Machine maximum中のminimum

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 表題はマシンスペックを上げたときのストイックな領域みたいなのを考えていたのだが記事は少し脱線しました。

 GiantのTCXはほぼ通勤用となった。良いクロスロードバイクなので、とっておきのランディングのみ乗るのは、もったいない。 ポタリングしていたら、高齢者の花見に遭遇。酒もごちそうもなく、一種のお茶会だった。

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 チャリンコで鬼漕ぎした後、深夜に足がつって飛び起きる状況が生じてから、カリウムをなるべく摂取するようにしている。どれもプラセボっぽいが、確かに効く気がして利用している。バナナやデーツは糖分とりすぎじゃね?と思い初めて、最近は友人からもらったカリウム錠剤を、使っている。錠剤は、絶対単位が簡単に取れてしまうので、できれば食べ物から取れたほうがいいし、高カリウム血症など腎臓に負担がかかるといろいろ心配しなければならなくなるので、このまま寝ると調子悪そうと思ったとき以外は飲まないようにしている。

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 無線型のサイクルコンピュータは配線がないのが楽だが、LEDライトを点滅させるとジャミングで速度もケイデンスも拾わなくなる。この場合、キャッツアイ製品の方がトラブっていた。もう少しサイコンとこのLEDライトを離せばよいのだが、スペース的に余裕が無いので、シンク用のアルミテープを3層程度巻いてみた。見事にジャミングが止まった。ちょっと見てくれが悪いが、シンク用のアルミテープには見えないだろうと、本人だけはそのつもり。今気がついたが、このキャッツアイのLEDライトはSUBARUとのコラボなのだ。意識して手に入れたわけではないのだが。

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 サイコンのテストは、速度計については、前輪を持ち上げてホイールを回せばいいが、ケイデンスは少し面倒だ。倉庫の中をハンガーにしてあると、こういうときのテストは楽だ。

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 ちょいと被写体ブレを起こしているが、スピードメータ、ケイデンスメータとも見事に復活した。最初はLEDライトを金属板で巻くかなとか思っていたが、シンク用の薄いアルミテープでなんとかなるということは、本当に僅かな干渉だったと考えられる。
 クロスロードというよりは、競技車であるシクロクロスをクロスロードとして使っているわけで、しかも、買い物はさすがに使わないようにしているし、盗難リスクのある駅に放置するような場面も避けているが、晴天時の通勤にも使っているGiant社のTCX advance2。きわめて戦闘力が高く、その辺のヒルクライムでも、そこそこ加速して登っていける性能って私のような体力が下り坂の人間にはとてもありがたい。ママチャリ的7Sの体力の余ってる高校生は言う及ばず、そこそこのクロスバイクでも、ヒルクライムでは千切れる。普段乗りには過剰スペックだし、本来は大切に乗って次のアップグレードや買い替えに備える使い方が普通なのだろうけど、こんな高性能のものをとっておきのときにしか乗らなくて人生を終えたら、金がもったいない気がしてそういう使い方をしている。市街地の不測のギャップや刻々と変わる交通トラブルリスクへの対応能力を考えたら、普段これに乗らないで何に乗ってるんだ?という気になる。
 CONTAX&Zeissレンズも、屋久島や奄美の山中を引きずり回したし、私の道具の使い方は全部そんな感じ。

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 実家に戻ると、今は父が免許を返して、車もないので、ひたすらモーターアシストママチャリになる。日本のモーターアシスト者はママチャリをベースに独自進化してきたため、普段スポーツバイクのテクノロジーの恩恵に預かってからそれに乗ると、いろいろ思うことがある。
 軽快車用のキャリパーブレーキは、キャパば低く、タイヤをロックするまでの制動をかけるのは大変というかほとんど無理な仕様。クロスバイク/MTB以上のスポーツバイクの系譜に乗っていれば、モーターアシスト化でただでさえ重量が増えている車体にはプアすぎると感じる。しかしながら軽快車から乗り継いている人には違和感がないからその方がいいのだろう。前輪ロックさせて簡単にコケる人が続出するだろう。何しろ手信号を出しながら片手運転で前ブレーキを掛けてもこけないというのが、軽快車のチューニングなのである。そうしないと自転車安全教室のあのやり方は無理になる。いろいろ矛盾がある。
 もちろんスピードが上がらないようゆるゆる走ればいいのだが、軽快車ベースで子供二人載せてモーターアシストとかだと超ヘビー級になる。坂道とか、そのあたりわかってないと明らかに危険な場合もあるかも。

