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Epitaph(墓碑銘)

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 先ほど、今日子さんのところの、かー君がなくなったと連絡を頂いた。
 みゃ♪さんのところのコタくん、我が家のチコ、彼らの年齢が近いところで猫ブログとして知り合った、人と猫だった。先日ユッチが行ってしまって、そしてかーくんが最後になったなぁ、彼も歳を取ったなぁとなんとなく思っていた。その彼が今日子さんのところから行ってしまった。
 お悔やみ申し上げる。私もチコやユッチの最期のことなどを思い浮かべた。遠く、虹の橋の彼方に飛び立っていったと思う。

 私は、父も母も、ここ数年で失うことになって、そしていろいろな失敗やいきさつもあって、全く自分はちゃんと整理できていない。
 二人は、本当に見事な人生で、その死ではあったのだが、自分が彼らのまともな息子足り得ることができたとは、やはりどこかで思えない。
 そのことはとても苦しくなる。向き合って終わったと思っていたことも、全く終わっていない。
 そして後悔が残った父、母の死、ぐるぐると頭の中を回っている。今も。

 一時、大切な人の死によって本当に苦しいとき、なにかの考えるきっかけになるかもと思ってメモをしたMerrit MalloyのEpitaph(墓碑銘)という詩だが、これを書き記しておく。

 自分が愛したものの死によって、今、とても辛いなら、この詩がどうすればいいか教えてくれているわけではない。自分で考えるしかないのだけれど。
 
Epitaph(墓碑銘)_b0060239_16472635.jpg
父と母には見せたいものがたくさんあったのだけれど、できなかったものが多い。
それを私が体験することができたこと自体が、彼らがしたかったことの結果だったのだと今は思う。


墓碑銘 by Merrit Malloy
私が死んだら、 私の残したものを手放して 子供たちと死を待つ老人たちに上げてください
もしあなたが泣きたくなったら  あなたの隣を歩く兄弟姉妹のために泣いてください

そして私が必要だと思ったときには  私の代わりに誰かを抱きしめてください
私のかわりに どなたか別の人に何かを与えてください

私はあなたに何かを残したいのです 言葉や音よりも もっと素晴らしいものを
私を知っている人、愛した人たちの中に、私を探してください

もしあなたが私を手放せないなら 私をあなたの眼差しの中に生かしてください
あなたの心の中ではなく

あなたが私を最も愛せるとしたら 手と手をとることで  体と体で触れあうことで
そして自由を必要とする子供たちを手放すことで

愛は死なない、人が死ぬだけです
私が残すものが愛だけだったら  私のことは手放してください



Epitaph by Merrit Malloy
When I die
Give what’s left of me away
To children
And old men that wait to die.
And if you need to cry,
Cry for your brother
Walking the street beside you.
And when you need me,
Put your arms
Around anyone
And give them
What you need to give to me.
I want to leave you something,
Something better
Than words
Or sounds.
Look for me
In the people I’ve known
Or loved,
And if you cannot give me away,
At least let me live on in your eyes
And not your mind.
You can love me most
By letting
Hands touch hands,
By letting bodies touch bodies,
And by letting go
Of children
That need to be free.
Love doesn’t die,
People do.
So, when all that’s left of me
Is love,
Give me away.


The Cost Of Living: The New Work of Merrit Malloy

Malloy, Merrit/iUniverse



 翻訳は私の下手なものだが、日本語翻訳版で気に入ったものを見つけたら、そちらを載せると思う。アメリカ犯罪捜査ドラマ「NCIS」の18シーズンの劇中に出てくる以外の邦訳を見つけていない。古典的な詩人・作家ではなく、全米脚本家組合賞テレビ部門にノミネートされ、ハリウッド映画にも出演したことがあり、かなり自由に生きている。彼女の作品は翻訳されたことはないようだ。本国アメリカでも、そのドラマ回は放送時かなり話題になっているが、それも立ち位置から見ると、「NCIS」に出てきたというのも何となく分かる。とても印象的な詩だ。
 愛するものを失ったチーム、友人にかつて妻を失ってこの詩を送ってもらったヴァンス局長が朗読するエンディングで、送られる仲間の一人は、娘エミリーを、犯罪によるドラッグのオーバードーズで失った元FBI捜査官のフォーネル、もう一人は検死官のジミーで、彼は、妻を新型コロナで失ったという、ここ数年の現在につながる話だ。


 自分のような人間には'Epitaph'といえばあのKing Crimsonだったけれど。検索すると、そのドラマから書き起こされた邦訳を書き写している方もおられる。私の翻訳は、適当だし微妙に違うかもしれない。

 そのものの愛を知るものだけが手放せるものがある、そのものの愛を知るものだけが与えられるものがあるというのは、大切な人生の相方、伴侶を失い、失意の中にある人にとって、啓示かもしれない。


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by complex_cat | 2024-06-07 18:39 | My Shot Life | Trackback | Comments(0)

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