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135mmレンズ再び

今回は,家族にスキャンを手伝って貰ってのアーティクル作りです。

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不人気135mm名玉クラレンズ・マクロで,ご紹介した135mmレンズから二つ。Retina IIIcのアーティクルで本体をお見せしたSchneider-Kreuznach Tele-Xenar 4/135と,SMC Takmar 3.5/135をベースにした一枚玉改造レンズです。今回はマクロ撮影ではない望遠として普通の距離の撮影です。Retina IIIS/Flex用の交換レンズの多くにいえることかと思いますが,コントラストがくっきり出ます。それでいて,今のMTF曲線をコンピュータでシミュレーションして設計したレンズと異なり,描写,発色とも独特で,とても立体感のあるレンズだと思います。こういう天気の悪い日には,何か使いたい気分になります。
 この道路もそうなのですが,近所には行き止まりになっていてクルマが走り抜けることが出来ない私道が何本か入っております。その辺りも,猫と暮らすことを考えて良い条件かなと思った点です。

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ツバメを追ってうろうろする,チコ。最近,頭の上をツバメが飛翔するのを見ると,ジャンプしてひっくり返ったりしておりますが,ツバメには笑われているかも知れません。本人は,いたって真面目で,ストイックな狩人を頑張るべく毎日観察に出かけております。不遜にも応援したりするつもりはありませんが,あまり書くと野鳥関係者に怒られそうですのでこれくらいで止めます。
 AXに填めていないと,最短撮影距離4mで,フォーカンシングリングを動かすのも大変なこのレンズでピントなどは合わせられなかったショットです。CONTAX AXが発売されたときは,クラレンズフリークが本機を使って,よくレンズ遊びをやったようですが,未だにやっている人,見ないなぁ。
CONTAX AX, Schneider-Kreuznach Tele-Xenar 4/135


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このレンズ,今回最後の画は,以前別のアーティクルでMINOLTA A1による画をお見せした龍郷の海です。場所やアングルは少しずつ違うのですが,往年の名玉ROKKORで撮った画も,以前出しましたね。白波が立っているところは,かなり遠くに見えますが,そこまでリーフが続いていると云うことです。
CONTAX AX, Schneider-Kreuznach Tele-Xenar 4/135


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変態改造レンズの一枚。ソフトフォーカスレンズか,或いは収差可変レンズのように見えますが,カビと錆でタダで拾ってきた往年のPENTAX SPシリーズ用の旧レンズの或るレンズ玉だけを生かして作ったワン・ピースレンズです。もちろんそのワン・ピースにはカビも傷もありません。作り方は,或る方に秘伝を教えて頂きました。基本焦点距離が変わっておりませんので,その辺りでご想像下さい。
 けなげにもAXはAFでピントを合わせました。MFでピント合わせすると,収差の酷さで,全然自信を持てませんのでどうやっても博打です。もちろんAXに合焦して貰っても,博打であることには変わりはありませんが。これは,開放で撮っておりますが,絞り込むと暗くなるので,ピント合わせがやりやすくなることはないのですが,収差も目立たなくなります。一種の可変収差レンズと言えなくもないです。もちろん,間違っても暈け量可変のSTFレンズの代わりにはなりませんけど。
 自重で,布団の中に沈んでいくチコベェです。ネガをVeuScanのデフォルトで取り込んだだけで何もいじっておりません。コントラストは遊べるぎりぎりかと思いますが,もちろんデジタルデータ化に際して,いじることも出来ます。しかし,伝説のワン・ピースは,コントラストも発色も素晴らしいのです。私の「リンク集などなど」から‘Cafe bubu’のサイトに行って,[Photo]から入ってみてください。誰も見たことがない世界があります。
CONTAX AX, using only the piece lens of SMC Takmar 3.5/135



