手元には3台のWindowsマシンがあるが、どれもそんなに新しくない。一番最新のものもi7の第11世代。ノートPCは第7世代一番メインで使ってきたのはi7の第6世代のものだ。9年落ちだが、当時それなりの速度で動いていたものを譲ってもらったので、今でもなんとか通用している。
9年前、当時の記事を見直してみた。当然のごとくチコはまだ元気だった。ナッチもユッチも。
流石に重い計算をさせると、遥かに速い今のCPUを持ったマシンが気になるが、実質的にそんなにマシンを持っていないので、羨ましがる対象が身近にないこともあり、普通に使っている。PCに負担をかけたくない時には、PCからの音楽ソースを使わないように、CDかカセットデッキをうごしているが、大抵は、その必要もない。それでも実用上困るレベルまではいっていない。ゲームをやる人ではないので、そういう意味でも、必要ないとも言える。それでもQGISやRのスクリプトや動画編集ソフトが速く動いてくれるのに越したことはない。
それが、Windows11にアップグレードするシステム要件を満たさないマシンなのと、暫く面倒なプログラムを動かしていたので、環境を変えたくなかったので、アップデートしないでズルズルきてしまった。知人がきちんと組んだ、それなりのスペックのデスクトップは、今使っていても、重い動画編集などしなければ、十分使える。
9年前、チコベが私がチャリンコ整備して末っ子とで掛けていって戻ってくるのを見送って、出迎えていた。この頃は、二人ともまだグラベルロードを知らなかった。というよりは、GIANTなどが「グラベルロード」カテゴリーの模索をしていて展開をする少し前、私の今の愛機も伝統あるシクロクロスと呼ばれる競技用カテゴリーに属していた。当時は重いサスペンション付きのクロスバイクとMTBだったのを思い出した。我が家のチャリンコ全て、ディスクブレーキへの交換を進めていた。
9年前、子どもたちと家族であちこち出かけていた頃だ。10年一昔とは言うけど、たった10年未満前だ。思った以上に、人生は短いかもって気になった。 スムーズにWindows11にアップデートできる機体ではないため、流石に直前にバタバタしたくないので、今のうちにアップデートすることにした。先に安いハードディスク2Tを購入してシステムのバックアップを行った。
SE方面の知識のある息子にフォローしてもらったので、問題なくアッという間に終わった。
今のIntel系CPUが第14世代だから、半分にも満たないジェネレーションで、型落ちなんてもんじゃないが、それでもサブスクからのPC音源でアナログアンプに音楽ソースを供給しつつ、動画サイトを普通に閲覧でき、インタープリター型のスクリプトにより計算を回している。流石にちょっと、遅いなと思わないこともないが、PCゲームでは使わないので、ぶら下がりのLenovoのi7の第11世代と比べて、実用上あんまり変わらないなって思う。 OSが古いパソコンを見捨てだすと、ユーザーは諦めるしか無いが、9年前のWindowsマシンであっても、きっちり装備を固めた機体は、まだまだ使い物になる。
追記ー一晩経ったら、この記事が、以上に読まれているのでビックリした。はてなの皆さんありがとう。Rufus Windows11アップデートって検索したらRufusを使った要件を満たしていないWindowsマシンをWindows11にアップデートする手順は、以下にRufusのリンク先が貼ってありますが、やり方は、その下に、高齢者にもやたら解説が親切で優しい、パソコン博士TAIKIさんの動画を貼っておきます。
Rufusは要件を満たさないWindowsマシンをWindows11 proにアップデートするためのソフトウェアとして流用されている模様。今回は、いくらなんでもそろそろ買い替えどきかと思ったが、これのお陰で、滞り無くWindows11 proにアップデートが終了し、終わってみれば、使用アプリとそのデータも含め、問題なく仕様を続けることが出来ている。このマシンの寿命はもう少し伸びそうだ。
バブル後期には、今となっては比べ物にならないくらい遅いCPUのマシンを使いながら(もちろん当時は爆速扱いであった)、皆速いマシン持ってるなぁって思ったものだ。基本Macだったが、それでも1980年代の「スパコン」でNECなどの日本のメーカーが海外にも進出し、日米スパコン貿易摩擦にも発展した時代の数倍の演算速度のCPUを家庭用パソコンが搭載する状況にあった。
こういう比較はよくあるが、例えば、Apple iPhone14は17TFLOPSで、20年前の2002年に運用が開始されたスパコンNEC地球シミュレータ(第一世代)の35tFLOPSの半分ぐらいって考えると、スパコン性能の上昇もすごすぎるわけだが、それでも、やはり、今、人々は凄まじいツールを手にしているのだなって思う。Apple IIを懐かしむ年代ではないが、グラファイトのG4は懐かしいなと思う。
(https://www.isus.jp/media/raw-compute-power-of-core-i9-based-systems/)
