A Depopulated Village

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 結婚前、本土にいるワイフの一族一同に挨拶した旧家のある集落。今は限界集落化していた。漁村らしく、大きな庭には、コンクリートが打たれた土間が作られていた。集落に活気があったころは、ここで魚の選別や下処理が行われ干物などが干され、網などの修理が行われたのであろうか。
 

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 そのワイフの父上方の姉上(伯母上)も、体調を崩して以降子供たちと暮らすようになってそこの集落を引き上げた。どこが無人になっているかみたいな情報は、リスクマネージメントとしてよろしくないので、場所は伏せる。実際先週ワイフが見分に来ていたのだったが、どのくらい放置されているか考えると、いろいろ気になることがあったので、別の機会に私もチェックに来たといったほうがいいかもしれない。


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 今から20年以上前に、霧島で別荘代わりの農家を探した経験がある。当時バブル崩壊後で、リゾート用の土地は配管など途中で放棄されたりものすごい状況だったが、空き家もすでに多く、かなりの数の空き家を巡った。そして、放置されてから3年ぐらいたつと、普請が適当なものはその内部の湿気から家自体が持たなくなり、畳は持ち上がり、借りても住みようがないレベルにまで崩壊していた。こちら例では、天井が腐りだして瓦が落ち始めているわけで、家として崩壊直前だとわかる。
 ワイフの伯母上の家は、作りがしっかりしているようで、そのような兆候は見られなかったのは幸いだった。また、例え家に問題が出てきても、すぐさまご近所の財産へのダメージの原因になりそうな立地ではないのを確認できた。放置住宅は、そのあたりの補償問題になったりするので、その後の管理もかなりややこしいことになる。
 


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 既に、シャッターが下りて久しいのか、さび錆びだらけのそれの前に、そのご近所が健在と思われる証拠である二体のデカいニャンコが寝そべっていた。そのうちの一匹。多少は人馴れしているようだったが、ご飯だけもらってうろついているのかな。
 で、年寄りばかりになって人口が減りだしても猫好きで自由飼いやってる人と、それを迷惑がってペットボトルおいている人の家は、すぐにわかる。
 きちんと繁殖管理して、消滅集落を、自由に人が来て泊まれる猫ヴィレッジにして収集を稼ぐというアイデアを思い付いたがどうだろうか。リスクはこっそりネコ捨てに持ち込む不届きものの発生などだろうか。ムツゴロウさんこと畑正憲氏も動物王国のゲートまで猫を捨てに来てインターフォンで告知してさっさと逃げる不届きものの頻出に苦労していたのを思い出した。全国から猫引き取ってもらえませんか電話のターゲットになりそう。隔離された集落でも、うちに来てるネコ、お前のところのだろうって近隣の自治体集落の人から明後日のクレームが来るところまで、夢想した。
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 放棄された住宅の庭の月桃に吸蜜に来たモンキアゲハ。かなり数が多かった。彼らを捕虫網を持って追いかける少年の姿は、夏休みに入れば、まだぎりぎり見られるかもしれないが、もう少し経てば、多分もう幻っぽい。

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コガタスズメバチやキアシナガバチなど、人が住んでいれば、さっさと駆除してしまうだろうという、人間にリスクが有る有剣類が、放棄された家の庭にはびこる植物にかなり沢山いた。こういうところも集落の力が落ちて年寄りばかりになると、結構リスクになるのだと改めて思った。
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 集落内で目が効いてすぐに手が動く成人がそれなりの人数がいれば、特に一次産業地帯だったら、さっさと巣を駆除してしまうだろうけど、高いところに登れる人も目が効く人も減っていく。


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 ここから海までは50m程度。標高4mでほぼ床上浸水になる。漁業という一次産業を考えれば、海沿いというのは、都合が良い場所だったとも思えるが、それが衰退する一方で、311の後、そういうところも住む場所として、見直しがされたこともあるのかもしれない。新居を構える人も、もう少し山側の集落を探し、人が新たに入ってくることは少なくともないだろう。

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 タイドプールはすぐそこで、孫たちが小さければ、おじいちゃんおばあちゃんが、浜遊びで夕餉の貝を採集でもしながら、連れ出して色々見せてやれるみたいな場所だが、そういう機能ももはやなくなり、私のような生き物好きがひゃーひゃー時間を潰せる場所という以上の場所としては、難しい。良い岩礁地帯がずっと続いているので、ここに拘る必要もない。それでも、中年の女性が、シーグラスを拾い、テトラの上では釣りをする男性が一人ぽつんと見られた。

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 場所の見当がつく人は付くだろう。きれいなタイドプールが続く先、遠くに薩摩富士が見える。


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 全部コンデジで撮ったので、やっぱりフォーカスや快調再現性など限界が見事に出てしまった。広角域だとあまり破綻は見えないけど、テレスコープ側だとぎりぎりっぽい。


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by complex_cat | 2018-06-26 17:54 | Wonderful Life | Trackback | Comments(0)

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