何でもきちんとした情報を体系的に学べた方が、結果的に無駄も少なく到達点も高い。クラシックカメラやレンズ描写の楽しみ方みたいな世界で、特に、実用品に関わるのは、一定のリスクが有る。何でもそうだが、きちんと学んでいれば当然知っていることがぽっかり抜けると、迷路に迷い込む。なんだって自分で学んでいくしか無いのだが、それとは別にきちんとしたことを訊ける環境なしに、専門分野外を本人の学習能力とリテラシーだけに頼って独学で学ぶとえっ?!って思うような事を平気で言ったりするのは学祭分野でも普通にある。
そうはいっても、手探りで、チャリンコいじりというのを始めてしまった。
私の愛車は、安売りで購入した型落ちのクロスバイク、購入当時は、見る人から見ればパーツが安価(この場合、利用の仕方で耐久性に問題があるとかという意味とは異なる。シティーサイクルを貶める気があるわけではなく、ご理解を)であっても、私自身は何も知らなかったから何も気にならないレベル。一応、このフレームサイズだと11kg台なので、ルック車とは違うものは経験出来た。 8ヶ月乗って、先週、スプロケットはボスフリー7速;14-28Tが使われていたのを、カセットスプロケット8速;11-32Tに変更。平地の速度アップと坂道への対応が一挙に出来た。そもそも、両者の区別なんかできていかったから、根本的にアップグレードがしにくいシティサイクルレベルの部品設定なのだということも知らなかったから、ともかくなんでもいいから漕いで、体の方を自転車に慣らした。 走破性が上がったので、坂道では控えめにローギアを使わないとトレーニングにならないかもしれないなと思った。知人のお子さんは、ママチャリで友人たちと埼玉からレインボーブリッジまで、遊びに行ったと言っていた。やってみたら行けたという、シーカヤックで対馬から韓国まで言ってしまった友人も居た。そういう、あっけらかんとした体力に物を言わせた話に、ちまちました部品いじりのオジサンは色を失う。体は大切、体力上等。 今週、リアのVブレーキをワイヤ式ディスクブレーキに交換。一応フレームが、ディスク対応と思われるところに二穴あったわけで、トリッキーなマウントアダプターを使わずに済んだ。剛性については今のところ不安を感じていないので、大丈夫だろう。 最初から、まともなパーツが付いているモデルを頑張って買う方が金と時間の節約になるが、その分、色々学べたわけで、自己満足のお得感。まあ自分の場合、いじり方も覚えたいので、これでいいのかも。パンク修理もブレーキ交換・調整もディレーラー調整も、嗜むレベルではできるようになったし、スプロケットを外し、チェーンを切りと、工具も増えていった。 ちらと検索するとその後継次年度モデルの海外バージョンは、いまさらながら8s、ディスクブレーキ仕様になってるみたい。Giantのエスケープシリーズのようにヒットすると、評価も集中するし、売れ筋ということで会社の顔になるので、そこを仮想敵とする他のメーカーも横並びで、最低限の部品は使われるモデルを出すようになる。低価格ルック車とクロスバイクの境界領域にあるデザイン最高のメーカーモデルを見ても、ディスクブレーキ化で目を引くように頑張っている。昭和の時代、少年用自転車でも「雨天、制動力◉◎倍」を謳い文句に徒花みたいな「ディスクブレーキ」搭載のモデルが投入されたが、ポイントは似ているのかも。 実際、制動力だけではなく節度よくスパッと効いてコントロールしやすいディスクブレーキが着いて、カスタマイズは成功だったと思った。さすがに油圧ディスクは、そんならオラ、モーターサイクル載るだよで、ちょっと諦めたが。
フロントのディスクブレーキ化はまた、フォーク&ホイール毎替えねばならないからちょっと考えている。デュアル・パーパス・バイク方向を考えれば、カンティブレーキにする手もあるが、サス付きに替えるだろうから、同じことかもしれない。 あたりまえだが、シフターなども替えねばならなかった。手に入れやすかったので、末っ子のMTBモデルと同じ、レバーの短いものを手に入れた。サイクルコンピュータは有線のベーシックなものでこういうところは何のこだわりもない。 通勤に毎日使うチャリへの、1万円未満の部品代が自分へのクリスマスプレゼントということで。必要なかったけど、以前のボスフリー7sがいわゆるボス抜き工具で外せるかも試した。スパナ嵌めてゴムハンマーで叩いても回るような代物ではなかったが、逆転の発想、輪軸にして力点を伸ばして「うんしょ!」と回したら外れた。嬉しかった。それだけ。いや、折り畳みミニベロの6sと交換して、そっちを7速化する楽しみに使える。また、シフターが必要になる。
奄美の油ゾーメン、気合入れて作り過ぎたら脂肉素麺になった。奄美の美味しい店のものは本当に美味しい。そういうものはなかなか作れないが、自己流でそこそこのものが食えるという料理でもある。
これもまた、自己流。久しぶり、チョコレートチーズケーキ焼いた。ケーキカバーの中に入れるとらしいが、もともとキャンプ料理として開発したものでフライパンだけで作るもの。レシピを良く訊かれるが、クリームチーズ1塊まるごとと板チョコ2枚、小麦粉大さじ5杯と蜂蜜適量を混ぜて焼いた卵5個分の厚焼き玉子焼きだというと、感の取れる人はすぐに作れる。こういうのもお菓子作りをきちんと学べる人が発想するようなシロモノではないのだが、それはそれで、我家の子どもたちに一番人気のケーキではある。何か祝い事があると、なにか気合入れる必要があると、その度毎に焼く。 まあ、そういう半端な成功体験が、自己流への誘惑を断ち切れない原因でもあるのだろう。トータルでのCPを考えずに、何にどのようにエネルギーを投入するかは、人に迷惑をかけない限り、許されよう。
いくつか、中古や安売り店で手に入れたものもあるが、ざっとこんなところ。
この辺りは、全く勉強してない。手に入れやすさで購入。基本問題はない。
同上。基本問題はない。
安価でなかなか良かった。オレンジ色のハブが格好いい。穴は仏式。
六角レンチ穴がインチ規格。故に日本製の規格だと合わない。3.75が必要。
3種類あって選択自由度が高い。大会に出るような使い方をしなければ、普通に安くて安心品質。
自分用にはクロスバイク用の長い黒いバーの方がしっくり来るが、転倒時はこちらのほうが良いだろう。
安いので、それなりだが、あるとやっぱり便利。