ヘビログ
2005年 05月 14日
アオダイショウの白色変異個体の写真は持ちませんので,こちらのkyoko_fiddlerさんの“鎌倉にて”のものをご覧下さい。
道路の側溝は,このように小動物が隣接した林から出てきたところで丁度落ち込むような位置にあります。深いU字溝は,落ち込んだら死のトラップとして機能します。乾燥していたら,日干しになって死ぬのを待つだけですし,降雨時であれば,これも手の込んだトラップのようにとんでもないところに抵抗しても流されて多くは死亡します。
まあ,U字溝の代わりに勾配のある側溝を埋め込んだだけで,「生き物に優しい」道路と喧伝するのもどうかと思いますが,やらないより流行った方がマシかと思います。
ところでご相談なんですが、関西の田舎にある実家、でるのでございます、大将クラスが何匹も。ここのところ暖冬続きで凍死するのがいないため、どんどん大きくなっているそうですが。
台湾出身の友人にぼやいたら「食べないの、スープにして?」と不思議がられましたが、そのまえに捕まえるところか見るのも嫌なのです。
なんとか家の周り(これが田舎の古い家なので場所だけは広い)だけでも出没ご遠慮いただく良い方法はないでしょうか?
ともかく、これからも楽しみに拝見させていただきますので、よろしくお願いいたします。
恐らく人家に入ってくるのは,アオダイショウだと思います。もともと樹上利用に長けたヘビでして,樹上性のクマネズミが人間の家屋に適応できているのと似たところがあります。何とか侵入する場所を見つけてしまうのです。入るのは,一つは侵入口の問題があります。もう一つは,大きくなっていると言うことで,餌が存在すると云うことです。恐らく,クマネズミも入っていないでしょうか。アオダイショウは,全く持って人畜無害なので共存する覚悟をするというのは,まぁおいておいて,ちょっと分野の知人に聞いてみましょう。
大昔、ものすごく派手な蛇を見たという記憶があるのですが、当時は蛇の名前もそんな蛇がいることも知らないので、なんだこの毒蛇は!と思ってました。日本にも派手な蛇がいるもんですね。
しかし、成蛇になると地味になってしまうとはもったいない。
http://www.pref.ishikawa.jp/ringyo/hebi/jimu.htm
(石川県林業試験場のページで各ページへのリンクが自由な珍しいページです。)
ここの写真に近くないですか?(拡大できます)
しかし、成蛇の地味さときたら。(T^T)
にリストがあります。ヒバァやハイなど,西表など南西諸島,ウミヘビもはっきり言って,本土の海岸では限られているはずです。遭遇する方が難しいです。カマカガシ,大人しいヘビで,少年時代,私の友人などみんな飼っておりました。思いっきり口を開けてしっかり咬ませないとリスクはありませんが,毒が入れば,命のやりとりということでは,マムシ以上です。特殊なニュースになるくらいなので,ヘビ好きで捕獲したりしない普通の方には,無害な存在です。
でも、いや、そのせいか第六感で蛇を感じてしまい、けっこう見事に発見してしまいます。今日も嫌な予感がしつつも画面をスクロールしていたら・・・。
北海道に住んでいた時、道北のほうをドライブしていたら、道路一杯に蛇の大群、でも、多くが車に轢かれていて傷ついていました。悪夢のような光景です。でも、道もあまりない場所で、Uターンすると次の日会社に行くのが不可能になるため、恐怖と罪の意識と戦いながら車を進めてしまいました。他の生き物だったら車を降りて、どかすとかできたかもしれませんが。でも、嫌いな生き物でも傷つけたりするのはもっと嫌なので、二重に嫌な思い出です。
ただ、今となっては蛇が団体行動するとは思えないし、不思議な体験です。
詳細な回答ありがとうございます。
お察しいただいたとうり、実家にはネズミもでます。少々通り道をふさいでも昔の家ですのでどこからでも入ってくるようです。幸い蛇には進入されていないようですが。しかし、昨年の春に、竹薮の掃除をしていたら御対面してしまいました。あれだけがさがさやっていたのに、直径3センチはありそうな真っ黒の奴がのんびりと日向ぼっこを。私、数秒硬直した後、頭のてっぺんから悲鳴あげてにげました、全力疾走で。本当にショックな時は声が出せないものだと納得しました。以後、竹薮や茂みの方に行く時は、火箸持ってそれをがちゃがちゃいわせながら行くことにしています。
普通のがさがさ音で逃げないのなら鉄の音ならどうだ?というところなのですが、蛇の嫌う音って何でしょう?ちなみに夏場は蚊取り線香も持っていきます、こちらは蚊、ブト対策。
確かにネズミを食べてくれるので恩恵にも預かってはいるのですが、なぜかあの容姿には恐怖を駆り立てられてしまうのです。
ちなみに2枚目の写真と同じような蛇も同時期に見ました。
嫌いなだけに蛇ネタは尽きないのでした。
夏のブユ(ブト)対策が必要なら,渓流(流水)も近くにあって,良い自然環境の中にお住まいでしょうか。因みに,これから島嶼では,ヌカカにもやられる時期です。ブユよりも何倍も痛がゆいです。
奄美ではやばそうなところでは,ハブ棒を思いっきり草むらの中に打ち下ろしながら移動します。空気中を伝わるような音だけで逃げるヘビはあまり居ません。心理的なデフェンスにもなりますが,長靴を愛用されたらいかがでしょうか。奄美では膝まである長靴を履かずに森に入ることはありません。蚊取り線香は,携帯型のモノを数人がぶら下げて移動しますが,フィラリアのアーティクルで書きましたが,場所によっては,まぁ気休めのようなモノです。忌避剤は,汗を大量に書く状況では無意味です。猫はボディーガードに有効ですよ。シマヘビは公陳丸の姿を見ると,笑ってしまうほどもの凄い勢いで逃げていきます。