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チコにお昼寝時流して良いと許可をもらった曲シリーズ #10

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Vök / Nettwerk
 Vökは、Margrét、EinarStefánsson、BergurDagbjartssonのスリーピースバンド。女性一人男性二人というユニットは、少なくないけど、ここも同様だ。アイスランドのドリームポップ・バンド。アイスランドで毎年開催される音楽コンテストであるMúsíktilraunirで優勝してからプロ活動を活発化させる。EU系のドリームポップは、個人的に好みのバンドが多いのだけれど、ここもそんな感じでハマって流したが、チコは悪くないという評価。
 基本、ダークなイメージの曲が多く、夜想曲っていう感じ。よく眠れそう。

In The Dark

vök/Nettwerk Records

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テスト用に流した二枚のLP、チコはどちらでも眠りを妨げられる様子はなかったので、ベタだけど、ちょっと懐かしさもあって、今回のリストに加える。

R.コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」/ボロディン:韃靼人の踊り-ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮), ミシェル・シュヴァルベ (演奏), ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (演奏)

シュヴァルベ&カラヤンの最強タッグの名作。この曲は、ポピュラーな、クラシックファン以外にも聴きやすい作品で、そういう意味ではクラシック音楽においても微々たるものとは言えドル箱で、名演でないものはあまり売りに出ていないと思うのだけれど、これ聴いていて間違いはないと思う。あ、私も一応持ってるってクラシックファンの人からは普通に言われると思う。ドイツ・グラモフォン のセレクションにも入っているから、どこから聴けばわからないという広大なクラシック音楽世界の最初のエントリーとして、困らないと思う。
ちなみに「今夜はここまでにしとうございます」のシェヘラザードの膝に猫が乗っている状況はなかった気がするし、コミック『乙嫁語り』でもペルシャ猫はバンバン出てくるけど(1600年代にイランからペルシャ猫の祖先系が入っていて固定品種化は英国なので時代も場所も違うが)、サーサーン朝ペルシャ時代の猫がどうだったのか、不勉強にして、よくわからない。泥縄で調べて、あとで追記するかも。
 とりあえず、『千夜一夜物語』で、実際に猫が登場する話は、あまり目立たず、ざっと検索すると『薔薇の微笑のファリザード』ぐらいである。"三女は三度懐妊したものの、出産に立ち会った嫉妬深い姉たちが子供を犬・猫・鼠にすりかえたため"とあるが、ポピュラーな身の回りの生き物として登場するので、当たり前のように普通にいた生き物であろう。
 それ以外に猫が出てくるのを確認していない。『猫と烏の話(第150夜)』では、"烏と麝香猫が森で話をしていると、虎の鳴き声が聞こえた。烏は木の上に逃げたが、麝香猫は逃げ場に困り、烏に助けを求めた。烏は羊飼いの犬を何匹もけしかけ、森に誘導した。森に犬が増えたため、虎は森から出て行った。こうして烏は麝香猫を救った。(Wikipediaより)"とある。ジャコウネコは、生態学的適応スーツはイタチ型の捕食獣のもので、分類群全く異なるもので、もちろん猫ではないのだが、タイトルが猫になっているのは、翻訳者に動物分類の知識がなかったからかどうかはわからない。自然科学のリテラシーの普及は意外と近年なので、当時の翻訳の多くでは、その手の瑕疵を含むのは珍しくない気もするが、逆に態とタイトルに翻訳の時代、誰でも知っている「猫」を使ったのかもしれない。

R.コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」/ボロディン:だったん人の踊り

カラヤン(ヘルベルト・フォン)/ユニバーサル ミュージック

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Live - Fleetwood Mac
 自分の中ではハンバーガーのマクドナルド、パソコンのMactintosh、そしてもう一つのマックがこのバンドだった時代があった。
女性メンバーの、スティービー・ニックスとクリスティーン・マクビーはどちらもソングライティングもリード・ボーカルもとれるし、佳曲も多い。元々英国のバンドだが、音楽性における牽引メンバーが、ピーター・グリーン(ブルース・ロック)、ボブ・ウェルチ(フォークロック)と変遷しながら、スティービー・ニックス、リンジー・バッキンガムのカップルと、クリスティーン・マクビーが参入してから、アルバム、「噂(rumor)」の超スーパーヒットで、アメリカのポップス、ロック界の殿堂入りとなった。それ以降は拠点をアメリカに移す。
 「噂(rumor)」がどれくらいすごいヒットアルバムだったかというと、「1978年、グラミー賞の最優秀アルバム賞を獲得。2012年時点で累計4,000万枚の売上を記録している。」とあるよりも、あのEaglesの超ヒットアルバム'Hotel California'をトップから引き落としたアルバムと言えばいいかもしれない。

