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デジタル時代にカセットデッキを手に入れる話 #5

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  深夜遅く、あるいは自分だけ音を漏らさず音楽を視聴するときのためにステレオイヤフォンの購入を検討した。
以下が簡単なあらすじ。
 TRN orca簡易テスト。Earphone用の空気録音マイク使ってないので反響が起きているが、Charp音でハーマンカーブ特性がとれた。高音も十分伸びてPC→DAC→DAコンバーター→アナログアンプで素直な特性で視聴できるのが分かる。この価格で驚異的なレンジの広さ。安価製品故の不良品にある位相ズレもなし。
 性能の良いear phoneを手に入れると、カセットデッキ単体でも、ヘッドフォンジャックを使ってカセット視聴するに十分だなという印象。
後は、相変わらず長い忘備録です。

 ワイフや家族は私のオーディオ視聴には付き合ってくれるのだが、小音量が前提だし、それにバカ耳の私も慣れてきたのだが、就寝時間となると小音量で流すとしても、家族に迷惑もかけるわけにも行かないので、SONYのエントリーモデルの古いヘッドフォンを使うようにしていたのだが、タイプが耳当て型なので就寝するとじゃまになる。
 この猫のイラストのようにうつ伏せなら良いのだけれど、仰向けに寝て使うのは、イヤーパッド型ではしんどいのだ。でも猫の耳、その位置じゃないよねってAIは猫の解剖学的知識を元にしたイラストはしないようだ。もちろんそのケーブルがカセットデッキや’Walkman’を音源として、みたいスクリプトを書き込んでも、相変わらず苦労するが、カセットデッキはだめだが、カセットテーププレーヤーとしての’Walkman’としたら、ちょっとらしいのができた。相変わらず謎装置だし、いくつかの生成AIで書かせると、イヤーパッド型の全体形状理解はできていない模様。Adobeは、かなりできている気がした。
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 また、耳にきれいに収まるstereo ear phoneは安くても音がめちゃくちゃ良いという話が多いので、SNSのオーディオ・ファンのクラスターの方たちの中でも、有線イヤホンまとめなどを書いておられる花見川さんに、3,000円前後で良いのないですかと、かなり伺ったら以下の製品をご紹介いただいた。実際ダイソーの1,000円未満のものも視聴されて評価されておられたので、それくらいの値段では無茶な教えて、ではないと思って伺ってみたのだが、さすが、レスポンスはあっという間だった。

1. TRN ORCA Type-C版(¥2400):3つの中で最も音が良く、8000円代のイヤホンでも打ち負かす
2. CCZ BC04 (¥3500):非常に音が良く、3つの中で唯一の多ドライバ(1DD+1BA)
3. TRN Conch (¥3950):とても音が良く、備品が多く上質

 とりあえず、1番でということで注文した。ステレオイヤホンの性能向上は、デジタルオーディオが進む中、特化され、淘汰圧がかかる中で、色々凄いことが起きている。古いオーディオ知識しか持たない、私は当初、その当たりを読み間違えていた。

LINSOUL TRN ORAC 1DDインナーイヤーイヤホン LCPダイナミックドライバーが搭載されて 3つの調整可能なスイッチ 3.5mm/3.5mmマイク付き/Type-Cマイク付きプラグ選択でき 重低音 人間工学に基づいて設計 専用なチューニングテクノロジーを採用 駆動やすいHIFI中華製イヤホン (3.5mm(マイク無し))

★★★★


 最初に注文したのがこれで、我が家のApple製品はちょっと古いものが多いのでType-C対応のものがないのと、どちらにしてもアナログアンプからのヘッドフォン出力で視聴しようと思っていたので、このモデルになった。

