奄美野生生物見聞記7
2005年 08月 02日
前者は,間違ってスベスベマンジュウガニを食べようとしていた友人と共に,西表島の暮らしでは印象深い事件でした。
後者は,こんなくだりを思い出します。
“カウナギとナミテは逃げる,悪霊が二人を食べようとするので”
呪詛に使われて砕かれた人形を復元できるのはタコノキの男だけでした。
Agfa OPTIMA 1535, Solitar 1:2.8/40
Canon EOS Kiss Digital N, Sigma 1:3.5-6.3/18-200
ヒトリガsp.だとおもうのですが,詳細不明。
Canon EOS Kiss Digital N, Sigma 1:3.5-6.3/18-200
これはまた見事にどっちが頭か分かりませんね。
石に擬態しているように見える色ですが葉っぱを食べてるんでしょうねぇ。
これなら石の上に落ちても衝撃吸収、擬態、便利ですねぇ。(笑)
1枚目の写真、まさに田中一村氏の作品にあるような情景で、彼がなぜ南の島にとりつかれたかわかるような気がします。画集の解説によると下着姿で茂みの中でもどんどん分け入って写生されていたようで、よくブトやハブや毒虫に噛まれなかったものだと、運の強さには驚きます。亡くなった時も、自分で夕食の支度中だったとかで、長患いせずに、自分の好きな場所で好きなことだけに集中した状態で大往生できたのは、幸せな締めくくりだったのではないかと、日常にまみれている身としては思いますが。
下の息子さんになでられるチコちゃんの写真、微妙に体が逆方向にながれているのが笑えます。
ハブは,一村が島に来た頃は,かなり多かったと思います。今は報奨金のお陰で本当に見なくなりました(タクシーの運転手さんなど,ハブ捕りキットを車に乗せて流している)。ただ,今も昔も,サトウキビ畑や,集落近くの海にエントリーしていく草ぼうぼうの道沿いとか,クマネズミがよく活動する近辺は,ホンハブが多いようです。
ブユは,海岸端では余り襲われませんが,良い沢が走っている近くの森林では,季節にもよりますが,定常的に襲われます。ヌカカの方が,更に始末が悪いです。
チコは眠かったのだと思いますね。それでもAkiraには,抵抗しません。