ツァンパと舟焼きとはったい粉

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喜界島のやきもち粉。奄美大島龍郷町の舟焼き粉と同じく、はったい粉(煎り麦粉)と餅粉がブレンドされてる。卵を足してクレープのように焼いて、大分のヘコ焼きのようにくるくる巻くお菓子だ。今回は、チョコと胡麻黒糖を挟んで巻くことにした。

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はったい粉は、インドネシア調査遠征の多かった恩師直伝のツァンパを、フィールドでかなり食べるはめになったけど、美味いと思ったことはなかった。なんかものすごく粉っぽかったのだ。こんな美味しくないものが一番主食がわりにされていると聞いてずっと不思議だったのだが、ネットでツァンパを検索して、同じ印象を持っておられた人が居た。それで謎が解けた。本来のツァンパはかなり団子っぽくまとめられていて、卵と油かバターがかなり入る。そば粉で作るガレットも、牛乳で溶かないと粉っぽくて食えたもんじゃないが、それと同様に、それらがないと粉っぽくて当たり前だったのだ。完全なるテント生活で研究室一同キャンプしてデータを取るスタイルを学んだ恩師のフィールドレシピでは、たっぷりのバターや牛乳を使うなど、ありえなかったので、やはり味はそれなりだったのがわかる。あの粉っぽい炒り小麦の味は必然だったのだ。余裕のある時、タップリバターと濃いミルクティーの入ったツァンパを作ってみようと思ってる


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てな訳で、はったい粉を使っても、実は美味しいツァンパはちゃんと作れるということははっきりわかった。しかし、一緒に、色々なメンバーとフィールドを一緒にして、はったい粉だけのツァンパを教えたら、夜、腹が減ると西表島の銀河の見える夜空の流れ星に願うほど、お気に入りになった学生がいたから、飢えたフィールドワーカーの味覚は侮れない。

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舟焼きも、苦手だと思っていたはったい粉が成分としてはポイントで、これがとても良い仕事していて本当に美味い。義母が簡単に焼いたものなど本当に美味くて感動する。奄美の家庭料理には、鶏飯、油ゾーメンなど、一見凝ったように見えなくて、物凄く美味くて、私では再現が困難な料理が多い。
で、この喜界島風に言えば焼きもち?、奄美大島龍郷風に言えば舟焼き、とても美味しかった。少し表面がカリッとなるくらいに焼くと、絶品。チョコは黒糖風味が飛ぶから、ちょっともったいないかと思えるが、それでもおいしかった。
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Commented by umi_bari at 2018-09-17 20:57
和のお菓子のようでもあり、洋のお菓子ですね。
こんなお洒落なお菓子を作ってしまうんですね。
アラックには全く出来ません。
お見事バグースです。
Commented by complex_cat at 2018-09-17 21:16
アラックさん、
ホットケーキ焼くようなものなので割と簡単ですよ。
和でも洋でもないっていうのは、奄美大島スタイルだからかもしれませんね。
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by complex_cat | 2018-09-17 20:24 | Appetite Museum | Trackback | Comments(2)

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