この二本は,何でか分かりませんが,比較的よく使います。AXに着けられるので,AFで使えると云うこともあるかも知れません。他の手元にある135mmは,全てExactaマウントなので,プラスティッキィなX-700で使うというのが余り楽しくないからだと思います。EOS用のマウントアダプターでも買っておこうかと思わず思ったり。Kiss D N買いやすくなるし。α7Dは問題が多く,様子見です。下手するとコニミノ自体のレンズ交換式一眼レフカメラが消滅するのではと心配しております。折角ユーザーフレンドリーで描写も素晴らしいレンズを作ってきたのに・・・勝てないチームのファンは辛いところです。京セラが撤退した今,なんとか頑張って,カメラメーカーの多様性を維持して欲しいところです。
Commented by kyoko_fiddler at 2005-04-12 11:20
この海の写真凄い色ですね…。

チコ君の狩人の目がかっこいい…。
Commented by complex_cat at 2005-04-12 11:30
寸評を有り難うございます。露出を切りつめたら,何とも言えない発色になりました。数千円のレンズです。これど○貧クラレンズ遊びの醍醐味です。
チコが凄く大人に見える一瞬です。首輪をしていて,一緒に暮らす家族のことは好きで,夜は一緒に床に眠ることを求めても,僕はこういう存在だということを主張しているようにも見えます。
Commented by kyoko_fiddler at 2005-04-12 13:44
ああ、キミは猫なんだねって 思い知らされる瞬間ですね。
Commented by kenpyan4 at 2005-04-12 13:48
暗めでなおかつ明るい海。かっこいいです。
なぜかメロンを連想しました。

上二枚のチコ氏は、色を変えればライオンですな。
一番下は、この柄で毛布なんかつくりたいかも?!

訳の分からんコメントをしてしまいましたが、こんな感想を持ちました。
Commented by complex_cat at 2005-04-12 19:15
kyoko_fiddlerさん,普通のニャンコ写真は巷に溢れておりますので,うちの二匹でしか見られない画をいつも考えます。野良猫でもいわゆる飼い猫でもない猫の生態というのが漫画「クロ號」の帯のコピーでした。
 あっちはフィクションでしたが,こちらは実写版を目指します(笑)。「號」というのは,猫や犬などに着ける戒名だそうですが,題名が暗示するように,最終回が終わってしまいました。涙と鼻水まみれで看病疲れで眠ってしまった飼い主のヒゲさんに対して,様々な経験を経てボスネコになった主人公はあくまで淡々と深い眠りに入ります。見事。
 kenpyan4さん,メロンといわれて,なるほどと思いました。緑と赤がそんな色ですね。
 チコを歩いているところを横から撮ると,意外と頭が小さく見えるのですよ。ピューマとかヒョウとか大型のネコ科とプロポーションが余り違わない気がします。毛布にとけ込むチコで,この毛布特にお気に入りです。
Commented by kyoko_fiddler at 2005-04-12 19:18
>歩いているところを横から撮ると,意外と頭が小さく見えるのですよ。ピューマとかヒョウとか大型のネコ科とプロポーションが余り違わない気がします。
チコ君、頭がくりんとまあるいから 尚更ですよね。
いつも、公陳丸君とチコ君の表情を観ていると、時々「あ、そうか 猫だった」と思わされています。
Commented by complex_cat at 2005-04-12 19:53
どういう生き物が,猫なのか,人によって認識や定義も違うでしょうけど。私も彼らは,猫だと思います。でもチコの場合,この状態でも,パトロール中とかノルマの最中ではないので,私のところに飛んできてくれます。
Commented by nekoromochi at 2005-04-14 14:18
ウニョロォーっ≦ ̄δ ̄≧З
そういえば、うちにも超格安クラフトのソフトフォーカスレンズ「スーパーソフトロントロン」(90mm/f 5.6相当)があったんだっけっ! たしかっ……≦ ̄□ ̄;≧З

使い捨てカメラの単レンズを卒業証書を入れる筒につけて作った、あの「スーパーソフトロントロン」……、一度だけ使ったきりで、どこにしまったんだろうっ≦ ̄Δ ̄;≧З
Commented by complex_cat at 2005-04-14 16:32
スーパーソフトロントロン,凄い名前だ。ワンピースレンズは中心部は少し芯がないとそれに綺麗な発色とコントラストが出るレンズでないと結局1回使えば飽きてしまいますよね。
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by complex_cat | 2005-04-11 22:01 | My Tool | Trackback | Comments(9)

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