Rain cat
2005年 05月 23日
こちらの梅雨で実感するのは,植物,特に強健雑草の生長がこの時期べらぼうに早いということでしょうか。
以前‘It rains cats and sparrows.’でお伝えしたとおり,パトロールに出かけるチコも,全く,雨をものともしておりません。彼の大好きな小鳥が結構動くからでしょう。早朝というか出かける前ですから,バードウォッチャーも真っ青の未明に,この状態で私のベッドに乗ってきて大声で鳴きます。出撃前に朝食くれというわけです。
公陳丸は,雨天時,まだまだ冷えるためか,暖かいところでじっとしております。外に出るのもトイレなど最小限,雨間を突いて,玄関からなるべく濡れないように移動します。もちろん,リクエストに応じて,ドアの開け閉めをするのは主に私かワイフですけど。
画は,風呂から出て,ステージの上で踊っているAkiraとそれを捕まえようとするワイフと,それを見ながらくつろいでいる公陳丸です。末っ子の尻出し失礼! こちら向きの画よりは,良いかと思って使いました。
公陳丸の居る場所は,セラミックヒーターが当たっておりますが,こういった場所にはさっとやってきます。
降雨の中,子育てする鳥は大変ですが,代謝率などによるものか,常に餌を食べていないと不都合が生じる代謝率の高い小さな鳥では,羽毛がぐしょぐしょに濡れても,少々の小雨では,直向きに餌を集めようとしております。 因みに,森の中のノネズミの活動は雨が降ると2割増以上高くなります。雨音で,天敵に気配が知られにくくなるということは文献にもありますが,他に,昆虫のハンティングをやる種類では,飛翔性の昆虫も葉の裏などに留まったりして,採餌しやすくなるというようなこともあるかも知れません。私の知りうる限り,台風の直撃時以外では,森林性のシカやイノシシ,アカネズミなど,行動が思ったよりも変化しないのは,本来温帯のモンスーンに適応した哺乳類だからでしょうか。おっと,猫は違いましたね。
Rain Ecologyなんて分野は,まぁたいていの人は,わざわざずぶ濡れになるような調査を最初から好きこのんではやらないでしょうけれど,研究のネタは,あるような気が致します。研究分野とは別ですが,雨天時の動物の写真自体も余り無いような気がします。
公陳丸くんは、また随分と危険な場所に陣取っていますね
Akira君が後ろに飛んだら逃げきれるんでしょうか
今はちょっと出来ません。