ボクは猫
2005年 06月 07日
そう,一つ忘れてました。チコは猫だったのです。きっと,昨日逃したカナヘビを探しに行ったのでしょう。流石猫です,獲物を逃がした場所の位置は,しっかり覚えていたのでしょう。

目と目の間なので,薬もちょっとしか着けられません。痛がる様子であったら,獣医さんに連れて行こうかと思いましたが,大人しくするどころか,久しぶりのタタキを平らげると,いつも通りさっさと出て行ってしまいました。ほっぺたをパンパンに腫らしたジタンの時で慣れているのですが,大丈夫だろうとこちらもやや諦め気味。
少しして,チコ帰りました。おでこを腫らして,しかし,特にいつもと変わった様子もなく,いつもの場所でぐっすり眠っております。多少は懲りたと思いますから,少しは,学習してハチに対しては無茶をしなくなると思うのですが・・・一昨日の日曜日,折角そばにいて,チコを守ったつもりだったのですが,完全に私の自己満足でした。自動車や危ない人間は別ですが,野生の蜂,それもスズメバチならともかく,アシナガバチ程度で,彼自身が全く気にしていませんから,生きて走り回って獲物を追い,小さな冒険を重ねる愛猫の経験主義を否定するわけにはいきません。痛覚には強いのでしょう。ジタンの時も,全く本人は意に介しておりませんでした。見ている方が勝手にひでぇなぁ,悲惨〜と思うのですが,とりあえず腫れるだけということは分かっているので。気持ちよさそうに眠っている彼を見て,どっと疲れが出ました。
しかし, 明日,あそこのハチの巣だけは,何とかすることにしました。近所の子供達もよく遊んでいるし,チコと一緒にいると巻き添えを食うかも知れませんので。
猫ですもんね。「やられちまったよ!ちぇっ!」とか。
しかし、蜂の巣低いですね。今日も地面すれすれを足長が探っているのを見かけました。
アブラムシ、テントウ虫、アシナガバチ、やはり台風?それとももっと違う恐怖?心配ですね。
アシナガバチの巣,低いのは,スズメバチ対策ではあると思いますが一方で蟻からのリスクは高くなりますから,なんなのでしょう。気になりますね。
アシナガ系,特にキアシアシナガバチの事故で注意しなければいけないのは,第一にアナフェラキシーショック症状が出てしまうアレルギー体質の方,第二に刺される部位です。極めて珍しい例ですが,私の叔父は国体選手にもなった非常に頑強なアスリートですが,血管の上を刺されて,血管内にまともに毒素が入ったため,入院するほどの状況に陥りました。キアシ以外は通常は,ほとんど事故は起きません。
子供も全て危ないものを排除した環境でつき合い方を学ぶプロセスそのものも学べないのはもの凄く不幸だと思います。どんなに危なくても,マムシやハブじゃあるまいし,アシナガバチごとき,分けの分からない人間などに比べれば蚊とかアブとかとリスクのレベルは同じぐらいでしょうね。これは悲しい事実ですね。
都会だと蛇(毒なし)が庭にいるだけで警察に通報する人がいるくらいですから、ますます自然や野生生物とのつきあいをするのではなく単純に排除に走る傾向にあるように思います。
ちなみにハチだったかヤブ蚊だったかに刺された時に後頭部のリンパ節かなにかまったく関係ないところが腫れたことがあります。刺されどころによるのは大きいですね。
ロシアで蚊に刺されたとき,もの凄く刺されたところが化膿しました。結構怖かったですね。吸血性昆虫の方がその点,体の中に入ったことがない細菌や病原生物かなにかを注入することがありますから,怖いですね。
しつこいですが,アシナガバチはその点,「安全に」痛い目に合わしてくれます。
…懲りたのかなぁ 懲りてない気がする 猫だものー(^^;
実は,昨日のワイフからの留守番電話,事故を知らせる彼女の台詞の最後に,しっかり,チコの「ニャ〜」の一言が入っていて,クルマの中で笑い転げてしまいました。先日の奄美からのチコとの電話のやりとり同様,消さずに保存してます(猫馬鹿)。
草むらの蜂の巣,処理しようと入り込んだら,巨大なものがそれこそ1個や2個で無いことが分かって,一次撤退しました。ある意味,魅惑的な世界なのですが,一般には,草むらとか藪とかが嫌がられるはずですね。
うーん、今まで無事だったほうが不思議なんですね
昨年も同じ状況に近かったのか,今年だけもの凄く多いのか,よく分かりませんが,逆に言えば,それだけいてもほとんど事故が起きないハチだと云うことかも知れませんね。週末,処理も含めてじっくり調べようかと思います。セグロアシナガバチではそれほど巨大な巣を作らないことになっているのですが。下手するとVespaが専門の恩師のところにおみやげを届けることになりそうです。

