秋島の色 - フルサイズデジタルと古い非デジタル専用高倍率ズームレンズ #4

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 霊長研のレポートだと、メスが 受胎をするのはだいたい9月から11月までの間だけ、交尾相手やそのコンディションチェックで忙しいのか、かなり焦って私の前を通り過ぎていったヤクシマザルのオス。


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 いわゆる、桜耳の子。島内でも猫の保護や避妊処置とともに、捨て猫の禁止やきちんと飼うことの普及啓発などが行われるようになっているようだ。以前、やり取りのあるイタリアンレストランのオーナーから、バイトの女性がそういう活動をされているから、話を聞いてもらえないかとご相談を受けたことがある。色々少し進んでいる気がした。

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 11月だが、島内の至る所でハイビスカスが咲いている。南部は、私の感覚だと、奄美諸島などとそんなに気候的に変わらない気がする。
それ故、Iターンで島内に住み着く人たちは、便利な北東部を避けて、南部に住み着く人が圧倒的に多い。特に、冬季には、北部ではかなり寒冷で激しい風が吹き、島民ですら、寒すぎるとぼやく人がおられたりするが、その時期の南部はちょっと走れば到達できる場所にある故、余計にそう感じるのだろう。周囲130km、南北24km足らずの島の南北でそんなに気候が違うのかと疑問を持たれる方も普通だと思うが、洋上アルプスと呼ばれる山岳が中央部にあるのは伊達ではない。ちなみにここは、島の南東部より北側で、南部ではない。

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広角28mmがフルサイズデジタルで使えれば、通常の風景撮影で困ることはあまりない。それで足らなければ、本機ではスイングパノラマという手も有る。
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 300mmレベルの望遠だと、それなりに距離を詰めることなしでは、多くの動物相手には通用しない場合が多い。むしろその距離を詰める技術と詰めるための時間的余裕を持ったアプローチこそが、使いこなすために必須の技術では有る。いわゆる300mm/f2.8の高額レンズ、いわゆるサンニッパもテレコンバーターを介して600mm/f5.6で使う人も少なくない。
 こう言う風景撮影では、割と気楽に好きな範囲を切り取れる故に、ズームが便利なところでは有る。きちんとした撮影ポジションと、適した画角での切り取りを可能にする被写体の見つけ方において、足を使わなくなるので、写真は下手くそになるということもあるが、私の場合、ズームレンズといっても二焦点レンズ的にしか使わないから、まあ、許されたいとは思う。





 ここで忘備録がわりに少しこのTamronのAF28-300mmレンズの系譜を書き残してておく。オークションサイトにはTamronのAF28-300mmの複数のモデルが、混在している。

 Tamronの28-300mmのフルサイズ用望遠ズームの系譜では、現在は、28-300mm F/3.5-6.3 Di VC PZDというModel A010が最新のものだ。超音波モーターPZD (Piezo Drive)、高精度で収差補正をするガラスモールド非球面レンズが3枚を持つ光学系、そのおかげで、全ズーム域で49cmまでの近接撮影が可能だ。対応マウントは各社用が出ているが、ボディ内手ブレ補正機構のあるSONYα用では、Tamron製レンズ自体が搭載している手ブレ補正機構「VC (Vibration Compensation)」が省略されているので、むしろプリズムレンズが無い分、光学特性的には有利かもしれない。
 APS-Cサイズデジ一では28mmだと35mm換算画角では45mmと、広角の画角にはならないので、そちら用には16-300mm F/3.5-6.3 Di Ⅱ VC PZD MACRO Model(B016)が存在する。ここのメーカーのモデル名は'A'がフルサイズ、'B'がAPS-Cサイズだというのがわかる。ちょっと前までは広角側は18mmだったのでAPS-Cサイズデジ一では28mmレベルだが、今は技術開発レベルが上がり、24〜25mmレベルまで伸びたということだ。
 これの前進はAF28-300mm Ultra Zoom XR F/3.5-6.3 LD Aspherical [IF] MACRO (Model A06)というフィルム時代の製品をデジタル対応化させた 、AF28-300mm F/3.5-6.3 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO (Model A061)だ。
 上記のフィルム時代の最終モデル (Model A06)の一つ前のモデル(Model 185D)が、私が安価で手に入れて、フィールドやチコたちの撮影に使っているこのレンズである。最短撮影距離は、全焦点で49cmになる前で、レンズの最後に'Macro'とは銘打たれているが、近接撮影には制限がある。Sigma製品などとの競争でダウンサイジングが進んでいるわけだが、フィルターサイズも72mmと大きい。フィルムカメラがメインの時代の非デジタル対応レンズで、性能制約があるので、オークションサイトでは数千円の値札がかかっている。
 このブログではいくつかのエントリを挙げているが、「単焦点レンズに及ぶはずないけど、まあ贅沢言わなければ十分写るな。比較しない限り分からないし、画像も破綻してない。極端な光線状態でなければ問題ないし」という私の評価にはなる。

サードパーティ、レンズ専門メーカーとしてはSigmaもTamronに並び立つレンズメーカーで、技術や写り、値段帯などを見ても、かつての安価なレンズ専門メーカーという評価は失礼であるしありえない。ただ、Sigmaの方はフルサイズデジ一用レンズで、且つ、広角ー望遠の高倍率ズームモデルは存在しない。それぞれ望遠側、広角側でのズーム比2〜4倍が基本だ。特に、望遠側は、メーカーのレンズラインナップにはないものが多く、重宝する。
 特にSigmaといえば、1素子で三原色を扱えるFoveon素子による高画質カメラがAPSサイズなので、自社のカメラとの整合性を考えると正しいラインナップなのかもしれない(一般的なベイヤー配列型のフルサイズセンサーモデルfpという製品も存在するが)。
 ちなみに私の最初のデジタル一眼レフであったEOS Kiss Digital Nでは当時のSigma製の18ー200mmズームの初期型(手ぶれ補正機構なし)を使っていたわけだが、当時の高倍率ズームデジタル用レンズとしてはよく写り、とてもよく働いてくれた。Image stabilizerなしのレンズは、上述した通りプリズムレンズが存在しないので、条件や腕さえあれば、画質ではむしろ有利であるし、何よりも故障する部分が一つ減るわけで、酷い場所に引きづり出され酷使されるレンズとしては、むしろ安心だったりする。そういうのは普通のユーザーの感覚では「性能」とは呼ばれないけれど、私にとっては重要な性能の一つではある(多少負け惜しみが入るかも)。

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Commented by umi_bari at 2019-11-20 12:38
猫の話とかは難しいと思います。アラック、なにも出来ません。今日もレンズの話をいっぱいありがとうございます。お見事バグースてす。詳しいと楽しみが広がりますね、
Commented by complex_cat at 2019-11-22 09:07
アラックさん、
高いレンズは買えないので、中古の超廉価ズームの話になってます。
猫の話は難しいです。それでも、少しでも不幸になる個体が減ると良いと思います。
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by complex_cat | 2019-11-16 21:15 | Nature Islands | Trackback | Comments(2)

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