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PENTAX Auto110


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消滅寸前フォーマットであるPentax auto 110による画です。十分立派な画が撮れる小型のデジカメが溢れている時代,ハーフ判よりも小さな極小フォーマットのフィルムカメラの存在価値は,限りなくゼロに近いと思います。望遠広角も手に入れましたが,画質を見るとこの標準が一番まともです。使う利点は,全然見いだせなくなってしまいました。一昔前なら,クラシックなスパイカメラも,それで撮って遊ぶ行為は,他のカメラで代替できないというところで意味がありましたが,電子撮影デバイスの進歩により,今では完全にタダの趣味です。後期の改良型Super typeでケース付きフルセットなら,コレクション的価値で,値が付くかも知れませんが,最早撮影道具としての可能性を見いだす方はおられないのではと思います。でも,SX-70が再度復活して,最終進化型の690が5万円以上で取引されている状況を横目手で見ていると,このカメラに再び光が当たる日も・・・・無理だな。
 画は,チコベエが,インフルエンザで寝込んでいる息子と寝ようと,「モミモミ」の儀式を始めたところです。

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もちろん小型フォーマットをフォローするために解像度は頑張ったレンズのようですが,それでも解像度カリカリではなくコントラストで画を作るタイプです。ピントがぴったり合わせられるので,撮る画は選びません。それが利点かも知れません。こういった感じでデジイチを作ったら・・・・・売れないかな。実際,4/3CCDとかだったら,このくらいのサイズの製品を期待してしまうのですが・・・

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屋久島の前岳(深山の奥岳に対して海岸から見える山々のことです)につもった雪。ボンバルディアQ400から撮影しました。最近は,法律でフライト中使用禁止となっている電子機器の中にもちろん携帯デジはもちろんデジカメも入っているので,必ずフィルムカメラを手荷物で持って機内に乗り込みます。
 
auto110は,なんとなく,思い出したように使っているわけですが,ともかくバッグの中に入れっぱなしで忘れてしまうその大きさと,電子制御シャッターとは言え,電池などのマネージメントがデジカメのようには要らないので,1年ぐらい忘れていて,緊急事態にあっと思い出してフィルム巻いてシャッターを切れる,そのお気楽さは武器かも知れません。もちろん,携帯デジには,まだまだ勝負して勝てる機種といえるでしょう。後は,今時,こんなフィルム一眼レフカメラなど,知っている人は若い人にはおられないので,取り出す場所によっては結構,受けたりすると云うことぐらいでしょうか。 Fujiさんがいつまでフィルムを作ってくれるのだろう。以上PENTAX Auto110, 2.8/24


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以前のアーティクルのコメントにも書きましたが,長男5歳の時,フォーカスが難しいので,パンフォーカスレンズも使わせてみましたが,彼が撮りたい距離では,全部Out of Focusになってしまいました。

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3歳児には,大きさ的には“Just my type!”ですね。かつて西表島で身長180cm以上,レスラーのような知人がマクロ付きのPentax 67をそのグローブのような手で普通の135カメラのように扱って蝶を追っかけているのを見て,感動したことがありましたが,二人と2台を並べて撮ってみたいですね。こういったフルラインフィルム一眼を楽しめた世界は,今のデジカメ時代,趣味人の単なる夢のようなものになりつつあります。
Commented by kyoko_fiddler at 2005-04-06 22:42
一番上のチコ君の写真、なんかアーリーアメリカン調のインテリアカタログとか、アメリカの猫の写真集に出てきそうな感じですね。何故かアメリカかカナダっぽく感じます。
お子さんの柔らかくてちっちゃな手がカメラを扱うのが、なんとも可愛い…この手で名作をものにしているんですね。
Commented by complex_cat at 2005-04-06 23:27
カタログモデルになりましたか。コントラストが高かったので,少し明度を下げるとともにコントラストを下げたらこんな調子になりました。レンズ自体が,なるほどちょっと昔の写りですね。
Commented by marmotbaby at 2005-04-07 00:05 x
auto110、良いですねぇー。お子さんが持っておられる写真をみると、本当に手の大きさとカメラの大きさがピッタリですね。
このカメラが出た時代以降のフィルムの進化を考えれば、画質的には許容できるクオリティが得られると思います。ただ、それがOlympus Penシリーズほどに語られないのは、ひとつにはタマ数の少なさで稀少品になっていることに加え、やはり110フィルムの故、でしょうか。コストパフォーマンスを考えれば、なかなか手を出しにくいですよね。
最近の110フィルムって、幾らくらいなんでしょう....?
そう言えば、私の最初のカメラ、父が買ってくれた組み立て式の110カメラでした。たぶん、実家に転がっていると思うのですが...。懐かしい。
Commented by nezumineko at 2005-04-07 00:28 x
PENTAX110とは恐れ入ります。
かなり気になるカメラです。
作例はあまり見かけたことはありません。
実は今まで、トイカメラ的なイメージを持っていましたよ。
構図、色調も私好みで嬉しいです。
Commented by complex_cat at 2005-04-07 00:28
AUTO110は息子が使えるかもと云う言い訳ができたので,かつてちょっと憧れたカメラに手を出してしまったというわけです。西表島に来られていたネイチャーフォトの騎手である宮崎学さんも,持っておられたのを覚えております。フィルムは,安かったものを一時買いだめしておりまして,値段忘れてしまいました。もちろんそんなに安いものではありません。コストパフォーマンスを考えるならば127フィルムよりも気持ち的には高いような気がします。現像代もプリント代もかかりますので,本当にノスタルジーだけで使うカメラになってしまいました。135フィルムも卸値が少しずつ値上がりしていると聞きます。年15%以上,使用量が減少しているそうで,そういうこともありうるのかと思いました。
 次回このカテゴリでは,ハーフ判を登場させるつもりです。そちらは,まだ,実用性は低くないと思います。
Commented by complex_cat at 2005-04-07 00:40
nezuminekoさん,気になるカメラというコメントは嬉しいです。 marmotbabyさんからは,ハーフ判を現役で使われているので,コメントが頂けるかなと思ったのでしたが。流石にフィルムスキャンは自身がなかったのでプリントから入れました。ハイライトには乗ってしまう方ですが,でも意外と線が細い描写をするので,ちょっと驚きます。ピントがキッチリ来るのは使う気にさせます。
Commented by marmotbaby at 2005-04-07 00:53 x
見透かされてしまいましたね(笑)。でも、それはカメラのせいではなく、C_Cさんのレポートが詳細で興味深いからです。
そうですね、確かに「フィルムスキャナから」というわけには行かないですね(『写真工業』(だったかな?)などでは、フィルムスキャナによる110フィルムのスキャナ法が紹介されたこともあったような....すみません、ウロ覚えです)。
ハーフ判のレポート、楽しみにしています。
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by complex_cat | 2005-04-06 20:09 | My Tool | Trackback | Comments(7)

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