今回ちょっとばかりジャズ系が多かったかも。もともとチコが眠りやすいアーティストと曲の選択の話なのだが、'Jazz cat'といえばなぜかジャズ狂、ジャズメンみたいな意味になって、クレージーキャッツなんてバンド名、そのものということである。なんで猫?って思ったりするわけだが、チコが特にジャズを愛する猫ということもないのだが、流していても寝ている曲は多種多様だがジャズ系ももちろんある。
Becca StevensSpotifyでなんとなく適当に流していたら、引っかかった。
どのアーティストに似ているだろう。Reginaは名曲だと思う。でも彼女の曲はこのようなトラッドフォークっぽい曲ばかりではない。ジャズボーカル色の強い曲を聴くとやはりこの型はそっちのアーティストという感じ。
上原ひろみ/Spectrum
上原さんの大御所チックコリアとのピアノデュオもいうことはない。現在は、活動を米国に移されているけど、かの地で矢野顕子さんとのライブ映像もすごくよかった。
Robert Glasper / Black Radio
第55回グラミー賞で最優秀R&Bアルバム賞ホルダー。最高峰のジャズピアニストの一人だが、多様な音楽要素を高次元で取り入れて、まったくニュータイプのジャズシーンを作り上げてしまったアーティストの一人だということだ。
出すアルバムすべてグラミーにノミネートされるという快挙を成し遂げたジャズ、R&B、ネオ・ソウルのシンガーソングライターそして女優と、多芸なJill Scottをボーカリストとしてフューチャリングしたこの曲は、2013年のスマッシュヒット。チコはチック・コリア聴かせたときみたいな反応といえるかも。まあ、よく寝ているという話。
こっちは、ジャズピアノ&シンガーソングライターのスタイルながら、ソウル、カントリー、フォーク、ポップスが融合したあのグラミーアーティストのNorah Jonesがボーカルを取ってる。彼女の父上は、ビートルズに影響を与えた著名なシタール奏者だったし、彼女は、多様なジャズやロックを聞いて育ったこともあり、特定のジャンルのフォーマットには収めようがない。彼女同様Robert Glasperの生み出す音楽は偉大なジャズピアニストにして、単純にジャズアーティストのファオーマットに収まらない音楽となっているが、重要なことは、それがまたとても猫向きにも心地よいものでもあるということ。ここではその事がすべてなので、チコはよく寝ているということである。
Ed Sheeran
あのU2を興行収益で抜いて『史上最も成功したコンサートツアー』の記録を塗り替えた英国のアーティストEd Sheeran。今回はなにかメジャー路線だなって思うけど、このあたりはジャズや洋楽ばかり聞いている人でないとむしろ知らない人ばかりではないかなと思ったりするので別にいいか。ニューアコースティックっぽい曲かなと思ったりするが、彼の曲はどれも独特だ。この曲はPVがとても面白くて、恋人役のフィジカルなアスリートに売れっ子ダンサーの Jennie Pegouskieや元力士の山本山龍太がそのまんま相撲取りの役で出ていて、ストーリーも恋人同士のすれ違いの話ではあるけど、予想外の結構コミカル展開だ。最後のJennieの飛び蹴りはもう最高!(本当です。)惚れ惚れする。
ヒップホップフォークのニューアコースティックなサウンドはチコが眠るときには悪くないようだ。