事故の後遺症などと闘いながら、なんとか、チコがチコらしい生活を送ることを家族で支えて、大晦日を迎えた。
彼の事故の後遺症の一つに排便がとても困難になったことがあるのだが、これもこの数週間は牛乳を彼ががぶ飲みすることで、どうやら、自宅での大変な浣腸処置を経ずとも、比較的、順調に排便がなされている。パタリと止まっていた、牛乳の飲用がなぜ急に再開したのかよく分からないが、この時期乳脂肪の割合が上がることとは、多分関係ないのではないかと思っている。で、彼が口にする牛乳製品は農協牛乳一点のみで、他の製品は全く受け付けないのも、チコらしいなというところだ。理由は不明だ。
今は数日おきに追いかけてくる状況となっているお通じは日々の生活で重大問題で、そのようにそれを済ませてもらうかというのが、最も頭を悩ませていることである。彼がうまく排便できていることは私たちにとっては、バンザイを叫ぶほどのGood newsなので、いつしかチコの状況をラインで伝えている今日子さんには、まあ、よくあるトグロを巻いている茶色のアイスクリームみたいなマークを送るのもなんなので、塊ごとに🎉で表現するようになった。中指大🎉🎉🎉🎉🎉とか。
一度は、クリニックで主治医の先生による排便マッサージを受けて、続く家族総出でのチコへの浣腸処置の後、チコはトイレで多少は🎉が出したところ、そちらに注意が向いているところ、いきなり新手のスタンド使いのように唐突に廊下とこたつ布団の上に、大量の🎉🎉🎉🎉🎉🎉🎉が出現して、家族で喜びと同時に大笑いしたものだった。普段から排便が苦行になっている状況で、今、唸りもせずに出したよね?気がつかなかったって家の中、🎉だらけになって家族みんなで喜びとともに笑っていたという状況、これから先ずっと私は忘れないだろう。心臓と腎臓への負担の大きさから(彼の当時17歳という高齢という問題もある)、手術不能と診断され、垂れ流しで前脚だけで彼が這いずり回る状況を覚悟して、チコを連れて戻ってきてから、彼はそれまで通りの奇跡の猫を続けてきた。一番頑張ったのは、やはりチコだ。
年末の寒波襲来の直前に、別の治療で投与されたステロイドの副作用で、肺に水が溜まり、酸素チェンバーの中で二泊して治療を受ける羽目になったりしたが、無事に退院して、家でおとなしく療養してもらっている。
こちらでは2010、2011年の南九州の記録的な豪雪ということにもならなかったが、ものすごく冷え込んでいて、それでも外に出ようとするので、本当にチコはチコのまま。確かに回復はしたと思う。
風は蕭々として易水寒しではないけど、筋肉と脂肪の落ち切った彼には、身に毒の寒さだと思ったので外をパッと見るだけでは納得してないようだったが、2分ほどで家の中に戻ってもらった。それでも改めてこの歩幅を見ると、彼の回復はものすごいなと思う。
入院中差し入れに行ったが、クリニックの近所の店では農協牛乳を置いてなくて、持ち込んだパウチは食べたけど、非農協牛乳製品は頑として口をつけなかった。そしてあろうことか、そのミルク皿にこの状況ではとても貴重なことで、お尻から🎉を落としてあったと、主治医の先生が笑っておられた。狭いエンクロージャーの中、🎉がミルク皿に落ちたのは偶然だと思うけれど。
もしチコに農協牛乳さんからCM依頼があるなら、とりあえず、マネジャーをしようと思っているのでよろしくお願いします。とりあえず、他のブランドの牛乳にお尻から🎉をボトッと落とす演出の広告は、考えられないけど。炎上の絶対的な自信がある。やらなくてもわかる。すごい。
とりあえず、画像は本日、タンホイザーゲートがなんたらの涙の如く、すぐに消えた車の上の僅かな降雪で、決して雪印のブランドを意味してないので念のため。でも、君、なんで農協牛乳なんだろう。
昨日は、郷里の同窓生たちが、Zoom宴会を主催してくれたので、最も遠い地からの参加となったが、何十年ぶりに会えた人たちもいた。一発でわかるのはありがたい。一人、母上と妹さん含め、家族で新型コロナウイルスに感染して快癒した友人がいたが、本当に軽症の軽症で終わったようだ。別の幼馴染は4月に罹患して、軽症扱いだったが、行き倒れ寸前の急速な悪化の中、病院での治療が奏功して、なんとか回復したけれど、後遺症でずっと悩まされている。異常な感染力と数値で見れば既にものすごくたくさんの人の命を奪っているウイルスだが、この個人差の開きもあって、とても面倒な相手だなとつくづく思う。医療関係のひっ迫と、経済的ダメージ、この危急の国民の危機に対して、政権からのメッセージはすべて心もとないものばかりで、一番面倒な相手は、今の政治というべきところなのかもしれない。
とりあえず、こちらの周辺、身内からは、とりあえずは、新型コロナ感染者も出ておらず、本日は、穏やかに年の瀬を迎えられそう。正月明けの状況は恐ろしいともいえるが、一応そう書いておこう。
皆様もどうか、新型コロナへの備え、抜かりなく、良いお年を。
2020年大晦日