掟(或いは オコトヌシの最後始末記)
2005年 05月 02日

そして,それから9日後,連休前半に,知人がここを通りかかり,私たちが森林内に移動させた死体に気がついて撮影したものを,ついでに載っけます。もの凄い腐臭がしたので気がついたそうです。c_cさん,何かしませんでした?と訊いてきてくれたので,うん,死んでいたから,持って帰って食べようか散々悩んだけれど,仕事忙しかったし,レンタカーに積むわけにも行かないし,とりあえず,アスファルトの上で腐ると凄いことになるから,林の境界までパートナーと運んだよ,と私。
画には,確かに彼を呪縛していたワイヤーが絡まったままでした。
これを撮影する一日前,ほとんど蛆で覆われていたそうです。彼が多忙だったのと蛆と蠅のすさまじさに,流石に気後れして写真が撮れなかったそうで,そして翌日,やはり記録せねばというナチュラリストと研究者の意識で再度訪ねてみれば,驚くべきことに,この1日であっと言う間に,ほとんど骨になっていたそうです。この画でこんもり盛り上がっている蛆が全体を大尽くしてうごめいていたそうで,彼の厚意でここのブログに載せることが出来ました。水中生物分野ではかなり有名な写真も撮っている人ですけれど,長く留まりたい場所ではなかったようで,デジカメのメモ的撮影の分はかなり適当だったと本人談。彼には何も伝えてなかったのですが,私が欲しかった写真を撮ってきてくれて有り難うと,私。宮崎 学さんの作品ような定点観察ではないのですが,どのくらいの期間で何が起きるのか,自然界の貴重な秘密を教えて貰いました。死亡してから僅か,10日間の出来事です。これじゃぁ,これだけ大きな動物が死んでも,死体などあっと言う間に分からなくなるはずです。偉大なる分解者のお陰で,オコトヌシの末裔は,祟り神などにもなることなく,静かに大地と空へ霧散していきます。奄美など,昆虫のアクティビティの高いところでは,かなり分解も早いでしょうけれど。
どなたかが,自分自身に対して良からぬことを考えて,富士の樹海や屋久島のような場所で,美しく人生を終わせようとしたりしても,実際は,「鳥葬」ならぬ「蠅葬」とも言える状況になることを,お伝えしておきます。因みに,蛆は軟骨から骨の一部まで食べてしまいますから,正確な計測を行うための骨格標本を作りたい場合は,使えないということは余り知られておりません。それぐらい,蛆君のムシャムシャにはすさまじいものがあります。
翌朝、ネズミは白骨化しておりました。自分でも説明できないのですが、恐いとか、気味悪いとかじゃなく、なんだかものすごく「納得」したのを覚えています。ある意味、感動しちゃったのかもしれません。
小学校3年生の時でした。ただ私の場合、その白骨化した骨を持って帰りたいなと思ったことでしたが。
知人によると一日前は,びっしり蠅がつくと同時に,中で無数の蛆が蠢いてこの大きな巨体全体が,うねっていたらしいです。その状態が見たかったのですが・・・もう,大部分が死体の周辺に潜って蛹化しちゃったようです。
dojou7さん,少年期から素晴らしい感性でいらしたのですね。道ばたで死んでいるとなると,ドブネズミの可能性もあります。水路はありませんでしたか? 尻尾,白っぽくなかったでしょうか?
ともかく,食べられる早さに絶句しました。羽化した蠅をまたクモやカエルなどが食べるわけですから,良くできてますね。
そのときの記憶が、その後わたしの脳みそのなかで改竄されているのか、実際にそうだったのかわかりませんが、蛆の蠢く音なのか、ムシャムシャの音なのか、そんな高い周波数の音も共に記憶されています。
何かで読みましたが、骨格標本つくりには、蛆よりゴキブリを使うとかって…。
ううむ、さすがに骨を持ってかえるという発想はなかったですね…わたしは、石ころを持って帰る性癖を有しておりましたが、骨は恐かったんじゃないかな…。
私自身は今まで,生き物やそれに類するものを見ていて怖いと思ったことはありませんが,唯一怖いと思った事件がありました。それはまたの機会に致します。ヒント:やはり一番恐ろしい動物が係わっております。
楽しんで読ませていただいております。
タイムリーなことに近所に住んでいる猫がネズミの死体を置いていったので観察してみました。発見してから5日ほどです。
乾燥してしまい分解されないかと思っていたらフワフワと動くのでひっくり返してみたらこのとおりです。
この後、獲物を見失った軍団はなぜか例外なく西に向かいました。(画面右)別に西に何かあるわけではないのですが。
蛆にも方角を知る器官があるのか?と観察してしまいました。
ちなみに2〜3匹蟻に攻撃されてました。(∋_∈)
注意:苦手な人はみないでください。
http://skysusuki.cside.com/miruna.html
この写真の場所は東京都区内の住宅街です。この付近には土の露出した庭が多いですが水路や川はありません。すぐに下水に流れ込むようになっているので側溝の蓋なんてのも存在しません。
最初の頃不思議でした。(笑)
東京に住み始めてからネズミを見たのはこれが初めてだったりします。
カラスがいること、猫が常に近所にいること、近所に飲食店がないこと。そのあたりが原因と思われます。
ちなみに、今朝見たら無くなってました。近所の人が片づけてしまうような場所ではないですし、ここまで腐敗したモノを猫やカラスが持って行くとも思えないので。はて(?_?)
これからも楽しみにしてます。(^○^)
足が樹上性のタイプなので,ドブやハツカネズミではないですね。持っていったのは,なんでしょうね。こちらの方でしたら,トビが死肉食いをやりますが。

