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とりとめのない家飯ログ

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 物価高騰で、肉類入手は本当に困っている。豚肉の主産地である故に質の良いものが多いほうだが、まともなものはパックの減量などで実質的にかなり値上がりしたなと思う。軟骨は3パック単位で安く手に入り、絶対量があるので、家族が多い我が家には必須なタンパク源としてよく使ってきた。ただ、最近は購入者ライバルが地味に増えているような気がする。

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 脂成分が多いが、圧力釜で煮て脂は外に出す。それで軟骨は抵抗なく全て摂取できるし風味も良くなる。その後は、てりやき風ステーキなり、煮物なり、刻んでチャーハンに入れるなどして楽しめる。
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 最近はクミン、オールスパイス、ナツメグ、シーズニングスパイスなどふりかけて塩だけで味付けするのがくどくなくてよい。同様の理由で醤油生姜の煮付けにしていたレバーも最近は同様の味付けをしている。そうすると自家製ピザの具にも使いやすい。

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 圧力鍋、一旦購入したら一生もので、およそ壊れるところがない。非常時圧力弁も作動を見たことがある人間は、ほぼ伝説みたいな存在。


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 近海物の魚も卸している水産会社が作ったショップで手に入るさかながありがたい。福岡や熊本など高い値段で売ってくれる、より大きな都市に魚介類の多くは送られてしまう事が多いらしく、こちらの魚の卸は「つまらない。いつも同じようなものしか並んでいない」とそっちの専門の友人が言っていた。一時期物産館で、地元の魚が目立っていたが、おそらく、保守的な人達にはゲテモノに見えて買われることが少ないのか、最近は物産館の鮮魚部もあまり変なのは置かなくなった。
 首折れサバは、屋久島で有名になったので、県内の他の地域も船上でやるようになった模様。これは指宿産で、まあまあだった。

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 こちらの県も地方だとむしろ、近場の近海物が安く並ぶので県庁所在地故の凸凹かもしれない。魚パーティだと思ってちょっと多めに買ってきたが、首折れ鯖¥770の刺身、マルヒラアジ¥220のマース煮、ヘダイ¥200の焼き物摘んだだけで満足してしまった。やはりタンパク質は胃が膨れる。鶏、豚、牛肉系の満腹感とは違う。
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 屋久島の漁協で働いていた友人が、変なのは皆俺が食ってる、皆、代わり映え市内魚種があまりにも上手いので、それで済むから保守的だと言っていた。彼が持ってきたメンダコは、水族館では垂涎の的の生物だが、カレーに入れて食ったら本当に美味しかった。友人になんて贅沢なことをって言われた。
 つくばのラボでカタクリが枯れないように葉っぱの一部だけを切り取ってそれだけで吸い物を作ってもらったことがあるが、その話も、植物保護やってる知人から贅沢すぎる。お前は何でも食うから嫌いだと言われた。だってメンダコ美味しかったもん、本当だもん。夢中で料理して食べたから写真もないもん。
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 現地の関係者だけの海釣りで、関東なら高級魚であるアカヤガラを三匹ひっこ抜いたことがあるが、誰も欲しいって言わなかったので、手慣れた魚種以外は料理法の知識の問題もあるかも。エーリアンがものすごく美味でも、きっと誰も体液を安全に処理する料理法がわからんから手を出さないだろう。そこで一人の日本人クルーが「俺は猛毒のフグさえ、高級食材にしてきた人間の末裔だ!」とかいって立ち上がる展開が見たい。体液を完全に抜いて三年ぐらい味噌漬けにしたら良いかもしれない。ダンジョン飯ではなくモンスター飯というジャンルがあるかもしれない。肉の処理施設は難しそうだし大量の水か居るかも。中国にも食ブームが起きて高級食材化して卵が盗まれるようになったりしたら殲滅は簡単かもしれない。こういう妄想は得意だ。
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 海産生物についてはスベスベマンジュウガニ事件とかレゲイおじさんに正体不明の一度却下したはずのフグを食わされた事件とか、友人たち猛者の話が沢山伝わっているが、今回はやめておこうと思う。
 全て食い尽くす人類は、最強だが、ろくな生物ではないことも確かだ。