 ヘッド角が違いすぎるので、スポーツバイクから久しぶりに軽快車に乗ると走り始めにフラフラしてしまう。
 モーターアシストは本当に強力な武器だが、パスファインダー的に未舗装路に侵入していくと、タイヤが付いてこられなくて割と不安。まあ、そういう使い方をする自転車ではないのでしょうがないのだが、それでもかなり楽しい。
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 安いチェーン洗浄機を買ってみたが、なんとなく雰囲気だけ。チェーンクリーナーをぶっかけてウェス代わりのボロ布で拭いた方がいいかもしれない。それでもまあ、綺麗にはなってフリクションロスは減った気にはなった。こちらでは細かい降下火山灰の粉塵を巻き上げながら走る場所もあるので、チェーンとギアにもかなりこびりつく。シクロクロス本来の、使用法なら、どっちにしてもクリーニングは頻繁だろう。

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 Sony α7IIは、この手のミラーレスの起動時間の長さもギリギリセーフだし、大抵の撮影の場で活躍してくれている。問題は、やはり後付けのαレンズを使うトランスルーセントミラー方式のマウントアダプターのフォーカス能力の低さ。風景や人物を普通にとるときには困らないが、ダイブするカツオドリを追い込むなどの撮影は、やはり純正Eマウントレンズがないと100%本体のスペックを生かせないのが難だろう。

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 後、やはりNEX-6時代からのバッテリーは、容量不足で、出かけるときには100%充填した電池を必ず入れてからフィールドに持っていく。残り45%ぐらいで、まだそこそこ使えるなって考えたら酷い目に合う。宵越しの残量表示は40%以上あっても0に近い。そのあたりは後継機のα7IIIでバッテリーの規格を変えてしまう必要があっただけのことはある。
 このあたりは、ミラーレスではない、ミラー一眼だと、リアプレビュー画面を切っておけば、有機液晶を必要としない光学系ファインダー表示にはかつてのAFフィルム一眼レフと同程度のバッテリーしか食わないので、カメラは再び電池食いになったなと思ったりする。

 ①機械シャッターフィルム一眼<②TTL露出計付きフィルム一眼<<③電子制御式AEフィルム一眼<<<④電子制御式AEオートフォーカスフィルム一眼<<<<⑤デジタル一眼(もちろんAEとAF付き)<<<<<<<<⑥ミラーレス一眼っていう感じで、どんどん撮影に電気エネルギーを必要とするようになった。
 実はデジタル一眼化したタイミングで、それまでの電池食いであった電子制御式AEオートフォーカスフィルム一眼で使われていたリチウム電池はコスト的に現実的ではなくなったので、リチャージブルとなったわけなのだが、最近その辺のリチウム電池を探そうと思うと、地方ではかなり苦労するはず。
 すでにセミクラシックカメラかしている、フィルムAF一眼を使っていく場合のもう一つの障壁になってきている。

