iPhpne SE2に替えて、時間がたった。今時のスマホのカメラ性能は、どれもデジカメを必要としないレベルまで達しているので、これも突出した性能出ないことはわかっているが、それでも不満はない。阿久根のとある海岸での、日没スイングパノラマ。
16:9のアスペクトでの撮影は、固定設定できずデフォルトではないので、わざわざ切り替えなければならないのが面倒。
よくなったなと思えるのは低照度での撮影時。それこそ耳垢みたいに小さな画素子で、そんなに追い込めるとは思ってなかったが、ハード、ソフト的にかなり進んだのだろう。また、レタッチやフィルター処理が本体側で可能で、しかも使いやすいので、この辺りは、アプリを動かすにもOSが必要で、デジカメがタッチパネル含めてうまく取り込めなかった部分だろう。アンドロイドが載ってるデジカメも出たりしているが、コンシューマ型デジカメが追いつけなかったところだ。デジイチレベルになると、ユーザーは現像アプリを使うのが前提になってる人は、特に気にしないだろうけど。ちなみにSONYのデジカメであればHX-30vあたりから使えるImating Edge Movileでスマホに飛ばして、レタッチしてSNSに挙げるという流れは、そんなに面倒ではない。
少し夕焼けの赤色を強調するが、これは目で見た印象に合わせる記憶色レベル。それなりに写っているからこの処理が有効になる。
期待していなかったが、近接撮影が効くモデルではない。まあ望遠撮影と同じで、近づき過ぎてアウトフォーカスにせずに、きっちり写る範囲で撮影してトリミングする方がお利口さんな使い方。こうやってハマゴウの蔓の先端のフラッシュと生息環境を撮影するみたいな使い方は、私としては十分使えている状態だが、若干もう少し近接がと思うことはある。
近接撮影は、このくらいだと、何も問題なく平和。極小画像素子のおかげで被写界合成も必要ない。
補助光は、小さなLEDが光るレベルであっても、十分。不自然さも少なく、開発部門はよく研究しているが、これはスマホ一般に言えることで、すでにほとんどの機種がそのレベルにあるだろう。
トワイライトゾーンのチコ。過去のiPhone6s辺りと比べて強くなったのは低照度下での撮影。フォーカシングはかなり追えている。アンドロイド機も含め各種買ってはテストしているYoutuberでもないので、比較ができないのだが、ダメ仕様のものがあろうとも、今時はこんなレベルなのだろう。実は、これはトワイライトの雰囲気を出すために、露光切り詰めたようにレタッチしている。
デジイチの低照度に強い機材で、さらにISO上げることで画像が荒れないように低めに固定して、マイナス補正で被写体ブレを防ぐみたいなことは、むろん、デフォルトのカメラアプリではできない。アプリれればやれるかもだろうけど。だから、撮影後いじる。
これがレタッチ前。むしろ低照度で写りすぎて結構びっくりしている。AFが作動して補助光なしで撮影できる照度下ならこれくらいは写る。一世代前のキスデジだと、ストロボぱしぱし補助光がしつこく光っても、AFがちっとも合わないレベルのトワイライトだから、良い時代になった。
ちなみに、iOS14から露出補正は楽になって、こうやって切り詰めたりすることもできるようになった。露光機能は自体が、デフォルトで評価測光やスポット測光をとりこんでいるので、露出の攻め方は一つではないけど。
スマホが一番便利なの、食ったものメモだろう。大仰にフード・ポルノとか言い出す人がいるけど、私にとっては食ったものメモ。こういうのもちまちま一枚ずつ残さずに、画像レイアウトアプリで合わせてしまう。一種のタグ管理。
うん、食ったものメモ。この新型コロナ禍の下、どこのお店も、すごく凝ってて、何とかお客さんに来てもらおうという板前さんの創意工夫を感じる。
iPhoneの一部の内部モジュール生産にかかわっている会社のCEOが幼馴染なのだが、彼がiPhone6あたりから十分生活防水と呼んでもいいと言っていたが、iPhoneSE2は、
IP67(最大水深1メートルで最大30分間)性能。IP68(最大水深2メートルで最大30分間)はiPhone XS以上から。まあ、震度潜水に持っていけるカメラと勘違いするので、単純に防水と呼んではいけないらしいが。こうやってビオトープに突っ込んでメダカ撮影してみましょう、みたいな技は使えるようになった。もっとも水に漬けるとタッチパネルが作動しなくなるので、ボタンの方で撮影しないとだめなのだが、機械部分を稼働させるのはいろいろ気になるところではある。どうしても撮りたかったためにニコンFを谷川に突っ込んで撮影した写真家の話があったが(もちろんFはその場で壊れて、修理が必要になった)、そう考えると十分なツールになったと思う。塩水はやめた方がいいと思う。通常のダイビングカメラ機材でも撮影後は、塩抜きの為、長時間水道水に漬けないといけないと思うと、やらない方がよいと思う。 基本、フィールドで使う場合、気楽になったのと、コロナ禍で使う場合、いざとなれば石鹸洗いができるのはとてもありがたい。
電話としてのスマホはいつも持ち歩くので、私の場合、むしろサブカメラ以上の役割を持たしてしまっているので、スマホのカメラ性能が低くないことは結構重要。まあ、十分な光量下ではあるけど、これだけ撮れればいいよね。
一昔前だと画質を優先するために、割とISOを落として、シャッター速度もかなり落とすプログラムになっていたが、本モデルも基本はそんな感じではある。この画像のExifデータを見るとISO32でf値は8、シャッター速度は1/120sec.だ。それゆえシャッターレリーズタイミングは、実は割と重要なのだ。まあ連射機能もあるけど、数打って当たるかというと、スナイプは一発に込めた方が、私の経験上、失敗は少ない気がしてる。ためなどの予備動作なしでいきなり引く呼吸が重要で、自分の場合はそれが最適解だと思っている。
それでも、動画性能が上がっていることと動きのあるものを撮るときの問題の少なさは、無関係ではない気もする。
なんだか今回のエントリーは、iPhone SE2のカメラ機能プラス防水のみの評価になってしまったが、基本、アプリ機能はiPhoneの現行世代のものと同じ。