 そうしたら直ぐに花見川さんから、解説とアドバイスが飛んできた。つまり今どきのイヤフォンはこの接続ケーブルの中に、超小さなDACが入っているタイプが基本で、それはイヤフォン本体との相性も含めて開発されている。DACやヘッドホンアンプも不要、値段も含めて導入しやすい製品になっているとうことだった。
 考えたら今の会議用のヘッドセットマイクもローコスト製品でも、USB接続のものが今は主流になりつつある。その場合USBの接続部分にアナログの音声信号が来ているわけではないから振動板を鳴らすにはDACが内蔵されていて当たり前なのだが、そういうことが全くピンときてなかった。
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「Type-C部分のDACが異様に高性能&相性が考えられているので、Type-Cと書いたのですが残念です……」
 そうだったか、ということで、自分の使い方から三極のミニステレオジャックの仕様のものを当然のごとく選んだこともあったのだが、その当たりのことをちゃんと理解していなかった。そうなれば、やっぱり専用DACチップ内臓のタイプを試したくなる。私の古いiPhoneやiPadで使えなくても家族は全員Androidなので、視聴の後はType-Cでイヤフォン使える家族が使ったら良いと、思って思い切ってそっちも購入してみた。

 届いた3極ピンタイプのものですら、最近のデジタル製品などは、ついぞ真面目に購入したことがない私にとっては、驚異的な製品だった。十分な音の鳴らし方と分解能、そして何よりも、中古のそれほど高くないカセットデッキでカセットテープを視聴するようになっていて、特に高音域のレンジ感の不満を感じることが多かった。音楽ソースがデジタルで3HEAD deckだと、今は高性能テープを買うのも苦労するので安価なURテープぐらいしか選択肢がなく、それも小型のスピーカーで小音量で鳴らしているうちは良いが、古いヘッドフォンでTAPE/SOURCEを切り替えるとかなりバレる。バレるのはいいのだが、かなり物足りない音になる。低音は出ているがややブーミーで、それが古い、ヘッドフォンの限界だった。
 スピーカーに投資する、下手すると数十分の1をヘッドフォン(今どきだとイヤフォンか)に投資するとその音質は圧倒的だというのはかつて1970年代にも言われていた話で、当時は高級ヘッドフォンオーディオも上限はヘッドフォンアンプとセットで数十万円ぐらいだったし、多くはやっぱり10万円以下の時代だった。今どきだと20万円以上~50万円、更に100万円に届こうかという価格帯の話で、かつてより天井知らずの時代になっていた。
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 で、この3,000円しない製品なのだが、視聴すると、こんなに密度高く音が入っていたかと思うほどの分解能と高音域での伸びがカセットテープのくせに出るようになった。安価なオーディオ資材でも、それなりに気になる部分は出る。これはアンプのコントロールでは追いつかなかったのでグラフィックイコライザーをソフト的に入れたりハードウェアの購入を考えるほどだったのだが、安価なイヤーフォン一つで解決した。

・(A)PCからの出力24bit/48kHzの出力を音源として安物のDAC→安物のデジタルアナログ変換器→安いアナログアンプ→ヘッドフォン出力からホワイトノイズがstereo ear phoneから出た音(上)、(B)Yuja WangのChopinのPコンの2番をカセットに録音した音源→TEACのカセットデッキ→安いアナログアンプ→ヘッドフォン出力→stereo ear phoneから出た音(下)を空気録音したもの。どちらもYAMAHAの安いアナログアンプのヘッドフォン出力だが、この時代のそれはそんなにひどくないけれど、前段がフラットな再生とは程遠い特性。

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 このようにCharp音源も作ってあったのだが、ファイルが見つからなくなっていたので、面倒なので、最初はホワイトノイズを使って周波数特性を見た。
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追記ー上記のCharpでもorcaからの音の空気録音行ったのだが、マイク部分の造作が良くないので、どうも反響が起きているようだ。だが、こちらの方が、ハーマンカーブっぽいものがちゃんと表われている上で、特性が出ている。audacityで作ったCharpの原音は100Hzまでは少しグラインがあるが、それ以上の帯域は音圧が一定という代物なので、これは私の乱暴な方法でもなんとなく特性は拾えているかも。
 高域は元気で低域も出ているけど高音ほどではないという、視聴した感覚であり評価通りだと思う。普段の環境である小型スピーカーによる視聴とあまり変わらない結果、装着を忘れるというのもおかしくないようだ。疲れなくてレンジの広がりもあって、良い音だ。

