない。
この島では頻繁に虹を見る。雲霧状態で光が指すことが多いからだが、南部の海岸。

沢筋の紅葉。ヤクシマオガラバナAcer capillipes var. morifolium.だと思う。



何年ぶりかで、この御飯の美味しい宿にご厄介になった。