安旨オーディオ紀行 #5 Nobsound NS-01G Pro
2025年 03月 30日

■オペアンプ(OPアンプ) ・型番:NE5532(または互換品)が使用されているとの報告あり。 ・NE5532は低ノイズ・高スルーレートのデュアルオペアンプで、エントリー~ミドルクラスのオーディオ機器で頻繁に採用されます。 ・一部のユーザーによる改造例では、OPA2604やLM4562などの互換オペアンプへの交換が試みられています。 ■その他の主要部品 ・DACチップ:NS-01Gは外部DACを経由する設計のため、内蔵DACは搭載されていない可能性が高いです。
・PCM5102(Texas Instruments製) NS-10Gの仕様(32bit/384kHz PCM対応)や価格帯から、PCM5102またはその派生チップが使用されている可能性が高いです。 このチップはエントリー~ミドルクラスのUSB DACでよく採用され、低ノイズでシンプルな設計が特徴です。類似モデル(FiiO D3、Topping D10など)でも使用実績あり。 ・ES9018K2M(Texas Instruments製) その後いろいろ情報を集めてみると「ESS9018k2mボード」のDACを使っている可能性はある。 こちらの方のレポートに詳しい(【評価レポート】Nobsound NS-01G Bluetooth 5.0 100Wパワーアンプ)。ギャングエラーや周波数特性まで調べられている。 ・AKM AK4490 または AK4452(AKM製) ・ESS Sabre ES9018K2M または ES9023(ESS Technology製) 一部のユーザー報告では、ESS製チップを搭載する可能性も指摘されていますが、NS-10Gの価格帯(1万円前後)からはやや非現実的です。
■電源部 ・簡易的なレギュレータ回路(例:78xx/79xxシリーズ)やパスコン(積層セラミックコンデンサ)が使用されていると推測されます。 ■抵抗/コンデンサ:一般的なSMD部品(表面実装型)が使用されていると見られます。 ■注意点 ・公式情報の不足:Nobsoundは詳細な仕様を公開しておらず、実際の部品は生産ロットによって変更される可能性があります。 ・改造リスク:オペアンプの交換は理論上可能ですが、基板レイアウトや電源仕様によっては動作不安定や破損のリスクがあります。


Nobsound NS-01G Pro に DAC が搭載されているのかを調べてこちらのブログポストにたどり着きました。TPA3116 がそうではないか?と書いてらっしゃいますが、リンク先の記事をみてもググってみても、TPA3116 はデジタルアンプのチップであって、DAC のチップではなさそうに見えます。
ただ、入力として Bluetooth と USB 接続を受け付けているところから、DAC を積んでいるんだろうなぁとは思いつつ、その一方で同軸や光の口はなくて AUX の口があって DAC の情報が見当たらないからもしかして DAC は積んでない?どういうことなんだろう......と頭に???が浮かんでいる状態です。
あまり性能をアピールできるような DAC ではないから情報を公開していないのかしら......?
TPA3116 が DAC ではないとすると、もう一つ挙げられていた、エントリー向けという DAC PCM5102 の方が価格面から可能性は高いのかなと思いました。(すみません、当方 DAC のことについてまったく詳しくありません。もしDAC の型番がわかればそれでググって調べようという魂胆でございます)
もし新情報がありましたら何かのついでに教えていただけると幸いです。
※ Frieve-A さんの Youtubeチャンネル すごいですよね。オーディオについての迷信をバッサリ切ってくれて、蒙を啓かれる思いです。
当ブログエントリへのレスポンスに感謝いたします。
ESS9018k2mはオペアンプ&DACチップセットのボードとして認識したものをご紹介したのでDACチップセットそのものではないはずです。
Nobsound NS-01G ProのAUXはその横にUSB/アナログ入力の切り替えスイッチがついておりましてピンケーブルによるアナログ入力を使うときに切り替えます。USB接続でWindowsに接続すると。16bit/48kHzの表示がWindowsの設定画面に出てきます。今どきはどんなおまけみたいなUSBピンプラグ変換アダプターのオペアンプのDACでも、24bitが最低ですので、DACチップとしてもかなり古いもの(需要が消えた過去の量産チップ)という気がします。どちらにしても音声アナログ信号をUSBでこのアンプに送ることはできないので、パソコン側でのアンプ前USB DAC処理は無理かと思います。したがってこのアンプもオペアンプとセットのDACチップ(16bit)セットボードを内蔵しているはずです。そうなると、かなり古いDACチップを使っている気がします。
DACチップについては、記事にあったESS9018k2mのDAC&オペアンプセットボードかそれより古いものと考えました。検索するとラズパイ用のボードのPCM2704のそれなどがヒットします。
Frieve-Aさんや創造の館さんが台風の目に鳴っ、いくつかの反論が出てきていて、なかなか面白いですが、もしもそうなると、私はそれは誰も文献を示していないヒトの聴覚生理学分野の話だと思っています。
- USB/アナログの切り替えスイッチがあること
- USBではアナログは伝送できないこと
- Windows にUSBでつなぐと 16bit/48kHz とでること
ということから DAC を積んでいるのは間違いないということで、とっっっても納得です。
しかもおそらくは古い世代の DAC ということまで推測できるとは......
お伺いしてよかったです。スッキリしました。
お手数をおかけしました。ありがとうございました。








