Giant TCX Advance Pro2のリア・タイヤがすり減りまくったので、同じオリジナルのシクロクロスタイヤを購入しようかと思ったのだが、バイクマスターから勧められて結果的に異なるものに変えた。
ブロックパターン摩耗により後ろのグリップが落ちて、ターマックのダウンヒルで、ドリフトが盛大に発生する状況は、TCXの素養の良さから、私ごときでも未だコントロールできていたのだが、これ以上はタイヤが下手するとバーストするリスクがあるなと考えて慌てて交換した。
Guantには、クロスロードと呼ばれる、未舗装路にも対応できるロードバイクのモデルがさらに何タイプがあって、その中で’Anyroad’と呼ばれるシリーズに使われているタイヤだ。中央部は、舗装路での接地と摩耗に適したトレッドパターンのタイプで、サイドには、シクロクロスよりは高さ低めのブロックパターンが配置されている。
私のTCXモデルのオリジナルタイヤは、34Cだが、こちらのタイヤは33Cとなり、1mm細くなるが、はめてみるとオリジナルのままの前輪と比べても、気をつけて見ないとわからない。それでも人間の感覚だと十分分かるようで、なんとなく少し細く見える(ような気がする)。
試走して見て、TCXの油圧ブレーキによるストッピングパワーが強力なこともあって、後ろを抜重したままでは、以前よりは流れなくなったが、それでもドリフトは生じる。ドリフトするきっかけは作りやすく、磨耗したタイヤのそれとは違って気持ちよくて、コントロールもしやすい。基本的に林道ダウンヒルだと、そうでないと恐ろしいことになるのでありがたい。
最初、スタンドでいつもの通りリアホイールをはずしたが、その必要はなかった。ハングして、前輪は普段は接地させてあるが、この状態がタイヤ交換は楽。
スルーアクスルの機体でホイールを外すのは考えたら初めてだった。とても簡単。
実はこのAnyroad用のタイヤは、雨の日通勤用のMeridaのリアタイヤがやっぱり限界まできていたので、こちらにも交換タイヤとした。
このクロスバイクは、Vブレーキのボスフリー7Sをディスクブレーキ、カセットスプロケットの9Sに交換しても、ずっと32Cだったのだが、1mm太くなった。
何度かエントリーを挙げているが、私のMerida CROSSWAY BREEZE TFS 100Rというローエンドクロスバイクは、フロントのオリジナルのリジットサスをロックアップ式のサスペンションフォークに交換して、不整地というよりは都市の段差や未舗装路に対応するようにしてあるが、今はむしろ、サスペンションにせず、リジッドフォークで重量を抑え、27.5インチに1.75インチ幅(44~45C)のスリックタイヤを嵌めて似たような目的に対応したモデルがGiantのモデルにある(
GRAVIER)。サスペンションフォークの代わりに太いMTBスペックのタイヤのキャパシティでギャップに対応するというやり方だ。現物とその走りを見て、そちらの方がシンプルで良いかもしれないって思った。スリックタイヤと言うのがポイントだろうなと感じる。都市空間での予想外の段差や雨天時のスリップなど、この方向性は手堅いと思う。TFS 100R改のサスペンションフォークが逝ってしまったら、そちらへの改造も悪くないなと思っている。
下の滝の上にある、もう一つの滝。私のヒルクライム練習でいつも訪れているところ。滝を巻いて、TCXをかついでここまで降りてくる。
道無き道をみたいなのは、憧れるが、まあ、MTBの登坂技術もないし、チャリンコで行くことにこだわるような人間ではないので、ともかく安全な移動手段として機能するところまでが私のツーリング。
個人的には、電動式Anyroadとして、ブリジストンのフロンティアデラックス F6DB49 26インチに太めのスリックタイヤを嵌めて、ハンドルをストレートに替えてみたいなことをちょっと考えたりする。
人力と合わせた2WDで登坂能力も悪路安定性も高いと思う。問題は、クロスロードむきの少しタフなタイヤをはめられるかということだが、26インチだからなんとかなりそう。
ただ、電動バイク全て言えることだが、ただでさえ重量アップしているのにママチャリ派生ゆえのブレーキのプアさははっきり言ってリスクだ。まあ、あまり激坂はない都市で走る事が前提。坂道はストッピングパワーが足りないので、スポーツバイクのつもりで乗ってしまう可能性のある人には、結構危うい乗り物だと思っている。スピードほダウンヒルでは出さないこと。このモデルは回生ブレーキ付きだが、バッテリーがフルチャージだとそれも作動しないので、平地を楽に進んでいく乗り物以上として使う場合は、電チャリには注意が必要だ。
私がチャリンコのメンテナンスをする様子を眺めながら寝るのが好きなチコ。いつもちゃんとやってくる。