Live

Fleetwood Mac/Warner Bros / Wea

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 このアルバムに多く曲が含まれる「噂(rumor)」は、ローリング・ストーン誌の大規模なアンケート『オールタイム・ベストアルバム500」(2020年版)に於いて7位にランクイン。
 「噂(rumor)」での音楽的なスタイルは、それ以前の「ファンタスティックマック」で完成されていて、この二つのアルバムのヒットからの曲が多い。彼らの曲は、ポップなロックも多いが、特にリンジーのフィンガリングを用いた独特のスタイルのエレクトリックギターテクとスティービー・ニックスの魔女的なファンタジー特性もあって、リリカルでアコースティックな名曲も少なくない。クリスティーンの曲も良い感じのソフトバラードなものも多い。
 『牙 (タスク)Tusk』で見せた、アフリカンミュージックに早くから着目していたことをアピールする曲もあるが、アコースティックなソフトロック路線は、昼寝チコにも、良いようだ。

 このライブアルバムにも入っている以下の曲は、彼らの金字塔だろう。
・ドリームス - "Dreams" (S. Nicks)
・オーヴァー&オーヴァー - "Over & Over" (McVie)
・セーラ - "Sara" (Nicks)
・もう帰らない - "Never Going Back Again" (Buckingham)
・ランドスライド - "Landslide" (Nicks)  
・リアノン - "Rhiannon" (Nicks)

このライブには入ってない曲として、
・ソングバード - "Songbird"(McVie)
・ゴールデン・ダスト・ウーマン- "Golden Dust Woman"(Nicks)
は私の中では外せない。「噂(rumor)」に入っている"Golden Dust Woman"は最後の方で、猫の唸り声のような彼女の声が入っている。

 スティービー・ニックスは女性ロックアーティストにとっては、Heartの二人と共に女神に近い存在で、彼女の曲は多くのプロアーティストによるカバーが存在する。彼女がソロアーティストとして出したアルバムも、軒並みヒットアルバムとなっている。日本でも、ローリングストーン誌の邦訳で、奇妙なゲロゲロ声って表記されてから、ずっとファンだった人がいる。高音域、なんとなく太田裕美みたいにも聞こえる(場合もある)。魔女的な雰囲気をアピールする女性ロックアイコンはたくさん存在するのだけれど、彼女の影響は多分入っている気がする。

 
 ジャック・ブラック主演の、"School of Rock"で、音楽教師になりすまして入り込んだ先の校長先生と盛り上がる、すでにナツメロとして流れるのが、スティービー・ニックスの"Edge of Seventeen"で、ああ、この年代の人たちが若くノリノリだった時代を懐かしむそれだったのだなぁと思ったりする。これ聞いて育ったロックアーティストも彼女へのトリビュートアルバム出したりしているが、彼らすらすでに重鎮化している時の流れを感じるけど。

Yusef Lateef - Love Theme From Spartacus
 この人は、ジャズ、ジャズフュージョン、スイングを基本にしたアーティストであるけど、ニューエイジワールドミュージックまで、幅広い音楽で活躍している。実際に、リトルシンフォニーは、ベストニューエイジアルバムのグラミー賞を受賞している。一方、ジャズ本道の方でも、2010年には、独立した連邦機関である国立芸術基金(NEA)から生涯ジャズマスターフェローシップ賞を受賞していて、国立芸術基金ジャズマスターズ賞は、ジャズで与えられる最高の栄誉と言われている。
 1993年、Lateefは、WDR Radio Orchestra Cologneから、米国の奴隷制と公民権剥奪をテーマにしたオーケストラとカルテットのための4部構成の作品であるAfrican American EpicSuiteの作曲を依頼され、アトランタ交響楽団とデトロイト交響楽団による演奏曲の一つになった。