![](https://www.kogures.com/hitoshi/history/super-computer/speed-suii.gif)
「スーパーコンピュータの歴史」より
(https://www.kogures.com/hitoshi/history/super-computer/)
単純比較できる数字ではないが、我が家にも多い、Core i7 (Sandy Bridge)6コア58.4 GFLOPSで1990年代のスパコン並、PlayStation 4が、1.84TFLOPS(GPU単体)、PlayStation 5が10.3TFLOPS(GPU単体)と考えると、2000年初期のスパコンの性能で、特定国により軍事利用されてしまう性能だったというのがよく分かる。
そんなに速いもの作ってどうするんだという話は、昔から、何度でも出てくる意見だが、今はAIをパソコンCPUに搭載させるという流れで、やっぱり「どんなにマシンが速くても困ることはない」という不文律は変わらないようだ。しかしこれは、エネルギーが無限かつずっと安価で手に入ることが前提なので、今となってはそんなに楽観的な話ではない。AIが電力危機を招く一つの要因になっている予想も出ている。当然パフォーマンスと電力比性能は上がっているのも間違いないのだが、絶対的なエネルギーはずっと上昇していくことになる。 人類危機のシナリオの中では、エネルギー関連の危機はやってくるとしても、それよりは、水産資源枯渇のほうがはるかに前倒しのスケジュールでやってくる。そのことは多くの人の意識にはない。温室効果ガスの排出が続けば、大西洋の海水が表層で北上し、深層で南下する南北循環(AMOC)は今世紀半ば、早ければ2025年にも停止する恐れがあるとの研究結果が報告されたが、その結果の恐ろしさを想像できる人は少ない。今、かなりの気持ち悪さから多くの人が海に近づかなくなったりしている状況で、実際に南海トラフが起きたら、中央山岳の山塊が一部崩壊するような状況(分野の専門家の話にあった)までは、上手く想像できなかったりする。自分もあまり考えたくないかも。
人類が闘うに、市政者の権力の私物化やデマゴーグの悪用とその結果の戦争や虐殺の横行を停止させるのと同様に、環境保全、生態系保護問題は、人類が一番苦手な分野だと思う。オゾンホールの穴は見事に塞いでみせた人類も、その分野、平均的に見れば知識も乏しいしわからないことも多く、対策がテクノロジー分野と直結しにくい。技術革新に任せておけば大丈夫だった分野とはかなり話が違う。
私は意味のない貧乏性も強い方なので、カセットデッキや廉価版のデジタルアンプの電流消費量やアナログB級アンプの待機電流以上に電流を食う代物があると、そんなに電気食わせて何がしたいの?って言いたくなってしまったりする。 本来なら電力最小のTEAC A-H01で全て済ますところが、アナログアンプや機材が増えてしまった。これも資源リサイクルだと言い訳しているが、アンプは、なるべくデカくで電気を食うモデルは避けている。買えない、置けない、維持できないのを言い訳に、セパレートアンプなどもっての外などと思うようにしている。もちろん、本質は痩せ我慢、食わねど高楊枝だ。300WぐらいのパワーアンプでビヨンビヨンVUメーターが動くやつとか、ペッチャンコの筐体で当時の実売価格200,000万超えてたやつの訳あり品がフラフラとオークションを安値で回っていたりしても、眉一つ動かさない事が重要だ。
スピーカーKlipschを入れたのも、電力食わずに音が鳴らせる音圧性能に期待した部分がある。最近、ちょっと知識を入れたり、周波数特性測ったりしているポタオデ(ポータブルオーディオ)ってなんとなく、救いのようにも感じる。
60円で購入できるオペアンプの性能が、マークレビンソンに採用されたそれでも3千円レベルの製品と同等だったり、テクノロジーのお陰でオーディオの世界も、なんとなく変わってきている。Walkmanは、今では、下町企業の職人技と生産技術がなし得た高精度の機械からくり部分は、ロストテクノロジーになって作れないけど、中身のアンプ部分は、かつてより遥かに高性能なものは作れる凸凹状態で、切り落とされていく部分はできていく。
![9年_b0060239_18561386.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201506/27/39/b0060239_18561386.jpg)
9年前、何を考えていたろうっって見てみたら、こんなエントリを書いていた。
「今日は同性愛の適応度と進化の話をしよう」はかなり読んでもらえた記事だった。
進化生態学的な分野で、記事を書きかけているのが2つ。文献読む。世界はまだ進んでいる。
お盆を過ぎ、日々とりとめもなく。
追記ーこの記事、何故かよく読まれていて、アクセスが増えてびっくりした。 今の仕事の契約関係もあって、ブコメは出せなくなりましたが、はてなの皆さんありがとう。はてな外からのアクセスの方も含め、熱く御礼を申し上げます。