 これでこのイヤフォンからの空気録音データのスペクトルを読み込んでみた。
 現状手元の資材ではマイク他、録音環境が未達で、問題があるのは、綺麗なハーマンカーブが再現されていないことからもわかる(心眼で見るとそう見えないこともない)。
 カセットデッキは何台かあるが、今回のものはあまり広域特性が良くない方の個体。アジマスは合わせてあるが、おそらく高域の落ち方から見ると、ヘッド性能が計年の摩耗で落ちてる。それでも、orcaのお陰で過不足無い音で視聴できている。

・まだType-Cのタイプのものはテストしていない。
・同じテスト方法はカセットデッキを音源とした場合には、アナログーデジタルコンバーターを使うので、あまり参考になるかどうかわからないのでやらないかもしれない
・PCオーディオ音源からのDACが安いものを使っているので、そもそもBGM的な今の視聴には十分だが、こういう測定で測れば限界はある。まともなオーディオという視点から見れば、かなりボロボロとは言える。
・音圧調整、マイク性能など空気録音につかったマイクの問題など、色々あって、どうやってもフラットにはならないのは前提。
・ホワイトノイズ(A)でも20,000Hz以上まで出ているのが確認できた。
・使ってる古いカセットデッキ&安価な一般テープ(B)でもなんとか19,000Hzまで粘っていて、いきなりぶった切られること無く記録されており視聴できてる。どちらも、20,000Hzより上の帯域のピークは何らかの変調ノイズと共振などの結果かも知れない。どっちにしても聞こえないから問題ない(はず)。
・もちろん様々な音源と、アンプもデジタルアンプなど組み合わせて色々視聴した。スペクトログラムは視聴して感じた感覚と同じだし、カセットテープ音源でも、15,000Hzあたりまでなら広域が足りなければ僅かな補正でなんとかなるレベルだし、聴感としては、むしろ十分ぎて全く必要を感じなかった(ちなみにカセットデッキが視聴してラジカセレベルの音だなと思える場合は、現行製品であろうが、ワウ・フラッターは当然0.15より大きく、更に帯域は12,000~13,000Hz止まりだったりするから、カタログスペックとそれくらいのスペックが達成されているかどうかは、指標としては分かりやすいのだ)。
・安オーディオなので、どっちにしてもここから先は、グラフィックイコライザー導入で、なんとかするかどうかという話。
・レンジは広域まで十分伸びてる印象だが、聴き疲れしない音だった。
・装着負担の低さもあって、しばらく聴いていると帯域の広いスピーカーで視聴をしているような錯覚をする。これもイヤーパッド型とは違うところ。
・鋭いピークにもレスポンスよく、音圧上げてもギリギリまで歪まず、分解能も落ちない。その当たりは20年以上前のSONY製イヤーパッド型の最安価な(4,000円ぐらいはしたと思う)ヘッドフォンと比べるのはフェアではないと思ったが、機会だと思って買い替えるのは吉。
・このモデルの音質は、8,000円クラスに匹敵とのことで、8,000円クラスは20,000円クラスに匹敵する製品が出てきているみたいな話もあるので、この分野に関しては、デジタルアンプ含めて価格のデフレ化と性能のインフレ化が続いていると思った。
・能率が良いこともあり、その当たりのアナログオーディオのステレオ・ヘッドフォン出力でも、それなりに聴こえる。カセットデッキ付属のヘッドフォンジャックからの音質はクオリティに関してはあまりシビアなことを言いたくないが、そこからでも、気にせず使えるので驚いた。
カセットデッキ単体で手に入れてヘッドフォンアンプとして使うのは、今どきの高性能イヤフォンが安く手に入る状況では、悪くないのではと思った。それなりの性能で過去の実売価格が低いクラスのものでなければ、持ち歩けないけど、カセットプレーヤー&イヤーフォンアンプとしてだけ持っていても悪くない、それが、今回の結論。

