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チャリンコと私とスマートウォッチ #2ー Power of the Garmin original

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 GarminのGPSスマートウォッチのバッタもんのようなスマートウォッチの調子が悪くなったので、出費となるが、安物買いの銭失いを止めようと、Gaminのヒットモデル、'Instinct'を購入した。Garminとロゴが見える左側がGarmin Instinct、右側がこれまで2年近く使ってきたUWear80。今は、このモデル名で検索しても、後継モデルのUW90かそのモジュールを乗っけていると思われる、オリジナルUWear製品含めて、どこのメーカーのものとも言えない中華製の商品がヒットする。

UW90スマートウォッチアウトドアスポーツのBluetooth 4.2ハートレートモニターフィットネスコンパスリストバンドの腕時計,黒

HX0945

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(UW80と連携するスマホアプリの画面1)


 バッタもんモデルにはついては2018年の10月に購入したわけだが、商品名はUWear80と呼ばれている。メーカーは不明、というのは、どうやら同じモジュールを使ったコピー商品がたくさん出回っていて、元のメーカー名を関するメーカーもよくわからなくなっている。後継機種はUW90と呼ばれるもののようだが、UW80とかUW90とかで検索すると、複数の商品が引っかかる。私も悪くないと思っていた商品だったが、妙に人気が出て後継uw90は、Garmin instinct の安売りに近い値付けになってるショップもある。私のものは5,000〜8,000円レベルで売られていたときに購入している。今はどこを見ても10,000円未満では購入できなくなってる。後述するが、流石に3万近いタグを見ると、後継機であっても現在のサポート体制含めて、作ったものに対してアフターケアー含めて、責任引き取るメーカーが存在しない製品を、いやその値段で売るのはちょっと、と思っている。
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(UW80と連携するスマホアプリの画面2)


 まあ、そういうものだというのは理解した上で、購入して使っていたのだが、2年を待たず、不具合が生じた。ロギング、通信機能が死んだっぽい。バッテリーも10日間もってたのが毎日充電する状況になった。リチャージブルバッテリーがどうやら寿命が来たっぽい。
 メーカー名も微妙なこのモデル、私は気に入っていた。一応、GPSの測地は正確で、位置座標や心拍数の数秒ごとのロギングを吸い出した正確なGPS性能を示す経路mapやチャリンコヒルクライム、ダウンヒルに必須の高度プロファイルなど、よくできていたからだ。10気圧防水(100m潜水深度を保証するものではない)で10日間ほどは電池が持つのもすごいと思ったし、心拍数は、異常増加が続けばアラートが出て、スマホの電話、メール着信や、SNSの更新を振動で教えてくれるし、まあ、よくぞこれだけ詰め込んだなという印象も受けるが、既にGPSマッピングなどは別にして、睡眠ログ、心拍数タイムラプス記録、スマホ着信、メール、SNS連動などの機能は数千円の十把一絡げのプレスレットデザインタイプの「スマートウォッチ」数多ある商品群がAmazonで購入できる。その手のローコスト製品の問題は、画面がカラフルでビジュアルな商品デモ画面とは裏腹に、炎天下の下では輝度が足りなくてほとんど読めないということと、リチャージブルバッテリーの寿命が短すぎて、遠からず充電もできなくなって捨てる羽目になるということだ。私も数千円のものを2回ほど捨てる羽目になった。

 UW80が気に入ったのは、バッテリー消費量で有利な反射黒白液晶が屋外でも使えるのに加え、GPSスマートフォンとしての出来が良いと思ったからだ。まあ、最新のメーカー開発による反射モノラル液晶を搭載したInstinctと比べると、勝負にはならないけれど、時間表示は十分であるということは確かだ。

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(Garmin Instinctの経路ログマッピング画面)

 

