遠出

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久しぶりに遠出した。なんか、チャリンコ漕いでいたら、ここに着いてた、みたいなのが理想だが、残念ながら、そんなわけはなく、飛行機乗り継いだ。
 普段、全く見ない風景や食べ物に出会って、色々興奮した。








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 防風、境界となっている白樺やカラマツの林分は、スケールがぜんぜん違う。市街地を歩いていてもそうだが、大陸に居るような人口密度や空間スケールを感じた。
 2040年問題は、自分の棲む「島の南部」でも深刻となりえる話だが、この地でも人口が半分近くになる地域も少なくない。県庁所在地以外では、どのような対策を取ろうが人口が大幅に縮小する状況は避けられない。この豊かな地で人が住み、産業活動を継続し、様々な大地の恵みを産出し、海の恵み確保をするだけのインフラを含めた維持が困難になっていくだろう。

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 野生のエゾリスが彷徨きまわっていた。こちらの気候状況を見ると、ロシアでもそうだったが、住宅地が密集しておらず、野猫は冬場、極寒からエスケープできる環境を確保できないから、人に関われる個体しか生き残れないからだろう。

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 距離を守っていれば、人も気にせずにその姿を見せてくれるというのは、考えてみれば、人ズレ、順化の進んだシカ、サル以外の哺乳類ではあまり経験がなかった。

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 期間中の月は見事だった。SNSを眺めていても、月を高倍率で撮影されている方は、結構多かった。

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 街路樹も、イヌエンジュ、ハシドイ、トチノキなど、まあ、全く違うのである。大葉の夏緑樹が多いのも、自分にはとても不思議な風景に見える。


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 マボヤ。新鮮でその魔味を楽しめるものが食べられるのは、ありがたい。私の場合、かつて福島のフィールドで市場で購入、食べることを覚えたが、九州勢に食べさせると、皆、微妙な顔をしていた。評価不能の味として、カメムシっぽいという感想も出たり。というわけで、一人でワシワシと食べることができた。

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 こっちの特産品らしいが、ゆりの根の素揚げが、個人的には一番ヒットした。名物として売られていて食べ損ねたが、コロッケにされたりもする。

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 最近、人間がグルコースオリゴマーによって活性化された独立した味覚受容体を有することが研究に寄って示唆された結果、人間が感じ取れる第六の味覚としてのデンプン味というのに注目が行っているようだが、上品なでんぷん質の味がなんとも言えなかった。


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 カペリンのバッタ物じゃない真正なるシシャモを食ったのは初めてだったかもしれない。子持ちの雌ではない個体ばかりであったが、すこぶる美味しかった。

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 チーズ、乳製品と穀類を使った食べ物も豊かだった。地場産の小麦にこだわったパン屋さんが有名で、「パンが美味い」テリトリーでもあった。そっちの方は、ショッピングや店巡りの余裕はなくて、何も画像はないが、ホテルのバイキングのパンも、どれも美味しかった。


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 豚丼は有名な専門店『ぱんちょう』のそれを食べに行ったが、11時過ぎの時間帯にして店は満席だった。この名物である『豚丼』、そのタレというのはどこでも売っていたので、もちろん買って帰った。こっちの黒豚で作ってみよう。


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 つぶ貝バタームニエルてんこ盛り。つぶ貝、いわゆるエゾボラとよばれるもので、エゾバイ科エゾボラ属の巻貝の仲間の総称で、まあ、養殖物も韓国などではよく目にする模様。

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 内陸に入ったので、海産物にはあまりこだわらずに、毎日の食事を楽しんだ。それでもこれもそうだが、甘エビ丼とか、身の大きさや鮮度は、まあ、他の地域とは比べ物にならない。日本の海洋資源管理については、その無策さと悲惨な状況に毎日のようにため息を付いていて、一方では美味いもの食いまくるっていうのはすごく矛盾になるので、なるべく、環境負荷の低い食事を心がけるみたいなことは思うが、話はそんなに簡単じゃない。養殖依存度が低く、海洋生態系において低次のものを食べるのがよろしいかなという適当な方針がある程度。まあ、本来は政策、戦略的にやってかないと駄目なわけで、既に水揚げされてしまって食材になってしまっているものを前にして、消費者が取れる行動は限られていて、その効果も限定的ではある。

