水系ウォッチ
2005年 04月 29日
カワゴケソウ科は日本で2属6種が確認されています。立派な顕花植物で,苔でも,藻でもありません。温帯域にカワゴケソウ科植物が生育することは世界的に見てもきわめて稀で,日本では南九州,屋久島のみに分布しております。花が咲くと分かりやすいので,その季節を待ちます。これの種子散布は,誰がやっているのかという話があって,水散布だと上流には絶対に上がらないはずで,恐らく動物に付着して絶えず散布が行われているはずなのですが。何者が手助けをしているのか分かっておりません。
しかし,私自身,この植物にも興味があるのですが,楽しいのは,この水系の環境多様性です。近くにアウトドア関係者がクライミングのゲレンデとして使っている場所がありますが,巨岩や一枚岩,巨大なホットホールが目に付くのですが,南九州ではこのような場所はとても少ないのです。
渓流なので,こうやって浅瀬に身を寄せているのがカジカガエルのオタマなのか・・・残念ながら分かりません。
CANON IXY DIGITAL 400
おたまじゃくし、大きさがわかりませんが、ヒキガエルのような気がしますが。
アカガエルかヒキガエルかなと思います。