 このあたりのアプリの画面ショットをエキサイトにそのまま乗せるとやたらでかくなるのでちょっとみっともない。アーティクルを後でパソコンで見たりするとうわーって思う。許されよ。
 私はGarmin Instinctのスポーツバイクモードの経路マッピングや、速度、心拍数、高度プロファイルなどのスマホ連動アプリの画面を知っていたので、ソフトウェア的に、流用かパクりかあるいは開発者が、コアの表現部分を流したのかよくわからないが、ほとんど同じじゃんっていうことだけは知っていた。

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 レイアウトは逆になるが、スマートウォッチ本体のコントロールボタンは3+2で同じ。元々、バッタもんであるUW80とその専用アプリで慣れてしまったため、本体ウォッチ含めインターフェースが似て異なるものであったため、Garmin Instinctのそれに慣れるまで少し時間がかかった。UW80で出てきているメニューやアウトプット表現と同じものが、得られるまで、マニュアルを見るだけではなく、実際に動作せないと、ピンとこない。GPSを捕まえるところから、チャリンコでちょっと試走して、ようやくという感じ。

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 UW80のそれがほとんど、パクリなのか、アプリのグラフィック部分が同じなのか、よくわからないが、流石にGarminのそれは高度プロファイルと心拍数の重ね合わせなどができて、スマホの横位置表示などにうまく対応していて、やはりよく練られていた。配色なども同じなので、コアのスクリプトなど同じなんだろうなぁって思う。


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 一応、セキュリティ問題があるので、途中で、スイッチを入れて数十キロの試走の一部分だけのロギングをした。

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 降り続いている豪雨で、林道沿いの沢の水はかなりの勢いになっていたが、ここあたりは急峻で濁流化するような河川は少ない。広い集水域を持たない上に、降雨はあっという間に海に落ちていくため、それなりの河川工事は行われているが、ありがたいとこに、水害とはむしろ無縁ではある。\

 まとめとしては書き足りない部分を表にした。あまり良いまとめ方ではないかもって思うが、忘備録でもある。追加情報など気になったら修正して張り替えるかも。
UW80系の類似商品は、Garmin Instinctの完成度が良いので、値段が1/3で購入できる(値付けは強気のネットの値段を見るとこれも崩れた)後継機(UW90?)をどう考えるかということになる。私は、もとには戻れないなと思うので、Instinctが購入できるのであればその方がいいかもとは思う。


比較項目

Garmin Instinct

UWear80/90(UW80C、UW80 1.2という表記も見た)

補足

メーカー

米Garmin社(収益:33.5億米ドル)

購入した際のUWearというメーカーは消滅?モデル名で検索すると’HLosanyy’その他、複数の販売業者?がヒット。製品、モジュール流用?OEMの実態は不明。

Instinctは代理店購入により、Garmin製品として当然の修理、電池交換等のサービスが可能。

液晶表示

高細密反射液晶。デモ用のシールと判別がつかないほど。時間は秒まで表記。

モノクロ反射液晶。表示は複数オプション。

UW80の液晶は、夏の炎天下使用で液晶焼けが生じた。時間文字盤、カロリー消費等の数字は問題ないレベル。

GPS

GPS、GLONASS、みちびき、Galileoの複数の衛星測地システムに対応。測地は、現在の標準的なGPSモジュールの速度。

測地速度は普通。コールドスタートではやや時間がかかる。精度から見て、みちびき対応のモジュールはインストールされてる?