Agnes Obel - The Curse
Agnes Obelはデンマークのフォークソングシンガー&ライター。日本にも熱烈なファンがいて、EUの伝統音楽系ポップスの音楽が好きな人には、決定的な存在かなと思う。ドラマ『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』でも使われたりして、ワールドワイドなファンを掴むのには決定的だった。フォーク、クラシック、デンマークやEUの伝統音楽とエレクトロニックなサウンドが融合という立ち位置は、エンヤからの流れでどの国にも同じような立ち位置のアーティストが数多く輩出されたが、彼女は商業劇にヒットしたにもかかわらず、結果としてコマーシャリズム的に消費されて終わっていない貴重な存在だと思う。作詞、作曲、編曲は全て彼女の手によるもので、更にほとんどの楽器を演奏しているということで、世代の上の方の人たちには、なんだトラッドフォークがベースにあるマルチコンポーザー、Mike Oldfieldじゃんって思うかも。そう極めて現代的で、かつ女性版Mike Oldfieldと言えば、伝わる人には伝わるかも。





Go Go Penguin - Go Go Pentuin
 このカテゴリでのエントリーの、猫であるところのチコ向き音楽シリーズも10回目になって、意外と読まれているのと、音楽家の友人から、あそこで紹介されてるの、聴いてるとか言われて、ちょっと調子に乗ってしまったが、まあ、キーワードとして、ジャズクロスオーバー、エレクトロニカ、トリップホップ、アンビエント、エクスペリメンタル、ミニマリスト、エスニックあたりの音楽ジャンルなら、かなり該当するものが多そうで、それはそれで面白くなくて絶えず、日本のポップとか変化球を探しているのだが、今回は余裕がないので、もう一つもその辺りのインストルメンタルユニットのものを。
 メンバーはChris Illingworth (Piano)、Nick Blacka (Double Bass)、Rob Turner (Drums)の三人。影響されたアーティストとして、マッシヴ・アタック、ブライアン・イーノ、ショスタコーヴィチやドビュッシーなどを上げているので、それらが気にいいってる人は、聴いてみてもいいかもしれない。








チコにお昼寝時流して良いと許可をもらった曲シリーズ #10_b0060239_19473864.jpeg
 チコの昼寝のための邪魔にならない音楽選定の話から、少し脱線する。
 LPレコードが聴きたくなって、5Kでリニアトラッキングのフルオートプレーヤーを手に入れた。実際、Technicsのリニアトラッキングプレーヤーは、現在でもオークション大人気のSL-10を筆頭に、相当なモデルが作られている。 SL-10は販売時、定価100,000円のモデルだったわけだが、電池でも駆動する、ある意味巨大ウォークマンみたいな機能も持っていた。その眷属のSL-15(上位モデル)、SL-7(下位モデル)とは別系統で、中堅としてのSL-DL1、SL-DL5、さらにクオーツ制御の、L-QL1、SL-QL5。更にワウフラッターカタログ値は落ちるが、実用上何も問題はなく伝統のベルトドライブ方式の超軽量、安価モデルのSL-J11。他にはFMで音源を飛ばして野外などでのFMラジオ試聴を可能としたモデル、SL-3FMなどなど、派生モデルはかなり生まれている。
 ちなみにこの辺りのデータ、仕様については、このサイト『オーディオの足跡』に全面的に頼っている状況があるが、アナログオーディオファンは、オークション情報含め、参考にしているはずだから、割とアクセスは稼いでおられるかもしれない。唯一無二の本当にありがたいデータベース的サイトである。