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 ご飯が中途半端に残ってると、卵、キャベツと片栗粉、少量の水と顆粒出汁と塩を入れてお好み焼きにしてしまうことを思いついて何度か作る。
美味キャベツの入った焼きおにぎりになるので、好評。それこそ、キャベツは絶対だが、具はお好みで。水は最小限、入れなくてもいいが、塩を忘れないように。
SNSで出したら、食いつきは好評だった。料理名を求められたが、何にも思いつかん。2次元焼きおにぎりお好み焼き風?
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おにぎりらしく塩を入れ忘れないのが重要で、水は卵入れれば要らない。

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 最近冷静の汁物ばかり作っている。獣肉類は脂が凝固するので、鶏ささみや魚介類が良いのだろうが、もも肉でやって最低限余計な脂は掬い取ったらそれもかなり美味しかった。目指したのは冷製の鶏飯。元々宮崎の冷や汁からの発想だが、味噌は使わず吸い物風が多い。きちんと鰹出汁ができていれば、ポイントのタンパク質、それにキュウリやオクラをスライスして浮かべれば完璧。別に作っておいたポーチドエッグを入れるのも良い。
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 少量で火を入れる具材を煮て、その後は鍋ごと粗熱を取って、少し濃く味付けしておいて冷水と氷を入れて量と味を調整。大量に煮る必要がないので直ぐにできるのもよい。これ、末っ子に指示されて購入した。とても使いやすいし塩分なしの吸い物とか違和感なしに作れる。
 洋風の味付けも試すとよいだろうと考えてるが、その場合は、レシピ探した方が失敗しない気がする。トマトも使いやすいはず。



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 茶碗蒸しは個別にせずに大きめのガラス容器で作る。その方が具の調整も楽で面倒も少ない。家族はサーバーで好きな大きさに切って食べるようにしている。具はシーフードミックスを解凍して放り込むことが多い。私自身、普通の茶碗蒸しの項目にこだわらないので、あるものを中に放り込むだけなので、気楽なのだ。
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 ブルーベリーは、隣接する圃場が消滅して、ミツバチの訪花個体が消滅。不作を覚悟したが、単騎のヒゲナガハナバチsp.がその代わりにやってくることになって助けてもらえた。生息環境保護はどれくらいの距離を想定すれば良いのか分からない。来年も来てくれるかな。
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 総量は、マストになったので我が家で使うジャムとしては半年分以上が収穫できた。ジャム瓶になるものを全部集めて詰め、知り合いに配ったりしている。飽きのこない味のジャムがいつでも思いっきり食べられるのは、良いものだ。

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 ブルーベリー収穫するとミルクレープを作る楽しみができる。クリームチーズとブルベリージャムを混ぜて階層に重ねるだけだが、ブルーベリーとクレープの出来でケーキの出来が決まる。観てても大好きなケーキだが、面倒なので本気で作るときには息子の手を借りる。
 本当は、ブルーベリーだけではなく同じスノキ属のシャシャンボの樹が欲しい。それで作ったジャムは一度口永良部産のものを食べさせてもらったが、ブルーベリーよりも個性が強くて、本当に美味しかった。翌年も期待したが、膨れ上がったヒヨドリ個体群が通過して全て食われたという話だった。

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 一つ思い出した。プッチンプリンの販売が復活していた。3連の小型のものは見てないのだが、家に大きい型のケースが余っていたのでそれでカスタードプリンを作った。なんてこともない話なのだが、この大きさと形は、やっぱりプリンに向いているなと思った。容器に熱が入りすぎるので、蒸し器の火加減はちょっと注意が必要。

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 チコが私達の食事をともに摂ることが無くなったので、ワイフが刺し身の目利きをしなくなった。これ、チコだったら人嗅ぎで却下だよねというような刺し身を時々並べて笑っている。質がいいものが入れば彼と公陳丸の前に、家族の誰かがちゃんと小皿で置いている。ナッチユッチは、キャットフードしか食べない子たちだったのでそれをワイフが交換しながら供えている。
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 これはぎりぎりチコに却下されなかったカツオのタタキ。ディップの少なさや切り口のエッジがまとも。
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 最後のは、チコが亡くなる前々日のサーモンの刺し身。立ち上がることはまだギリギリ。弱っていたけど私の手からならこれくらいはの量は食べてくれた。そして翌日もう一回だけサーモンの刺し身だけは食べてくれた。それが最期だった。やがて彼のギリギリまで頑張っていた心臓は、いきなり止まってしまった。
 その時のことは何度でも思い返す。


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by complex_cat | 2024-08-25 19:47 | Appetite Museum | Trackback | Comments(0)

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