次男が「久しぶりに高速で廻して楽しくなるの作りたかった」って言って作ってたgifアニメを借りました。きちんと一発一発発剄しながらこのタイミングで一呼吸で撃ちだせれば、馬賢達老師には勿論及びませんが多少使い物になるかもしれません。下半身が全く動いてないようにみえるけど、暗剄できればやってみるとか。翻子拳の練習用とかにどうぞ。
ずっと中心部を見ていると、異空間に吸い込まれたり....はしないか。
翻子拳の動画がないかなと思って探していたら、ジェット・リーが映画「少林寺」にカンフースターとして登場する前の表演大会冠軍(チャンピョン)の頃の可能性のある動画が出てきた。顔がよくわからないが、彼の別動画の翻子拳を演舞している動画と風格が同じなので、彼であると判断した。
「少林寺」撮影後、実戦系の指導を馬賢達老師から受けて、表現がより実戦的な格闘を目指す前の動画だと思う。老師からの指導体験は彼にとっても相当ショックだったと当時の武術雑誌で呼んだことがあるが、当時、彼の域に到達していた故に学べたことはかなり有ったと思われる。
その後のハリウッドでの活躍や目の肥えた人間を唸らせるような格闘シーンの進化など、アクションスターとしては、むしろ実戦的な用法にコミットできないと本当の意味での迫力ある演技は表現出来ないであろうから、彼にとっては必要なことだったと思う。「全て本物」のコピーでデビューした彼においても、一つのターニングポイントであったのかもしれない。
馬家直伝の通備拳系翻子拳の用法などここにあったりする。初撃を崩さずに受けるだけだと死角から襲いまくる連続攻撃に嵌り、瞬時に後ろから急所を撃たれる。空手を仮想的にしているのは、空手が物凄く強い武術である故。多くの中国武術を実戦想定した場合、リファレンスとしてハードルが物凄く高い故。このあたり分からない人は結構誤解する。
ネット動画時代になって、秘伝であったはずの名だたる老師の映像が出ていたりするが、後継者や門派の維持もふくめ、凄さを開帳して見せてちゃんと評価をしてもらう、あるいは実戦的なエッセンスをキチンと見せて国内外の武術ファンを獲得してセミナー主催といった、ソ連崩壊後のシステマのビジネスモデルみたいな方向に舵を切った部分もあるのかもしれない。
どちらにしても口訣なしやポイントを態と見せない表演など参考にしても体が壊れたりするから、なんでも見せてもらえているわけではない。
と明後日方向につらつらといろいろことを書いているようですが、最初のgif動画は「すごーい!」「たのしー!」「おもしろーい!」で大丈夫なので、どうか楽しんで下さい。
PSー長男に聞いたら、多分、『ジョジョ』の「無駄無駄無駄無駄っ!」と「オラオラオラオラっ!」にかけているらしいとのこと。さすが兄弟である。
それ聞いたら、もう一回すっごく笑える。