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使い回し

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古いシクロクロスのフレームをベースに、中古部品や師匠からの譲り受け部品、パーツのマッチングや調整の詰めがイマイチで、放置してあったGT
のフルサスMTBからパーツを引っぺがすことで、なんとかグラベルクロスモドキができつつある。タイヤその他をいじるのは、資金的に余裕ができた後でと考えている。まあ、例によってママチャリ費用とほとんど同じで組むみたいな感じでやっている。
 庭でチャリンコをいじっていたら、ナッチがずっと見ていてくれた。彼女は、神経質で、怖いので外には出てこない。

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 師匠のおかげでSHIMANO 105の10Sのブレーキ&シフターが手に入ったので、初めてのドロップハンドルのケーブル取り回しセットと、中古のスプロケット10Sを、これまた、最初に手に入れてしばらくMERIDAのハイブリッドバイクで使っていたホイール&ディスクブレーキセットに嵌め入れる。リアディレーラーはTIAGRA、フロントは更にグレードが低いものという、使い回しのありあわせ。ディスクブレーキは絶対だったので、このフレームが手に入った時には嬉しかったが、肝腎のディスクブレーキユニットは、腐ってもSHIMANOだが、廉価モデルの中古。
 まあ、ディスクブレーキも、今時の驚異的タッチのロードタイプのオイルディスクなら、長距離の高速ダウンヒルやるような人に限って言えば、相当なアドヴァンテイジがあるのだろうけど、そこそこのワイヤー引きのディスクブレーキだと、よく出来たカンティブレーキを凌ぐことは間違ってもなくて、単純に私の好みというだけのことである。
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 シクロクロスロードとはいえはじめてのロードバイクのパーツ組みは、クロスバイクやMTB組むのとはかなり違っていて苦労した。ブレーキやシフターのインナーワイヤーどこに通すの、どこに引っ掛けてどうやって引っ張るの、みたいなところから。
 グレード上がると、節度感が上がるため、引っ張るスプリングの張力も半端ない。チェーンを張るのとディレーラー調整が一番苦労した。
それでも世界のSHIMANO、変態自作派には、こんなサイトが存在しているおかげで、とても助かっている。
 既に105は11S化しているけど、私には10Sで十分という気がした。ただ、格好良くローも比較的小さなギヤ比でまとめられているようなものが無かったので、いつもの通りワイドレンジになった。リア・ディレーラーのキャパ、越しているかもしれないが、なんとか問題なく10S☓3Sのディレーラー調整を終わらせた。いかにも素人くさいデタラメさ。そう、フロントもクランクはシクロクロス用(TRUVATIV製)のものだったみたいだが、ロードなら順当に2Sになるところを3Sなので、超ワイドレンジの30段変速の変態。普通はそれでなにか良いことがあるわけではないのだが、とても中二っぽいことになっている。でも、気にしない。

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 ステムもロード用がなかったので、今時は普通の技らしいが、MTB用のを倒置して使ってる。これもロードの店主からのアドバイスのまま。わたしがカネを使わずに楽しもうとしているのをよく理解していただいている。本当は、40万ほどキャッシュで用意して、「これで、ちょっと遊べるのを作ってください。」みたいに言えたら、どんなに良い客か、と思ったりするのだけれど、金にならない客である。

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 チェーンだけは、ずっと8Sまで用を使っていたので、ローロバイクのお店まで買いに行った。それでも僅か、半日で組み上がった。すぐに緩む癖がついてしまっていたクランクボルトの固定など、いろいろ苦労するだろうというころは、先手を打って、パーツの取り寄せや確認をやっていたので、ちょっとしたものである。
 考えてみたら、前輪も最初MERIDA改に使っていたやつだし、サドル(調整前)も、末っ子のぶら下がりのMTBについていたもので、彼が尻が痛いというので、取っ払ってMTBに使えるママチャリライクな安価なものに交換してダンボールで眠っていた分だ。彼がコケた時に塗装が剥がれたまま、とても具合が良い。

 ありがとう、マスター・オラティエ。貴方のおかげで、初めてのロード的なバイクを我が手中にできました。ジュダイの試験がチャリンコ組みだったら、一応、第一段階は合格できましたでしょうか。

 夜、ワイフとお茶するときのお茶菓子を買いに、近所の遠い方のコンビニまで、闇夜を試走したけど、やっぱり古くても、正当ロードとはちょっと路線が違っていても、やっぱり腐ってもロードはロードで、タイヤもまだ、クロスバイクの32Cのままなのだが、驚くほどの速度感で往復できて、やばいやばいとつぶやきながら帰ってきた。思ったよりも自分には馴染んだので、いじるところは山程あれど、現状これで、乗ってられる。

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 その後、Leica M6 TTL Millennium NSH Special Edition は、TTLストロボ調光が可能だと分かっていたので、SUNPACKの交換型DXシューのパターンを見ていたら、YASHICA/CONTAXのそれが、一つの接点だけ欠損しているがパターンが一緒だった。で、嵌めてみたら、チャージ信号と適正光量インディケータがファインダー内では見られないだけで、そのままTTL調光ストロボとして使用できることが分かった。ただ、シューの隙間厚がLEICAのものは薄くて、嵌めるときに少し抵抗がある。ヤシコン用のDXシューは二個あるので、一個、薄く削ってみようかと思っている。

