今朝の二匹
2005年 04月 18日
思えば,公陳丸は猫嫌いで,この子は,一人猫としか育てられないなと思っていたのです。知人で沢山の捨て猫を抱える友人にも,もし分けないのだけれど,公陳が居るところで,引き受ける自信がないと断っていたのです。しかし,全く私自身がひょんなことから,子猫を2匹拾ったことにより,状況は変わりました。公陳丸の父性表現に驚くと同時に,その不思議なキャパシティは私を虜にして,ますます,深く猫の行動自体に興味を持たせてくれたのです。
不幸にして相次いでその2匹の義弟を失った彼は,一時期精神の安定を欠いたように私たち家族には思えたため,慌てて義弟候補を探していたところにやってきたのが,このチコでした。
思えば,とても不思議な縁です。
K: おい,俺たち,いつもただの可愛いニャンコだって思われているぜ,兄弟。ちょっとその辺の飼い猫とは違うところを見せて,ハードに決めるか。
C: だって,可愛いただの飼い猫だもん。でもいいや。OK,これでどう?
K: ちょっとなんか,二匹の「猟犬」が突っ立っているみたいだなぁ。まぁいいか,チコ,なにか一言言って決めろ。
C: え〜とぉ・・・舐めんなよ。
って言っているかどうかは定かではありませんが。