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 ワインも、日本の地場ワインとしては、名ブランドの定番だろう。いや、手術後、酒を解禁したことも有って、結構、飲んでしまった。

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 九州のビジネスホテルのバイキングも、まあ、豊かな場合も少なくないが、食材にあふれていて、毎朝食べすぎた。

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 日常の足としてファットバイクが並ぶというのはちょっと嬉しかった。台数は限られるとも、趣味で走りに行く以外の日常の足に使われている状況というのは、見たことがなかった。こっちだと降雪地帯もほとんどないし、そうじゃないフィールドであってもこれを走るために車で運んで乗ってみたいなフリークはMTBよりももっと限られるだろう。
 これがユーロで標準的なE-bikeのバージョンとなって、あちこち走り回ったらかなり気持ちが良いだろうなと思った。


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 土壌改良かなにかかと思っていたら、sugar beet、収穫されたてんさいの山だった。「国内原料による日本の砂糖生産量の約75%、日本における砂糖消費量の25%」とWikipediaにある。本当に日本の食べ物の重要な生産地帯だ。ここを維持せずに海外の適当に似た安いものを、みたいな状況になってしまったらば、政策として非常に拙いなと思う。

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 地産のソーセージ。毎日、質の良い肉肉。


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 肉肉。類似のものをヤクシカのもので食べてそれはそれは美味しかったのだが、豚肉ってやっぱり長きに渡る人の業と現在のテクノロジーの結晶みたいなもので、それを実感するに十分に美味かった。ジビエ研究ばかりでそちらのものを食べる機会が多いのだが、やっぱり畜産に投入されてきた資本と歴史とテクノロジーには凄まじいものが有る。ジビエも独自の確保、管理技術は当然ついて回るが、畜産の技術に依存している部分がかなりあるし、また、そうでなくてはならない。

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 生ハムと畜大牛乳を一緒に口に含むとカマンベールチーズの味がした。


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 六花亭は、本店が有るのだなと気がついた。せっかくなので土産物を調達して、どら焼きは自分用。これもできたてということも有るのだが、皮のスポンジ含めて絶品であった。

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 山との距離、地形、空間、切り立ったそれほどは高くない山の間の猫の額みたいなところに棲んでいるような構造とは全く違っていて、見るものが全て新鮮だった。
 

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 本州に入ると割りと内陸を飛ぶコースだったりするのだが、三陸のリアス式海岸の一分を眺めながら。


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  戻って私の顔を見ると、安心したようにすぐにパトロール出かけようとするチコ。「本当にね、今の今まで僕の部屋で父さんの帰りを待っていたんだよ。」と長男。5日間家を開けたからそれなりに思うところは有ったようだ。それでも彼は「家族」が多いし、皆、普段通りだから、私の身は大丈夫だと思っていたろう。

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 割とすぐに戻ってきて、私の毛布の上で爆睡してしまった。「養父は元気で家が良い」を地で行くやつ。彼は暑がりなので、通常は、体が温まると移動するのだが、ずっとここで眠っているので、そっと起こして毛布を敷直して、床に入った。直ぐに彼は私の足の間のいつもの位置に体を横たえると、しっかりしがみついてすぐに動かなくなった。私も気を失うように眠りについた。ここ数週間の無理が一挙に体を襲った。

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まだ自転車乗りの感が戻らないので、縁石の上り折りとか50cmぐらいまでの段差とか、困ったことがなかったのに、無理をするとすぐにコケる。ヘルメットは、最低限、日本自転車競技連盟公認のものを。軽いむち打ち症になりかけたが、北海道に飛んで美味いもの食ってたら治った(小並感)。
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 破損したが、私の頭を見事に守ったCPの良さを感じて、同じモデルを再度購入した。カッコいがあまりという声があるが、キノコ型にもならず、デザイン含め割と気にいっている。


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Commented by umi_bari at 2017-11-07 15:13
北の大地を愛でて、秋の恵みをいただく、
良かったですね、バグースです。
チコちン、お父さん帰って来てやっぱり
安心するよね。
Commented by complex_cat at 2017-11-07 21:38
アラックさん、
手術前から計画していたのですが、無事にミッションが終わってホッとしております。
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by complex_cat | 2017-11-07 08:00 | My Shot Life | Trackback | Comments(2)

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