我が家の猫の額ガーデンに、食用可の水前寺菜がはびこって、一斉にそのキク科らしい花を咲かせたら、やたらとアサギマダラが訪花してきた。ぼーっと蝶が吸蜜するのを眺めて楽しむのは、私だけに留まらず、長男も「父さん、でかい蝶が何匹も来てる」と外から戻ると教えてくれた。「蝶は1頭、2頭な。」「ああ、頭。」 外に出てみると、私が撮影したときよりも数が増えていて5〜6頭が常時飛び交う状況だった。それも本当に三日間ぐらいの間に起きた。 彼らの食草はガガイモ科なので、産卵とは無縁で蜜源なのだろうなと思うが、こういう状況は初めてだ。
SONY α7II, Carl Zeiss Macro Planar 2.8/100 T*

チコは、連休で兄弟、家に集合しているのを一番喜んでいるように見える。彼は彼の義兄弟に囲まれているときには、自信を持って歩を進めるように見える。

別に、アサギマダラを気にしているわけではないが、撮影しているとやたらと視界に飛び込んでくる。

連休中、何度か通ったヒルクライムコースの中途にある私設美術館。この日はこの庭ともに完全に私の貸切状態だった。

SONY α7IIにminolta MC rokkor-PG50mm/f1.4を装着する。古いMFフィルムカメラ時代のフラッグシップレンズだが(これより上により高額の50mm/f1.2があったが、線が太くて絶対的な描写性能はやはりこちら)それが現代のデジタル一眼技術で使えるようになってみると、改めて、その描写のすばらしさを感じる。
SONY α7II, minolta MC Rokkor PG 50mm/f1.4

美術館の庭をアクションカメラを付けてちょっとばかり流してみる。とても気持ちの良い日だ。気温が上がったがまだ湿度が低いから、強くなってきた日差しも不快ではない。

美術館は撮影禁止だが、カタログ写真にならなければ良いと雰囲気撮影の許可をいただく。

美術館の敷地内に、山神様の祠がある。実はこちらに引っ越してきたときに、偶然知ったのだがが、ついでだからと、地の神様に挨拶をしておこうと、子どもたちと一緒にお参りを済ませた。

この施設美術館、末っ子と二人で訪れてみれば、本当に何年ぶりだろう。MeridaのMTBは彼が、小学生のときに購入したが、フロントサスをディスクブレーキタイプに交換、バルブをすべて仏式にするなど改造とパーツ交換を経て、メリダブランドのMTBベースモデルながら、未だ現役モデルと遜色ないMTBに仕上がっている。
SONY α7II, minolta MC Rokkor PG 50mm/f1.4

ある日の目的地。1970年代は、秘境の一つだったと恩師が言っていた。チャリンコヒルクライム15kmの先。帰りは、長いダウンヒルになる。

ホットホールが空いている阿多火砕流の岩盤を二段の滝が流れる。
チャリンコで出かけるときは、しょうがないなと、水を飲んでシラっとしているチコ。いつもこんな感じで、外に出てきて見送ってくれる。戻ったところで、新鮮なきびなごでお造りを作ってたっぷり食わせた。1回分、高級缶詰より安いので、良いかなと思う。
私を見送ってくれたチコの明確な希望通り、風に当たりながら、彼が安心して昼寝するのを見守りながら穏やかな時間を過ごす。
後、何回叶えてやれるのだろう。
美術館出版の図鑑はハミルトンが来日の時、わざわざ会いに来た著名な昆虫学者湯川さんと山根さんら35年間美術館の森で観察会をやられてる名誉教授陣らの図鑑。アートの森は、自然観察の森でもある。
結構な数のRDB植物種が、かつては生育していたが、盗掘でほとんどが消えてしまった。場所が有名になると、能力の低い盗掘者が現れる。たとえ一人でも、ヒト一人の盗掘の影響は絶大で、効率良くホットスポットが潰される。
また、ある日は、夕涼み。チャリンコヒルクライム〜ダウンヒルの繰り返しから戻ったら所望されて、シャワーも浴びず付き合う。小一時間ほど一緒に寝ていると、彼はその間に結構小刻みに移動する。日の動き、風の当たり方、で温度調整してるのかも。こういうときの彼は子猫のような顔をしている。
ファイル圧縮のため、倍速再生になってる。下見もしていないつづれ織り急坂のダウンヒルで、落ち葉踏んですっ飛ぶのは怖い。じわっと降りてる。MaxSpeedも記録されているが、具体的速度は書かない。ツール・ド・フランスの100km/hrを超える高速ダウンヒルバトルとか、つくづく異世界、魔法の世界であると実感する。
キビナゴのお造りは、指だけで作るわけだが、鮮度が高いと確かにその方が楽だ。チコには、細かく切って食べさせるという高齢になって、そうしないと負担が大きく、吐き戻すことが普通になった。一時期、刺身も口にしない状態になったが、今は、治療のおかげもあってまだ大丈夫。