千虎王と百姓

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 チコよ、君が守ってきたこのテリトリーに、何を植えようか。管理者からOKをもらったよ。鶏の餌について増加したクマネズミを殲滅したのも君たちだったし(当時の小隊長は公陳丸。プライベート・チコで参戦)、近所のためにファームランド・キャットをやってきた実績も、私たちファミリーの評価を上げてくれた。

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 朝、風を切って出かけていく。猫ドアまで飛び上がれないので、堂々とお付きのものを従えて玄関から。

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 ボクはここに居る。ここに居るよ。ここにボクの縄張りを宣言する。

 チコが匂いマーキングをやっているところを半年ぶりに見る。体重が増えて、少し自信が出てきたのだと思う。
 結果的に周りの様子を気にする余裕ができたか。

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 チコは、執拗にこの雑草押さえのためのマットに体を擦り付けていた。この辺り適当に菜園にして良いと言われたので、このマットは移動させた。

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 何を植えようか。
 とりあえず息子と2時間農作業して馬鈴薯と安納芋を植えた。それ以上は嫌になるからやらない。放置したラミーが根を張っていたので猫の額農地を耕すだけでかなり苦労した。ラミー(苧麻)も麻類似の繊維をとるための作物。以前この周辺でラミーカミキリを採集したので気が付いた

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好奇心の強いカラバ侯爵は、見に来るかと思ったら、お付きのものを連れて遠目で一瞥しただけで帰って寝てしまいましたとさ。

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 彼の見分は翌日となった。思った通り、肥料播いたこともあってあまり土質も気に入らなかった感じで、移動させた雑草止めの絨毯廃材の上で日向ぼっこしていた。

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 ストレスがかかるときにはともかく手を動かす。百姓は何でも自分の手で生み出せるから百姓だ。そう云うのは私の理想。考え事が上手くいかなかったりストレスで逃げ出したくなると、私の場合は結果的に何か食べるものを作っている。マーケットでパックに大量に入っていた小魚。エバ(ヒイラギ; Leiognoathus nuchalis)かなと思ったが少し形が違う。
 大富先生の図鑑で見たらヒメヒイラギ L. elongatesだった。”本種が単独で売られていることはほとんどありません。オキヒイラギ L. rivulatusの中に混じっているのを見つけてみましょう”と書いてあったが、細かくみていなかったが、どうもヒメヒイラギ比率の方が高いパックだった。


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 片栗粉ふって素揚げ、マリネにしたら最高。キビナゴよりも内臓の容量が少なく骨が柔いので食べやすく苦味もない。作りすぎたかと思ったが、ワイフが一番気に入ってパクパク食べてくれたので、良かった。彼女はこの手のはわざわざ買ってきて作らないから新鮮だったかも。ヒメヒイラギ見つけたら、また買おう。


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 また気が付いたら何か作っていた。最近はストレスが大きい。メレンゲを立て、残った黄身と牛乳で市販のホットケーキミックスを溶いて、これにざっくりメレンゲを混ぜながらホットケーキを焼く。バナナとチョコレートを入れて、メレンゲのモザイクが残っていても、自分的にはほぼ最強。家族にも好評だった。またやろう、チョコバナナ。


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 いつまで経ってもマスクはどこでも手に入らない状況を見ていて、ワンタッチクリップとゴム紐を使って自作することにした。皆、マスクが手に入らず、自作で何とかしようとしているせいか、手芸関係、ホームセンター、Amazonのどこでも、特にゴムひもは手に入りにくくなっている。このパーツさえれれば、まあ、布マスクであろうと頻繁に布は替えることができるし、不織布も手に入ったので、当面、家族のマスクは心配しなくてすみそう。
 この二号機はワイフ作。この耐水両面テープ見つけてきて喜んでいた。付箋布が要る?そういえばヘヤーキャップがホームセンターにあったって、嬉しそうに買いに行った。家族も何となく色々不安できつそうな日々だが、畑と布ではないマスク作りで、ちょっと元気出たのがよかった。
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 既にクリップやゴム紐、ゴムバンド類似の商品は、Amazonでもすぐに届かないか、在庫切れ。忘れていたけど、ヘアーキャップ、末っ子が学祭の時にいるというので、手に入れて大量に余っていた。これも使えそうなので不織布はすぐに届かなくてもいける。あとCD入れが大量にあるので、剥いで使う。詳細に観察したが、かなり密閉度が高い不織布が使われている。
 布マスクは、感染者が他者に感染させる確率をかなり下げるようで集団防疫的には効果はあるが、布の繊維密度が低いと感染から直接身を守るバリア効果はほとんど無い。布の性質によっては、装着するよりも感染リスクが上がる場合がある(根拠論文はこのMacIntyreらによる2015年論文)。
 尤も、ウイルスが顔に付着してそれから目や口から入り込む機会を減らす効果はありそうなので、運用次第では防御力は上げらる可能性はある。一般の使い捨てマスクでも脱着時や普段の使い方、とても危ういグッズになり得る。
 ただ、もちろん人に感染させない効果と防御効果があるものと比べて、人に感染さない効果だけで、防御効果が微妙なのものを装着させられるとかならば納得できない人もいるだろうし、なるべく防御効果も上げたいと考えるのは自然だ。

 だから使い捨て不織布のマスクが手に入らない場合、不織布を使って簡単に交換できるようなデザインのものを自作するのが良いのではないかと考えたわけだ。不織布のロールを探すと、現在、不織布は圧倒的なマスク需要のため、それ以外の用途のものが手に入りにくくなっているという。形状も立体化して、口元に直接当たらないようになっており、更に鼻頭周辺、密着できるものが良いだろうとは思う。そのあたりは使い捨てになっているサージカルマスクのデザインはよくできているわけだ。
 不織布、CDケースとかいろいろ使ってみたが、今のところヘアキャップの流用が一番良い感じ。元々、蒸散通気機能調整を合わせてあるヘアーキャップだから、これをたたんで使うと丁度いい感じ。最悪キッチンペーパーだったら効果はともかくコストは極少。洗って殺菌の手間がかからないディスポが一番。


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 ブルーベリーの花も、花弁が落ちて子房がむき出しになった花序が目立ちだした。今年もたくさん実をつけてくれると、ジャムを作る楽しみができる。以前から同じスノキ属のシャシャンボ Vaccinium bracteatumの苗が欲しいなと思っている。ブルーベリーでも大大満足だが、あの野生植物の実、口永良部島産のシャシャンボのジャムの味が忘れられない。

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 ブルーベリーのジャムととクリームチーズでミルクレープ作るのも良いね。次男にクレープ量産してもらって作ったやつ。

 『百姓』という言葉は、何でも作れる人みたいな意味を持つというのは、単純に庶民を表してきた歴史から見たらどうやらファンタジーっぽいが、もしもそんな風に成れたら良いって思う。


 

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Commented by umi_bari at 2020-04-08 17:24
チコちゃん、野ネズミを仲間たちと駆除したんだね。
偉かったね。
その土地は、お父さんが好きな野菜を植えるね。
チコちゃん、体重も増えて頑張っているね。
バグースだよ。
Commented by complex_cat at 2020-04-08 18:56
アラックさん、
まあ、チコは、この辺りにはあっさりしたもので、大して興味を示しません。
一番行きたいところは人様の家の中なので却下なんです。
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by complex_cat | 2020-04-08 11:28 | Year of the Cat | Trackback | Comments(2)

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