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 一応ストロボメーターを持ちだして、発光量を測ってみたりしたが、どうやら適正光量の範囲内にある模様。使い回しっていうのかわからないけど、なんとかなった。
 ちなみにDXシューは、各メーカーのTTL調光制御が、レンズの絞り情報や距離情報を電子接点を通してやり取りしながらさらに複雑な補正をやったりするのが当たり前になって、その結果、パテントとかで固められて、各メーカーの仕様をフォローしていくのが実質的に不可能になったせいか、消滅していった。MINOLTAなど、初期のフィルム一眼用のTTL調光ストロボは、末期のフィルム一眼や、デジカメになったαに対応できなかったりしているのが一例だが、仕様の変更がよく分かる。

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 あまりにも、素敵な発色と描写のJUPITER 3。Zeiss Ikon Sonnar 50mm F1.5のデッドコピーだが、この個体は当たりだったと思う。MINOLTA CLEと安原一式で使うためにロシアンレンズ専門店から購入したものだが、今はミラーレス一眼で使うことの方が多い。そもそも、渡しの場合、時事たる一眼用にレンズをほとんど購入していない。多くが90年代の銀塩時代のAFレンズで、レンズ後面とCCD間のハレーション未対策設計のものばかりだが、それなりに使えているので、問題にしていない。AFレンズどころかフィルム時代のMFレンズが未だに使いまわしで、レンズの重要な構成をそのままになっている。マウントアダプターは、Kissデジ時代以前にEOS RTなんていうペリミラクルミラーというクイックリターン機構が存在しない極少シャッタータイムラグの機種があって、そのあたりもZeiss レンズを楽しむために、CONTAXと混ぜて使っていたのだが、クラシック/セミクラシックカメラ&クラシックレンズ/MFレンズを無節操に使ってきたことが、今のデジタル時代でも、まあ、何でもとりあえず使って使い回しみたいなことができているのかもしれない。
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 このM型用の広角レンズは、一眼レフに比べれば、かなり小型のレンズだけれど、フランジバックを持つ一眼レフ用のレトロフォーカス型で、レンズ後端が飛び出したりしない。おそらく散々ここで書いてきた幕面リアルタイム測光に対応した仕様なのだろう。
 で、これをヘリコイド付きのマウントアダプターでAPSサイズデジイチで使うと、結構な接写が可能になる。
 公陳丸のお墓の画は、いつ撮影しても、大抵こうなっている。ワイフが供え物と水を替えているのだ。
SONY α NEX-6, LEICA ELMARIT-M 1:2.8/21
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 このレンズ凄まじくよく撮れる広角で、こんな使い方せずに、フルサイズの21mm、フィルムカメラとして使うべきなのだろう。撮り貯めているのだが、現像したもののアップはもう少し先になりそう。
SONY α NEX-6, LEICA ELMARIT-M 1:2.8/21

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 おそらく使い回しというのは、本来は、不必要になったシステムを処分して新たに新システムを導入するのに比べて、案外コストが掛かり、そのコストそのものだと思うけれど、制約や面倒さと不可分だと思う。ドカンと金を出して現状での一番よいシステムを購入し、それが古くなる前に、オークションなどで処分して換金、新たに最新のものを手に入れるというのも、結構なコストだと思うが、それを平然とやっている人を見ると、やはりソッチのほうが賢いし、享受できるものは多いのではと思わないでもない。
 真空掃除機と言われた、MacroPlanar、その万能タイプの100mmの方の画だが、今時の5軸手ブレ低減が着いた最新のマクロレンズの描写は、きっと、素晴らしいものだと思うのだけれど、この画を見て十分じゃないと思うこともないわけで。
SONY α NEX-6, Carl Zeiss MacroPlanar 2.8/100 T*


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 上の部分拡大画像。ユッチの目の中には、逆光で玄関に立つブルーのTシャツを着た私の姿がちゃんと写っている。これなどは、今のデジカメ技術との合わせ技なのだが、やっぱり使いまわしで十分幸せになれるので、それでいいかなと思ったりするのである。
SONY α NEX-6, Carl Zeiss MacroPlanar 2.8/100 T*


Commented by oratie at 2015-10-13 09:31
フォースと共にあらんことを!
Commented by complex_cat at 2015-10-13 17:12
あ、GTのMTBですね(違う。
Commented by complex_cat at 2015-10-13 17:25
SRAMのダブルタップレバーだったっけ(自転車脳症進行中
Commented by oratie at 2015-10-13 23:43
失礼、シマノと共にあらんことを!
Commented by complex_cat at 2015-10-14 08:41
ジーク!シマノん!!
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by complex_cat | 2015-10-12 23:17 | My Tools | Trackback | Comments(5)

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