マッピングしたときの測地精度については、どちらにも不満はない。

バッテリー

メーカメンテナンス関連で交換可能。バッテリーの減りなどから、各種センサーモジュールやバッテリー容量などUW80などよりかなり、余裕がある。

アクティビティロギング未使用で、10日間ほど連続使用可能。アクティビティロギングを行うと、急激にバッテリーを消費。メンテナンス、電池交換のメーカーサポートについては不明。初期の値段から見れば(8,000円程度)、バッテリー損耗なら使い捨て前提か。

今回、類似品を諦め買い替えを決めた原因。

センサー

方位、気温

方位(後継機UW90?は気温、湿度、血圧)

血圧センサーは、安価なスマートウォッチでも見るが、機構的に近似値にもなっていない可能性。高度センサーは、後継機には内蔵。GPS測地の標高の方が使いやすいけど。

各種スポーツアクティビティロギングへの対応

ラン、登山、ハイキング、バイクに加え、プールスイム、オープンウォータースイム、MTB、スキー、クロスカントリースキーなど欧米のアウトドアスポーツ全般に適合的

ラン、登山、ハイキング、バイク、トレッドミルなどもある。

後継機(UW90?)ではスイム、サーフィン、ロッククライミング、登山、サイクリング、ボート、スキー、ゴルフとてんこ盛り。

個人的には登山とウォーキング、バイクがあれば足りる。アクティビティロギング表現はスポーツによって異なるので、事前確認を。

防水

10気圧(100m深度防水ではないと明記)。スイム対応。

10気圧(100m防水のような誤解を与える記述も一部OEM?製品にあり)

老舗ダイバーウォッチの対水圧性能表記とコンタミすると問題かも。

心拍数ロギング

アクティビティロギング以外でもデフォルト設定では連続。心拍センサーは省エネ型?

30分に一回、アクティビティロギングの時には連続。結果として、バッテリーの減少は急激。

廉価なものでは、今や数千円のスマートウォッチブレスレットにも内蔵されているが、電力消費等、モジュールの進化も進んでいるかも。

スマホとの連動

電話・メール着信、各種SNS、通知機能を持つアプリのほとんどに対応。 Apple Watch同様、ヘルスケア連動で心拍数ログなど共有、表示。

電話・メール着信、ライン、Gmailなどにも対応。

このあたりは、よくできた機種ほど、せって腕抑えておかないとうざいほど、通知が来るので注意。

スマホへのデータ転送

専用アプリによる同期(任意、自動)により数秒以内。

専用アプリにより可能だが、ライフログ、アクティビティログ、ともに非常に時間がかかり、複数回トライしてなんとかデータが移る。終了したかどうかもよくわからない。データ抜け多い。

UW80では、データサイズからみて不思議なほど、非効率。また、この作業も非常にバッテリーに負担がかかりスマートではない。

各種アクセサリー

風防カバーガラス、充電接点カバー、プロテクトカバー、充電器など複数サードパーティから多数。

汎用風防ガラス、シールのみ。充電器のコード接続部分は、破損しやすいが、個別での購入は難しそう。

あまり必要とは思わないし、出費が本体だけでは済まないが、Instinctの場合、プラスティックシェルなのでアウトドアでは必要か。スイムとか必須かも。

その他

Garminの登録者内相互データ共有による、目標設定等が可能なトレーニングスケジュール機能など。

アカウント登録によるアクティビティデータ登録。

Garminのシステムでは、登録集団内で、自分がどのあたりにいるみたいなのが可視化される。モチベ用。

実売価格

最安価で¥30K〜¥36K。ヒット商品であることから、機能追加された派生モデルのInstinct Tide/Instinct Tacticalが販売されたこともあり、多少安価になってる?

当初は¥5K〜¥8K円程度。現在では¥11K〜¥30Kの強気の値付けまで。

後継機のuw90系がどれくらい進化したのか分からないので、なんとも言えないが、少なくともInstinctの基本性能との比較で、uw80レベルであれば¥10Kぐらいが相場という気もする。


GARMIN(ガーミン) アウトドアウォッチ Instinct Flame Red 010-02064-32

ガーミン(GARMIN)

★★★★

今回手に入れたモデル。カラーはFlame Red、Sunburst、Graphite、Lakeside Blue、Sea Foam、Tundraとネームがいかにもフィールドイメージでオシャレだ。
GarminのGPS専用機を何台も使う機会を得てきたが、あそこのメーカーも外れモデルみたいなのもかなりある。スマートウォッチもモデルとしての成功しっぱいはありそうで、このモデルはどうやら製品として成功だったモデルではないかなと思っている。