 リニアトラッキングプレーヤーは、レコードが作られるカッティングマシンの駆動時と同じ理屈で溝がトレースされる。「針がレコード盤を直線移動するため、歪発生の原因となるトラッキングエラーや、チャンネル間アンバランスの原因となるインサイドフォースを極めて0に近くできるメリット」があるということだが、この辺りの機械制御技術は当時の日本企業のお家芸だったわけで、マイクロなど、基本的な部分のこだわりがあるマニアックな立ち位置の企業を例外として、Yamaha、東芝Aurex、日立Lo-D、SONY、AIWAなど、Technics以外の国内オーディオメーカーのほとんど全てが追従して、モデルを投入していた。
 今回、リニアトラッキングプレーヤーが欲しかったため、オークション検索していてそのことに気がついた。PioneerのPL-L1のリニアトラッキングメカなど、凄まじく凝ったモデルなどもある。最初の方に販売されていた三菱DIATONE のDiatone x-11はチューナー付きアンプにカセットデッキと更にこのリニアトラッキング プレーヤーを縦置きに配置した普及型のオールインワンシステムだったけど、当時のオーディオメーカーとしてのプライドとして、LT-1などというモデルも出していた。国のGDP、産業を牽引したオーディオ業界の百花繚乱、当時の適応放散を見るようだ。

 さて、かつてのターンテーブル/レコードプレーヤーを今のAVアンプで鳴らそうとすると、一つの問題がある。今のAVアンプには当然レコードプレーヤーのPhone入力が存在しないのだ。レコードプレーヤのカートリッジ、針の部分はエジソンの蓄音器の発明を祖先系とするが、電気信号を発生する段階になっても、レコードの溝に刻まれている音声信号を拾って再生するいわゆる一種の特殊マイクにすぎないわけで、それのアンプ出力と音域別のバランスをとって他の電気入力信号と同様の扱いにするためのフォノ・イコライザー が、かつてのオーディオアンプには標準で内蔵されていた。いわゆるphono入力というモードだ。それが今のAVアンプには存在しないので、別個にフォノイコライザーを購入してアンプとの間に介在させる必要がある。

追記ー詳しい方に教えていただいたが、「レベル合わせ以外に、溝を刻む時に大きな振れ幅になる低音を抑えてスクラッチノイズに負けがちな高音を強めてカッティングしてあるのを元に戻す役割も」ということで、文字通り帯域別に、音圧のバランスをいじる機能が持たされているということのようだ。

 で、レコード針部分のモジュールカートリッジには大雑把にMM/MC型がある。後者はよりデリケートな信号を出し大きく増幅してやる必要がある(サテン製などMC型にもかかわらず高出力でMM型のように扱える例外もある)。ちなみにカートリッジ形式はこの二種類だけはなく、LPレコード再ブームで、現在仕様でBluetoothで音を飛ばせる製品などを作っているオーディオテクニカ社のVM型などMM型の派生など、非常に種類が多い(参考:SPU?MMC型?マニアでも全部は知らない「カートリッジ大辞典」)。今回MC型を使えるモデルやそのためのフォノ・イコライザー アンプは高額なので、諦めて、定番のそれを手に入れた。フォノ・イコライザーといえども、むしろそれによって音が変わるわけなので、高級オーディオ専門メーカーのものは、値段が一桁も二桁も違う。
 音楽配信に押され、CDが売り上げを落とす中、変わらぬファンのおかげもあってか、むしろRecord盤/CDの売り上げの逆転現象が起きているというじょうきょうにある。結果的に、LP周り製品生産、販売は、小規模では或るが案外手堅い商売として残っている。もう一方のアナログテクノロジーである写真フィルムは、かつては全国津々浦々に存在した現像インフラの存在・維持と切り離せないので、レコード盤のように、復活できるということはないだろう。


audio-technica フォノイコライザー AT-PEQ3

Audio Technica(オーディオテクニカ)

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 ちなみに、同じメーカーのもっと高額のものが以下の製品だが、MC型が使えるわけではないので、上記の製品で、私とその音響システム的には十分だった。聴き比べなどできてないので、評価は私的には一応白紙。以下も同様。

オーディオテクニカ フォノイコライザー AT-PEQ20

Audio Technica(オーディオテクニカ)



 高額製品となるとこんなのが出てくるが、それを手に入れるよりは、かつての高級オーディオアンプを中古で入れた方がお釣りが来るくらい。
 大陸のベンチャー企業の安価なものも販売されていて、自分の耳を頼りに内部のコンデンサーなど交換、魔改造できる人には、良いおもちゃになっている製品もある。この手の廉価モデルの中には、Bluetooth内蔵のものや、真空管アンプタイプのものなど、結構安価で販売されていて、そちらもかなり適応放散している。これもRecord盤需要が、背景にあると考えるべきなのだろう。

