Apple Computer
2005年 04月 11日
大学ではPC98が一台でも稼働していれば,当時はOA化されていると云って良いほどの状況でした。それでも個人で98を購入する大学院生も珍しくない時代が直ぐに来ました。大量のデータの解析を行うと云うことで,データの保存や取り出しを考えて,dBaseでCOBOLライクな言語によるプログラミングを独習しました。ニッチェ空間の重複度の解析ソフトなど,今見ても素人ながら頑張ったなぁと思います。大型計算機のFortranで動いていた計算ソフトの移植など,こっそりやっていろいろ勉強したものでした。当時のPC用のFORTRANパッケージは,どの製品も余り出来の良いものはなく,結局まともにコンパイルできるプログラムが作れなくて,Basicで書き直したり・・・
その頃,Machintosh SE/30とHPのDESK WRITERの組み合わせで,貯金をはたく人がりらほら出てくるようになりました。マックのインターフェイスは,当時ようやくMS-DOSが普及し終わった98では比べようもなく,まるで98がそろばんのように思えたものでした。大学の医学部など,研究費を持っているところは,100台単位でマックを入れたりするのも珍しくなくなりました。流石に今はWin機が主流となりつつも,医学部や生態学分野のマック好きはこの頃に種がまかれております。
当時は,HyperCardやSystatなど,Macを使っていない限り絶対に見ることも出来ないソフトも多く,98のどのモデルを買ったらいいのかと,アドバイスを求めに来る教官や先輩に,ほーらとばかり,Systatの三次元グラフをぐるぐる回して魅せたら,改宗にはほとんど時間はかかりませんでした。ささやかながら,布教活動をやっていた一人であったわけです。
Photo ShopやExcelはお陰様で,Ver.2から使っているわけで,特に,このソフトが出てからは写真はウソを付かないと云うのはウソになってしまったと言われたPhoto Shopの出現当時は本当に,その能力に驚いたものです。これらは,PSがちゃんと使えるSpy glassや他の画像解析ソフトなどと連携され,この環境は得難いものがありました。
いつの間にか,Macもカラーが当たり前になっていた環境で,これも最近までは,電子入稿する仕事などでAppleの独壇場であったDTPソフト用に,画像を取り込んだり僅かに色味やトーンカーブ,アンシャープマスクなどの調整したりする程度の使い方しかしてきませんでした。もちろん出力はピクトロまで使ったりしましたが,私は,写真分野のプロではなかったので,まぁこれは,単に使ったと云うことだけです。dojou7さんのプロの技を見たことなどもあり,もう一度ちゃんと,勉強しようと思うようになりました。
フォトショップは進化し続けながら、周りがどんどん変化しております。私のblogをリニューアルしようと思った一因も、写真というものがかなり変化している現実を見てのことです。
フォトショップを勉強するには、写真画像の基本を学ばれることをお勧めします。残念ながら最適な教科書が無い、あるいは一般的ではないため、自分で作ろうと思っている次第です。blogがその補助になりえると考えております。なお、私が大阪の塾で用いていたテキストがほんのわずか残っておりますので、必要でしたらお分けいたします。
今週末に大阪へ戻りましてからお送りします。少しお待ちください。