GARMIN(ガーミン) アウトドアウォッチ Instinct Tide Black/Blue 010-02064-B2

ガーミン(GARMIN)

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Instinctの派生モデル。マリンスポーツやフィッシングサポートのための緯度経度を入力すれば任意の場所の潮汐情報もチェックでき、潮汐グラフィック表示が出るのは、ちょっと欲しいなと思う。ダイビングウォッチやダイビングコンピュータみたいには使えない。あくまで水上をチャパチャパやる行為(かなり差別的な表現)に限って使える。

GARMIN(ガーミン) アウトドアウォッチ Instinct Tactical Camo Graphite 010-02064-C2

ガーミン(GARMIN)

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スカイダイビング対応、ジャンプマスター機能は、軍のガイドラインに沿って高度を計算、目的地点までの下降ルートをナビゲート。3軸電子コンパスと気圧高度計を内蔵、あと電波を出さないモードが使える。軍の作戦行動仕様で、US Militaryが採用できる基本仕様みたいなスペックの製品。民間人が必要かちょっと微妙。


スポーツスマートウォッチ、高計量GPSトレッキングスマートウォッチ、100%防水GPS、心拍数モニター/ SOS /コンパス/バロメーター付き7スポーツモード ( Color : Black )

YCTOO

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現在アマゾンで購入できるUW80後継機っぽい。スイム、サーフィンなどのマリンスポーツにも対応し、気圧センサーなども持っているようだから、Garminに対抗しようっていう攻めの姿勢ではあるなと思う。

HLosanyy高品質爆発UW90アウトドアスポーツスマートウォッチGPSフィットネス心拍数トラッカーブレスレットバンド

HLosanyy

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こっちは旧モジュール内蔵モデルかもしれない。しかし、スペックが微妙に不思議だし、日本語の商品説明が、

「スマートウォッチアンドロイド携帯電話子供互換女性は、男性の血圧女子防水テキスト男の子GPSトラッカーブルートゥース心拍数バンド酸素監視リストバンドスポーツテニスモーションリストバンドオレンジブルーレッドホワイトグリーンを見ます」

・・・・・見事に全くわからないレベルの中華製で、手を出すにはものすごく勇気がいる。逡巡しているうちに、割と使えるかもしれないにしても、こっちに金を使うよりも、Garmin Instinctを買う気持ちの方が大きくなっていった。
 繰り返すが、前回のUWear80は当時、認知度も低く、評価もゼロだった故、5千円程度の出費だった。あちこちで、高機能で意外と使えると評価された結果かもしれないが、バッタモンコピーモジュール類似かは別にして、同系の製品は1万円以上になってしまった。

 安いスマートウォッチでは、GPS内蔵せずに、連携させるスマホのGPSデバイスをうまく利用してルートロギングする機能などあるが、ウォッチ単体でGPSを内蔵する両製品は単体で、GPS座標ロギングや起点への回帰ナビゲーション機能なども持っている。そのあたりの機能は別格ではある。これはUW80においても同等の評価をしている。


Commented by umi_bari at 2020-06-29 20:17
凄いですね。
お仕事柄かもしれませんが、本当にお詳しいですね。
いろんな情報が分かって&自慢のBIKEでの一日、たまりませんよね。
お見事バグースです。
アラック、スマホの万歩計を見るだけなんですよ。
チコちゃん&ナッチちゃんは今日も元気ですよね。
Commented by complex_cat at 2020-06-29 21:27
> アラックさん
まあ、こっちは仕事柄というよりは、仕事のためのトレーニング用みたいなところはあります。
おかげさまで、チコ、ナッチ、ユッチとも元気です。
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by complex_cat | 2020-06-29 20:12 | My Tools | Trackback | Comments(2)

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