BEHRINGER PP400

MUSIC Tribe



 ちなみに、今時現行製品として売られているプレーヤー/ターンテーブルはフォノイコライザー 内蔵タイプのものばかりと考えて良いと思う。つまり今時のオーディオ機器に繋げるにしても、フォノイコヘッドアンプなど余計なものを入れる必要がない。Bluetooth内蔵のものも少なくないから、ベルトドライブ方式によるワフフラッターのカタログ値が気にならない人は、そちらの方が使い道があるだろう。視聴する音楽にもよるけど、ピアノの音のふらつきなどが気にならないと言えばわかりやすいかも。数値性能的にダイレクトドライブとベルトドライブでは、余程凝ったメカ(ダイレクトドライブではない高額製品には「糸ドライブ」なんてのもある)でない限り、一桁性能が違う。検索していて気がついたが、USBメモリ記録やBluetooth内蔵などの現行品では、日本がオーディオ製品大国であった百花繚乱時代の主流であったダイレクトドライブの機種は今ではこの6モデルしか無いようだ。DENONのモデルは、コンベンショナルな製品だから、イコライザー アンプは必要だろう。程度にもよるが、この金額を出すなら、状態の良い古いプレーヤーの名機にフォノイコライザー繋げるのも間違ってない選択という気もする。

 かつてのphono端子/入力モードを持つアンプを使用するかフォノイコライザーを別に用意する必要がある。私の場合、かなりそちらに意識が動いたが、設置スペースと電気代がかかるかなというしょぼい理由から、諦めることにした。安く組んできたAVアンプ周りのスピーカーの扱いと接続が面倒になるということもある。垂涎の的だったオークションでの高額オーディオ製品の落札金額を眺めながら、今、経済的苦境や終活的判断などから、名機を売り払う人も少なくない気がしている。

 Amazonでの新規の音楽ソースの中にもLPレコードという選択肢が出てくるのが普通になってきて、結構驚いている。アルミ腐食リスクもあって、永久保存メディアとしては弱点を持つCDは、下手するとこのまま光磁気ディスク同様、クラウドや配信サービスの前に廃れるかもしれないが、予想に反して、LPは残るのかもしれない。なんとなれば、アナログオーディオは、音楽を聴くという目的において、それなりの年月、詰められたテクノロジーであり、数十万円から数百万円を投入するマニアも少なくなかったわけだ。また、レコードプレーヤー自体が、ハウスミュージック文化の中で、ターンテーブリストという「楽器」の演奏者を生み、まるで特殊なメロトロンのような楽器年tのターンテーブル、そしてメロトロンの音源テープのようにLPレコードが使われているという状況を見ると、こう言ったレコードの需要は確かに存在するのだ。

 アーティスト側としても、アカデミー賞技術部門に輝く富士フィルムによる銀塩フィルムによるデジタルデータの永久記録技術と類似のリスクマネージメントなのかもしれない。今回、カートリッジの交換針など普通に売られている状況を見て改めて感じた。お江戸ではカセットテープメディアを扱う専門店なども出ているが、流石に、今回その話は、止めておく。改めてするかもしれないけど。

Commented by umi_bari at 2020-11-15 21:23
チコちゃんをありがとうございます。
元気な様子で安心しました。
お見事バグースです。
アラック、ゴンとチャンスの写真を変える当番を
頑張っています。
やっと撮影、復帰しています。
Commented by umi_bari at 2020-11-17 09:17
チコちゃんをありがとうございます。
お見事バグースです。
我が家はゴンとチャンスが居なくなりましたが、
庭にお隣のハートちゃんが遊びに来ます。
逃げますが、大分慣れて来ました。
今も、エアコンの室外機の上で寝ています。
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by complex_cat | 2020-11-15 13:49 | Incoherent Music Box | Trackback | Comments(2)

Necology(=猫+Ecology) and Nature Photo Essay, Camera classic, Martial arts & etc. 本サイトはhttp://complexcat.exblog.jp/です。画像はクリックすると大きくなります


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