里帰りとパワーアシストチャリ

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ちょっといろいろあって、一人実家に戻る。LCCはとても助かる。

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航空機を使って実家に戻ると、日常の足はチャリンコのみになる。父親はかなり前に運転免許を返上して、その後、原付きも乗らなくなった。昨今の高齢者運転事故を見ていると、父の判断は、車無くてもなんとかならぁと達観した上での英断だったなと思う。操作系がコンベンショナルなマニュアル車で学んだ世代ほど混乱するPriusなんて存在がでてきていて、それに買って乗れるのは、若者世代や育児世代には少ないだろうからそのあたりも罠である。東欧の警察に寄贈されたPriusは、全部事故で廃車になったというニュースがちょっと前にあった。

 実家では、26インチのシティサイクルと、私がプレゼントしたブリヂストンのカリシアの3台が車庫においてある。機動力を考えるとPanasonic BE-ELE 633 EX一択になる。
 Panasonic BE-ELE 633 EXは、前回帰省したときにパンクしているのを確認していたので、この機会に修理するつもりでいた。クイックリリースがないため、シティサイクル系のパンク修理はとても面倒に感じるし、スポーツバイクの場合、時間がないし、どうせパンク修理は間に合わせで高圧がかかるからどっちにしてチューブ毎交換するという流れになるけど、シティサイクルの場合、特に内装の変速装置が組み込まれたものはホイールを外すこと自体とても厄介な作業になる。でも、自転車屋さんにとってはパンク修理は、自転車売るよりも収入として馬鹿にならないわけで、当然ながら最速で修理して時間単価を上げるべきポイント。実際要領よく修理しているわけで、シティサイクルのパンク修理が尻込みするような作業だという考えること自体がおかしいような。
 でも、よくよく考えると自転車屋さんでもない自分が、シティサイクルのパンクもお茶の子で直せて当たり前みたいに考える事自体がおかしいのだが、こういう課題が来ると私のイヤーワームは、勝手にミッション・インポッシブルのテーマを流しだす。しょうがないのだ。
 クロスバイクーハードテイルMTBーフルサスMTBーシクロクロスーロードバイク派生クロスバイクーフロントロードのキメラクロスバイクースタッガードフレームクロスバイク改ママチャリークイックリリースママチャリと手にしてきて、これはもう電動アシストシティサイクルと縁ができれば、ほぼ一周でしょうみたいな気持ちになっていた。何のことだかよくわかりませんが。
 チューブのバルブ近くに穴が空いていたら、穴が複数あったら、すげえ面倒くさいなあと思いながら、なんとか一箇所有ったパンク位置を特定。

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 空気入れて完了。英式バルブは部品が安いし、単純だから壊れにくいし、というか虫ゴムの構造などゴムの劣化以外壊れようがないし、タイヤ圧をそんなに上げる必要はないので、仏式バルブはオーバースペックなのだが、でも、3気圧前後で空気が抜けないように維持するのが目的だったら、仏式の方が逆にメンテナンスフリーなんじゃないのって思ったりする。

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 で、さてパンク修理も無事終了して、バッテリーもフルチャージを確認していざ乗ろうとしたら、問題発生。ハンドルロックが解除できない。シティサイクルの高級品には多くがハンドルロックがかかるようになっていて、鍵も個別ではなく、後輪ロックすると自動的にハンドルがロックされるものなど色々ある。色々あるのは知っていたが、さてこいつのハンドルロック解除方法がわからない。鍵穴も見つからず後輪ロックとも連動していない。セキュリティ面なので、HPにあるメーカースペック表や特徴記載などにはあまり書かれてない。購入者にお店の人がきちんと説明して伝える。真伝は明文化しない、中国武術で云う口訣というやつだ(大袈裟)。検索してヤフーのなぜなに相談サイトも見たが参考にならない。
 で、いつものロードのマイスターに連絡。事なきを得た。まさかセンタースタンドがハンドルロックスイッチを兼ねているとは。出来杉君。これは、子供を載せて走るために作られたモデルで、止めて子供を載せたまま、ハンドルが動いて転倒する事故を防ぐために義務化された部分のテクノロジーの流用らしい。高齢者が荷物詰んだまま転倒させるというのも防ぐようになっている模様。

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 自分が寝室に使っている和室の照明が壊れたので、居間の照明をそちらに廻し、居間用に照明を新調するためにホームセンターまで走った。本来ならもうちょっとスペックを上げるべきだが8畳用だと今は6千円でお釣りが来る。
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 実家に帰ると、ずっと食当をやっている。親は、最近、栄養計算されたものばかり食べているので、ヤクザなものが食べたくなっているだろうと、南九州のラーメンを持って帰って、ラーメン餃子定食を作ったり。一番良く使っている大型のカップが、レンチンでポーチドエッグ作るにとても相性が良かった。レンジ出力と、カップに予め少し入れる水の量、レンジの時間で卵を爆発させること無く、卵をポーチして、これを後でお湯で薄めるラーメンスープの濃いままの原液に浸しておく。
 

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 パウチのチャーシュー付、にんにくの芽を足したら、かなりいい感じになった。

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 父親の方は未だ肉食で、ガッツリ肉を入れた肉餃子を作った。ぶた山母ちゃんのTLで見て知った方法で、白菜もレンチンして絞ったりしないでそのまま細かく刻んで入れる。水分が出るので炒り卵をミンチに一緒に入れて餡を作る。このやりかたの方が、白菜が大量に要らないので経済的だし、時間短縮になる。
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 後、親に大好評だったのは油ゾーメン。奄美の家庭料理で、非常に単純だが奥が深い。ソーメンチャンプルーのような炒め物というよりは豚肉といりこと野菜を一緒に炒めて、少し水分の入った素麺との和え物にするという感じ。唐辛子入りのきび酢が無いので、ぽん酢とラー油を少し入れてごまかす。
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 父親の蔵書で、明治期からの名だたる作家の文学全集は、東日本大震災時、こちらに移動してきた留学生との縁で、日本語学科のある中国の大学に寄贈されていた。国文学とは縁のない私が、適当に思い浮かべられる範囲の作家の全集の初版本あるいは復刻版が実家にはほとんど置かれていたが、3年ぐらいかけて全部送ったらしい。父の名前の文庫が出来たらしい。日本には学ぶものがないし科学技術系では抜かれているか抜かれるのは時間の問題の状況で、中国の日本離れ、みたいな話をさんざんメディアはするけど、日本語や日本文学を、学ぼうとする学生さんは、結構おられて専門の学科を置いている大学もある。ところが、資料がほとんど揃わない状況の大学も有って、父の蔵書を見て興奮状態となった留学生の話を聞き、父は、喜んで寄贈したわけだ。留学生の人は狂喜したそうだ。父の蔵書には中国関係の書籍もけっこう有ったのだが、そちらも実は、ほとんど寄贈したと本人から聞いた。
 で、そういう話の後に、父の書棚を見たら、未だにまた書籍のコレクションが伸びているのを見て、私は口ポカンとなった。カメラコレクションを人に渡した反対の手で、カメラを集めるみたいなの。私にも流れている血なのだと思う。
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 こういうのは流石に要らなかったのだろうけど、本気の古本で、外装はボロボロだが全40冊ほどの全集。これもわが家に伝わっているもので一度空襲で全て燃えたが、父が足で集めて再び揃えたという話を始めて本人の口から聞いた。想定はぼろぼろになっているが、中身は結構きれいで、酸化による劣化もほとんどない。

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by complex_cat | 2017-05-03 07:34 | My Shot Life | Trackback | Comments(0)

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