ワイフの車が納車された。平成16年からのプレオは最後の軽のマニュアル4気筒で、これによく乗って貰った。実は、市内ばかりの使い方が基本だったので意外と走行距離は伸びていなかったのだが、流石にマイナートラブルを3度4度と頻発しだして限界。さて、既にスバルは軽の生産から撤退しているので、中身は良くできたミライースOEMだ。スバルは過去のモデルネームもOEMでそれなりに引き継いでいる。コンパクトハイトワゴン「トール」OEM版、懐かしのJUSTYとかあるので、おおって思ってしまった。スバルディーラーで買わずにオリジナルメーカーディーラーで買わないのが不思議になる人もいるかも知れないが、特定のディーラーとの付き合いというのも地方の制約上、必然に生じる部分でもある。ダイハツさんには申し訳ないけど、しっかり褒めちぎっておくので、どうかスバルエンブレムのプレオとして乗らせていただきたいというのが、スバリストの願い。
さて、購入したのはミライースの前の型だが、同型モデルで走ってリッター29kmも届いた経験のある化け物。実際に、関連記事を見ると「2011年9月当時はガソリンエンジン車として最高の燃費30.0km/lを達成し」とあるので、私の高速道路や、積雪のある冬の林道を含む実燃費計測でそれに近い値が出たのは、偶然ではないし、また、ある意味驚異的ですらある。
軽自動車は、公共交通機関が貧困な地方都市のインフラだが、トランプ大統領には、残念ながらその価値どころか、存在すらもわかるまいって思えるフシがある。日本の細い道路インフラやガソリンの高さを考えても独自の適応をした軽自動車を競争的排除できる自動車製品は存在しない。いや、結構恐ろしいのは、今の中央省庁の行政官や国会議員の中には、ミスター・トランプ並みの認識の人間がいるのじゃないかと思えてしまうこと。
今の軽は衝突安全設計で、軽自動車とはいえ、結構重くなっていて、そんなに燃費は伸びないみたいな話が時々書かれているが、車種による。1tは超えない自動車は、ライトウェイトスポーツとも言えなくもない。このモデルは違うが、新型では更に剛性を上げながら軽量化して、更にセルモーターを駆動力アシストとして発進時に使うマイルドハイブリッドエンジン、それにバルブタイミング制御やツインインジェクション、アトキンソンサイクルまで内燃機関テクノロジーてんこ盛りで、それが牛乳パックの2/3の排気量しか無いエンジンに積み込まれている。
そんなに遠くない先で、中国を始め多くの輸出先で、日本のアドバンテージである内燃機関エンジン車は売れなくなるが、国内のみ販売されてきた軽自動車の寿命は、それよりもかなり伸びるのではないかと思われる。
チャリンコ実際に乗って感じるが、首都圏のレギュラーガソリン1Lあたり140円は、ちょうどペットボトル飲料500cc分の値段だとして、夏の暑い日に、自販機やコンビニで清涼飲料買って水分補給しながら自転車で走ったとしよう。1本で我慢して30kmも走れるかっていう話で、そう考えると、実際、ただの水をボトル入れて走らない限り、自転車の「燃費が車よりも比べるべくもなく良い」っていうのは、割と危うい話ではある。まあ化石燃料を直接使って走るわけではないが、人間の日々の営みの元の方をたどると、コメ一粒口に入るまでであっても、ガソリン一滴も使わないとかないわけで、石油文明の外にある話ではない。
前回エントリに書いた、安価なフォールディングバイクのVブレーキ、流石にブレーキシューは限界を通り越していたのを思い出して慌てて交換。安いチャリンコだが、お気に入り。テクトロの安価なVブレーキは整備性、イマイチだが、それでもかなりよろしくなった。本来ならワイヤー周りも替えるのだが、毎日乗る機体ではないので、もうちょっと我慢する。
自転車整備を始めるとチコがやってきてかまえという。日暮れギリギリだったので相手をするのを勘弁してもらって、後できびなごの焼き物を食べさせて機嫌をとった。
納車を受けて、何十年もずっとマニュアル車に乗っていたワイフの練習に付き合って、更に、その足でブレーキシューを買いに行くついでに、バイクマスターの店に。相変わらずみんな大事にされているが、避妊手術は、着々と進んだようで、とりあえず、やるべきことはやられている。差配さんとして現れるボス猫も、そのうち捕まえて処置を仕様中とマスターは言っておられた。
GIANTのTCXはAdvanceシリーズも含めてシングルクランクになってしまったので、次の後継を手に入れることがもしもあれば、もう乗るのがないなと思っていたが、Revoltが復活していてちょうどいい。このモデルがもともと対応しているグラベルコース競技が日本ではないので、日本ではいまいち存在意味が理解されなかったが、こうなるとデュアルパーパスバイクとして、ターマックでもそこそこの高速巡航ができるクロスロードとしては、GIANTでは唯一の存在となった。いい色だなぁ。Just my typeだ。