十分に光がある状況ではiPhoneがそこそこメモ撮りに撮れるので、私もご多分に漏れず、気がついたら余りコンデジでは撮らなくなった。AW130はもっぱら悪天候時と割りきっている。久しぶりに綺麗な光とreflexを見つけたが、フィルムカメラ、デジイチを持ち歩く余裕がなくなってきているのだが、ここは使えるスポットだなと思って、テスト。手元にAW130があったのでそれで撮った。 ずっと持ち歩いているが、最初の何度かの充電を終えて、思ったよりはバッテリーライフも保つかなという所。GPS機能はフィールド動き回っている使い方としては画像整理には便利。この世代になってようやく、同世代のGarminのGPS並の測地までの待機時間となった。以前は、フィールドでGPSデジを使っていると、測地してくれるまで、馬鹿みたいにボーッと待っている必要があって、ヘタするとそれでも無理、みたいな状況は頻繁だった。有害鳥獣捕獲管理で、気の利いた行政官は予算とって猟友会にGPS付きのデジカメ配りまくって捕獲地点解析などに活かしているが、気の短いお年寄りが多いところだと、大変なんじゃないかと思ったり。 本機でも森林内でコールドスタートすると、なかなかGPS衛星が捕まえられなかったりするけど、なんとか実用の範囲内になったなと感じる。これで我慢できなかったりするとGarminのGPSも我慢できないという話になる。 AW130は輝度差のある被写体に対して画像合成でラチュードを広げたりする「飛び道具」を持っていないのだが、フィルムだって本来はそうなので、ポジを使うつもりで撮る気分。
空を発色するべれるまで落として、ヒルガオの青も潰れないよう切り詰める。露光補正ではなく、手抜きのAEロックでフレーミング移動で済ませる。
こっちの画は空は広く青く発色して雲との協会も良いのだけれど、ちょっとヒルガオを沈めすぎた。レフ板で起こすとか、丁寧な一手間しなくなった。
わたしの行きつけの自転車マイスターNさんのお店に通じる通路。ここはニャンコが多い。面白いことに、Nさんの協力を得てスーパーママチャリを送った姉上夫婦は、かつてNさんが自転車のメンテをしていた、元水産学部のF教授の逗留先だった。F教授は大学の状況の酷さに見切りをつけて(詳細は書けない)、教授職を捨てて民間に移り、今は神戸の企業努めと伺っている。彼についてはチャリンコで幾つかの伝説があるが、それについても余りここに書くわけにも行かない話ばかり。ただ、世間は狭い。
マイスターのNさんは、例の特殊改造をお願いして、シティサイクル用のハブをクイックリリースにしていただいた方だが、ここの猫たちの飼い主ではなかった。ただ猫は大好きで、一度死なれて、「あんな悲しい目に合うのは耐えられん」と二度と猫を飼わないことにされたそうだので、猫好きであるのは間違いない。 Nさんは、中古の再生チャリを作りまくって売ってもおられる。物凄く安価な値段がついて居るのだが、全てベース部分のパーツの吟味やプロの調製の味が素晴らしい。シティサイクルでその領域が合ったのかと感嘆したほど。そのうちの何台かは、かなり面白いものであったので、話通じるかもとお見せしようと思って持ってきたわたしのキメラクロスバイク。やはり、面白がってくださった。
ハンドルはライザーバーでフロントはロード用のカーボンで、700cのキャリパーブレーキ、フレームはカナダCOMMENCAL製MTB。リアは街乗り用の26インチでディスクブレーキ。小径38/32/24Tの三段クランクギアで、ママチャリよりも出足もよろしい。むかしの黒電話のようなベル付き。クロスともハイブリッドとも呼べない。「キメラ」と呼ぶしか無いと思っているので私が勝手にキメラバイクと名付けたのだが、まぁお気に入りの変態バイク。
ずっと、全天候型コンデジにはSonyのCybershot DSC-TXシリーズを使っていたのだが、このニコンのAWシリーズも悪くなかった。ただ、フォーカスが適当に来てなくてもショットを落としてくれるようにはできていなくて、シャッターチャンスはかなり逃している。どうせコンデジのコントラスト検出AFでは、デジイチや位相差AF内蔵CCDのミラーレスみたいな飛翔昆虫を狙うみたいなのは端から無理だが、飛翔しているトンボに向けてレリーズしようとするとCybershotではちゃんとシャッターは落ちるがフォーカスがほとんど来ないようなショットで溢れ、AW130だとシャッターが落ちることすら無かったりする。この場合、前者の仕様の方がまだ使い所があるので、その部分は、ちょっと私向きではなかったなと思う。
ハウジングに入れなくても高耐水圧仕様ということで、シャッターレリーズが低速シャッターを切ろうと思うときにはやはり硬すぎるというのが、ウィークポイント。数十メートルの耐水圧がかかることを前提としていれば、レリーズはソフトタッチには振り様がないのでしょうがないというのが痛し痒し。
ゴーヤチャンプルー的豚肉と豆腐のゴーヤ炒め。TV画面での表示向きにアスペクト比を変えられないのも、モジュールのコストダウン故だと思う。スティルの場合はいいけれど、動画の時にはちょっと気になる。動画は余り使わないが、おそらく同じ撮影モジュールを使っていると思われるCOOLPIX S7000を長男がストップモーションアニメ作りに使っていて、彼の指摘で初めて気がついた。
この辺りは、実売20,000円もしないコンデジで、Wi-fi接続によりスマホ画面連動で撮影アングルも自在なコンデジにそこまで求めてはいけないのだろうけど、ハイビジョン動画撮影時のアスペクト比が充足しているのが、その部分は売りであるはずのSony製Cyber-shotの矜持なのかなと思ったりする。
ボートの白がぎりぎり浮かび上がって空が青く落ち、照葉樹の背景が潰れないみたいなタイミングを考えれば、もう少し早くここに来る方が良いのかもしれない。フィルム撮影シミュレーションになっているか、自信がないのだけれど。