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 フィールド調査ではない旅行時のお荷物。もちろん着替えは別だが、ノーパソと、α7IIとなぜかチャリンコ用五徳ドライバー。しかしフルサイズになってもミラーレスは本当にコンパクトで、一時期、フィルム一眼だったらこんなに荷物にならないのにって感じていたサイズと重さに戻れたなぐらいのありがたさはある。ミラーボックス分の厚み以上のダウンサイジング感はある。フィルム一眼レフ時代、小型軽量でニコン、キヤノンの牙城に挑んだ、オリンパOM-1がバルナックライカと同じレベルの510グラム、AE化を果たしたOM-2が525g、キスデジでこれは使い物になるなって思ったEOS Kiss Nが約485gって世界に、更に幅も厚みもある700gを超えるデジタルミラー一眼を持ち込むのは、逆行だなと思って、フルサイズについては購入を控えていた。フィールド屋にとっては今は、一眼レフより、全天候型コンデジを持ち歩くことの方が多い状況ではないだろうか。どこの観光地に行っても、首から一眼レフをぶら下げている人間には遭遇しなくなった。バッテリー入れて600gぎりぎりぐらいだ。ダイキャストボディではないが、強度を強化しつつ頑張ってると思う。
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 この世界の半分は切り撮れると言われた標準レンズが本来の画角で使えるのは、一眼レフの初心に戻ったようですこぶる気分が良いのだ。この時は大好きなZeissのPlanar 1.7/50をマウントアダプターで使って持ち歩いた。フランジバックの違いで使えるわけだが、逆に、見た目は短望遠レンズ填めたみたいな感じにはなる。

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 これだけの画が吐き出せるので、最新設計のAF純正レンズをわざわざ購入する気にはならないが、AFの高性能を享受したければ、本来はEマウントのSEL50F18FとかSEL55F18Zとか、標準レンズをはめておくべきなのだろう。今時はズーム性能も上がったので単焦点の性能に頼らなくても素晴らしい絵は撮れるだろうから、若いユーザーはこれだけ高性能のズームレンズが出ているラインナップに単焦点標準レンズがあるのは、安くて求めやすいからだって思われるかもしれない。実際入門レンズという意味がフルサイズになって復活した感がある。そして入門レンズというのはそのカメラの最高スペックが他のスペックの凝ったレンズ及ばない領域の描写が吐き出されるということで、そこのレンズとカメラを使い続けて、あわよくばもっと買ってもらえるユーザーになってくれるか、とても戦略的な意味がある部分であった。とりあえず、設計制約上、ほとんど邪魔するものがない単焦点標準レンズの威力は知っておいた方が良いと思うのだが、各社二束三文になっているフィルム時代のMF標準レンズで、その辺りの幸せは手に入る。鏡胴内面反射はともかくとして、レンズ群の後ろ玉がCCDとの間で反射を繰り返しにくいようなデジタル設計にはなっていなかったりするが、それが設計上の瑕疵となる状況というのは、一般的なガウス型の標準レンズの構成では、まあ生じないのも確かだ。


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 単焦点標準レンズ一本の旅は、とてもストイックだが、まあ、ちょいとマクロ域によりたいなとか、ちょっと広角の風景も欲しいなと思った時には、今はスマホが十分サブカメラ以上の仕事をしてくれるので、その辺りも気楽になっていて、時代が変わったなと思う。
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 私の機材の変遷にずっと付き合ってくれているチコの画だが、フルサイズデジイチでZeissの標準というのは、とりあえず、描いていた到達点ではある。これ以上は、撮影カメラの概念を変えないとどうしようもない領域に突入ということで、私自身は、スティル画像を記録する道具である以上、それが有効で、必要なら使うという考え方ではある。


Commented by umi_bari at 2019-04-22 21:02
凄いバイクですね、桜背景も素晴らしいですね。
やっぱりこりが大切なんですよね。
楽しいですよね。
お見事バグースです。
アラック、水中でも、ここまではこれません。
チコちゃんの背景も綺麗に暈けていますね。
素晴らしいですね。
Commented by complex_cat at 2019-04-23 09:43
アラックさん、
ボケ味至上主義ってのはやっぱり日本人特有かなと思ったりしますがやっぱりいいですね。
海外のフォトグラファーインスタを見ていると、ボケはもっと主題的に活用されてますね。
小さな画素子のスマートフォンは、すべてにフォーカスが来ているパンフォーカス世界を一般化しましたが、デジタル一眼勢もたくさんおられて参考になります。
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by complex_cat | 2019-04-22 13:30 | My Tools | Trackback | Comments(2)

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