友人の画 part1(Agfa Silette)
2005年 08月 11日

私の学徒時代,一番長く使ったカメラはOM-2nでしたが,OM-1やOM-4を入れ替えながら無人島でも海外でもどこに出かけるときにも持ち歩き,それなりにシャッターを押しておりました。オートフォーカスの時代になると,前から興味を持っていたα707Siに取り替えましたが,これ以来,レンズ描写がその後ミノルタ贔屓になることを決定づけるほど気に入ったわけですが,亜熱帯のスコールに遭遇すると,全く濡らしていなくても空中湿度で作動停止になる代物でした。何となくフレーミングしてシャッターを押す,マクロならMFは一応使ってピントを合わせる。そうやって日の丸生物記録写真を量産しました。この頃まで,写真が趣味と余り強く思ったことはありませんでした。
それが,絞りなどの写真の知識は最小限,Canon AL-1に標準レンズを一本着けて,軽々と撮りまくっている彼女の写真を見て,ショックを受けました。細かいことを云えば,当時の稚拙な私ですら技術的にいろいろ口出せる画だったのですが,彼女の目となってその眼差しを記録していると感じさせる画に痺れました。なんだ,こりゃ!
そうか,写真てものは,こんなに楽しいものだったんだ。自分にはこれだけ素敵なものを見つけるられる能力はないだろうし,このような画は撮れないだろうけれど,撮ってみよう。ファインダーから見える画が新鮮になりました。
永世素人写真家としての再出発でした。
もちろん家族が増え,椎名誠氏や赤瀬川源平氏と同じプロセスで被写体に困らなくなったこと,みおさんから機材も含めて指導頂いたことから,Zeissウィルスに罹患し運良く抗体を持ち,その後の,クラカメの入り交じる,ややカメラ変態気味の写真ライフを決定づけました。


ここで彼女のAgfaを気に入って撮ってくれた写真をご紹介できることは私の喜びでもあります。日本語で書くとちょっと,キザですが,ほんとです。
Agfa Silette Apotar 1:3.5/45
因みに,私たち夫婦の結婚式の写真は,彼女ともう一人,二人の友人にだけ撮って貰いました。友人達が徹夜して作成してくれたアルバムは,男の私でも深く感動するもので,今でも夫婦の宝です。
LostColorsさん,全て言い表して下さって有り難うございます。初めてクラシックRFを使ったとは思えないぐらい楽しんで撮っているのが分かります。借り受けてヒストグラムいじったりしてみると,ギリギリのネガカラーのラチュードとか,彼女,ちゃんと感が働いているのですよ。楽器を扱うように撮っていますね。
Lilywhitesさん,楽器をされるのですね。それもお話を伺う限り,プロとしてやって行かれることを考えるレベルとは。実は,演奏家としての才能のある方の画というのは,何か惹かれるものがあると感じております。
「Canon AL-1に標準レンズを一本着けて」この組み合わせは今でも自分の中での定番です。でも今はぐぐっと寄れるマクロ域に浮気中です・・・。
自分も友人にちょっとこ洒落た、その人に合った良い味を出せるカメラをプレゼントできるようになりたいものです^^