 あまりの安さに驚いたが、良い商品をご紹介いただいたおかげで、カセットテープのヘッドフォン視聴時の欲求不満まで解消できた。これでもまだ、音質的には劣る仕様のセットなので、真打ちが来るのが、ちょっと楽しみではある。
 とりあえず、世の専門家チャンネルのそれと比較してはいけない。きちんと分野の専門家がプロの方法で測定し、レビューされているこちらを参照のこと。この製品、ORCA(オルカ)もちゃんと含まれている。


補足1ー小林 由幸氏は、ソニーにて機械学習の研究開発に従事されておられるとのことだが、プロのこの徹底した測定検証をされている動画を拝見すると、今回のORCAは組み立てミスの不良品チェックの甘さから、残念ながら左右逆相商品が混じっていたという結果になっていて、それが廉価な高性能イヤーフォンのリスクだという話でもあった。
 時間があれば、その部分は、多分今の機材でチェック可能だと思うので、確認してみようと思っている。
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追記ー簡易な方法でやってみた。手元に来た商品は、組み立てチェックまともだったようで、位相はズレてなかった。良かった。

 数値性能からの評価の高かったKZ ZST系の商品は、この動画で示された値段ではAmazonでは購入できない、ORCAと似たような値段になってたが少し安いかも。


補足2ーとりあえずデジタル音源を使いながら、アナログアンプを重用している理由というのは、高域までフラットな音が、聴き疲れするというのが一番大きいかもしれない。帯域をフラットにする場合、ツインアンプと複数セットの小型スピーカー+SW2基で補完させることで可能なのはわかっている。以前、Kenwood A-1001も含めてそれプラスTEAC A-H01に音源入れて空気録音の特性を見たときにそれが理解できたので、状況や視聴する音楽によってはそういうことをやっている。フラット化を目的にはしておらず、自分が聞きやすい音だと思えるかどうかが全てなので。

 図の左側は、アナログアンプだけ、右側はアナログアンプに加え、デジタルアンプで広域を補完している時のもので(一応インパルスの遅延により、変な逆相的な効果も出ることはない)、スペクトルはSWの位置から、その効果はパスする位置で録音しているので、SWの効果は入ってない。通常のデジタル音源だと18,000Hzまでは大凡フラットに出ているので、専門のオーディオルームですらないので、十分かなと思っている。

 アナログアンプのヘッドフォン出力だと、11,000Hzを超えるとゆっくり音圧が下がっていくような感じで音を出しているのが現在の自分向きのチューニングでもある。フラットではないのだ。これが一番疲れないのだが、落ちすぎると、やはりちょっと寸詰まり感が出てくるので、これがなかなか難しいのだ。
 ガチャガチャした今のCPの良いDAC(思ったよりは変調ノイズは少なかった)とデジアナコンバーターの組み合わせで使うには、Kenwood A-1001は高音域が落ち過ぎで(左下)これは普段の視聴でも気になっていた。それ故に、YAMAHAのアンプにあたった結果。真っ当な使い方ではないので、決してアンプ自体の性能に問題があるわけではないことを付記しておく。デジタル音源が豊かになったのだが、一方で、野外実験にも使うので、高額な今の高性能デジタルアンプを揃える気はなかったし(A-H01は\15kぐらいで手に入る)、安価で手に入りボーカルが気持ちよくなるアナログアンプにも、スピーカーを鳴らすときに頼っていると言ったほうがいいのかも。
 ならばグラフィックコンバーター使えよという話になるかもしれないのだが、カセットデッキに場所を取られて、現在置く場所がないというところでもある。
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by complex_cat | 2024-07-14 20:52 | My Tools | Trackback | Comments(0)

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