チコについては、今はこんな感じである。家族を平等に愛してくれる彼は、皆に愛され、このまま余生を楽しく送って欲しいと思っている。
もともと猫嫌いで、人間大好きの甘ったれ猫だった。次男が見つめる先で陽に当たりながらうとうとしている。 大学のレポート書きながら、ディレクターチェアで見守る次男。日差しが柔らかくなってきたので、本当に助かるが、南九州の秋は短い。
チコは見守られていることがわかっていて、屋外でも、安心した顔で眠ることができる。
眠る時には、私に触れながら眠る。彼は結構な暑がりなので、気がつくと、横の毛布の上で寝ていたり、ワイフの隣で寝ていたりするので私も助かる。
彼がクマネズミを駆逐したお隣さんの畑は、彼のパトロールコース。去勢していながら、向かう所敵なしの偉丈夫出会ったが、今は、体力的に押される存在もいる。私と一緒でないと、遠出しての散歩はしなくなった。
土の上はやっぱりいいな。泥足で戻ることも少なくなった。
お隣のNさんのご厚意に甘えて、圃場の拡張部分も好きに散歩をさせてもらっている。
状況を伺っている。より慎重になった。
山芋栽培の横で。家周りの掃除をしているワイフを見ている。
呼んでも来ない場合は、彼の意思でどこかに向かっている時。この時は、さっさと家の中に戻るところだった。
昨日は処置が必要になってクリニックからワイフが連れて戻ると、ワイフの兄様家族が居て、久しぶりに今に人数が居るのにちょっと面食らった顔をしたが、すぐに自分の定位置まで歩いていくと、渾々と眠りはじめた。小さな私たちの姪っ子が彼に、そっと触って挨拶していた。