ネットで、特にマクロ撮影にコミットしてるオジさんたちの耳目を集めたのがこれ。Amazonポチで買おうと思ったらあっという間に品切れ、プレミアムの付いた中古品が並ぶようになってしまった。
実は最初にアマゾンでポチするときには、品切れではなかったのだが、うっかりkindle版を何の手違いかポチしてしまって、次の瞬間には、高騰した中古品しか無いという状況を味わって、かなり凹んだのであった。お陰で、その日から二日間、kindleで記事に目を通す元気など消滅してしまって寝た。
どんよりしていてもしょうがないので、ワイフと一緒に出かけたときに久しぶりに本屋に立ち寄った。しっかり積まれていてこの手の雑誌は本屋さんだなと思った。
CanCam2月号のシマホにクリップオンする自撮りLEDライト。ちなみに、この雑誌自体は“I can campus”(アイ・キャン・キャンパス)の略で、すなわち「キャンパスリーダーになれるように」の意”が名前に込められていて、創刊時、女子大生をターゲットにしたファッション雑誌という理解で良いのかなと。
ハート型のクリップオンLEDライトは、発光させるとかなりの輝度を示す。 被写体との距離によって、こんな写り方もする。グラビア印刷のドットが見えるレベルの部分拡大。
黒牛と大根と玉ねぎのすき焼き風煮物。しっかり味がしみてて美味しかった。 雑誌のおまけとは言え、リングストロボと同じ理屈の思った以上に輝度の高い無影照明機材なので、物撮りには割と良いかもしれない。思ったよりも大きいので、ジュエリーみたいな小さいものでなくても、適度な効果が見られる。リングストロボでは、被写体は発光させるまで、低照度だったりするので、フォーカス補助のためのモデリングランプが必要だったりする。実際、最初から照明されている方が、使い勝手は良いのだ。場所を取らない高輝度LEDのお陰で、ストロボよりも安価なLED照明の方が、お手軽な状況になっている。
豚軟骨と大根のマース煮。岩塩と日本酒、僅かな味醂だけで味付けした。こういうの作り出すと、塩だけで味つけする料理って本当に美味いって思う。全般的に料理は明るく写るからスッキリした印象の絵を並べるにはちょうどいいかもしれない。
ヤクシマルリセンチコガネっていいたいところだけど、センチコガネ。高標高域はオオセンチコガネのゾーンで低地のセンチコガネとの混在域は200mだと云うレポートも観たが、頭楯が台形でなくて丸っこいのはセンチコガネなんでそのあたり気をつけて観ていないから何とも言えないが、オオセンチコガネの方とは余り遭遇してないような。
「信じられるかい?宝石みたいだろ? これ全部ウンコだけでできているんだぜ。」って何度でも言いたくなるほど美しい構造色。
当たり前だか、このオマケは、スマホで使うように設計されている。だからコンデジとかレンズを真ん中にしてクリップするのはたぶん無理。DSC-TX系ならギリギリみたいだが、やや望遠側でないとケラれる。当然、全域で望遠マクロが使える機種でなければ、マクロ撮影的に不利。
そうは言っても夜、光のないところで、こんな感じで内蔵ストロボよりも光がうまく周った画が撮れるのは、かなり偉い。マクロ撮りオジさんが目をつけるはずである。 CanCamの自撮り用LEDライトを家族に向けると、皆、目がぁ目がぁっていうくらい明るくて、特に語感が鋭敏な末っ子は、ものすごくきついと言っていた。カメラの絞りをポートレイト向きに効果的に開かせるだけの輝度があるのだけど、猫を撮るには、ナッチのかを見てもらえば分かる通り、眩しすぎるし、昆虫や食材、無生物なら問題ないが、そもそも人含めて、暗くなった時間帯では哺乳類向きじゃない気も。ストロボは、光っても瞬間光だし基本、
使うとしても間接照明同様にバウンスで使うから、直接、彼らに照射光を当てることはない。
これで自撮りできる女の子は、私から見ると一種の超人。明るいスタジオ撮影での対処にも慣れているか、順応能力が高い人なのかも。昼間の補助光として使う場合だとまた印象が違うと思う全然そういう印象ではないけど、夜、虹彩が開いている時間帯の室内だと結構眩しいことは確か。
ナッチの画像がフォーカス来てなかったので、チコのを一枚追加。
小さなものの物撮りにはかなりいいかもしれない。でも独特の形の反射で、これで取ったことがすぐ分かってしまう。学会発表の画像で、これとスマホを使ったものを出す豪の者がそのうち出るかもしれないが。
さて、もう少しいろいろ使ってみるかな。この雑誌のこの号を更に買い足して、両手の指にはめて、ツインライトにしたり、3つ合体させて、クローバーライトにしたりするほどの覚悟はないけど。買わなくてもとりあえず、本屋さんに走ったオジさんが二人、三人と揃ったらそういう技も使えるようになります。オフ会で購入者は皆、持ち寄って試したら良いと思います。