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Incantations

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 子供たちとチコたちが部屋を駆け回っていた時期は、私は音楽試聴は、フィールドへの長距離ドライブの時か船の中、ラボで仕事をするときに限定されていた。当然試聴するオーディオ装置はカーオーディオかそれに接続するiPod~スマホというながれだった。ほとんどしょくじをするようにLPやCDを購入し、たばこやコーヒーを飲むように音楽付けであった私が自宅で音楽を必要としなかった貴重な時間だった。
 私がフィールドに調査に出掛けて留守にしているとき,チコがワイフの顔をじっと見るので,洗濯して畳んだ私の靴下を置いてみたらそれを引き寄せて爆睡に入ったときの画をふと思い出した。

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 私がフィールドで何らかのアクシデントでくたばってそのまま戻ってこなかったりする可能性を思えば,結構泣かせる画ではある。とりあえず彼にも家族にもそういう無責任なことをここまではしでかさずに済んだし、チコには最期までそういう思いをさせずに、看取ることができた。彼の心臓は、彼の意に反して、年齢からくる限界を迎えて、私たちは可能な限り細心の注意で一緒に暮らしていて、そして彼ももっとずっと私たちと一緒に居たかったのが分かっていたのだが、それも突如無理となったのだが、それを良しとするしかない。

 自宅での音楽の試聴は今は多分マックスだろう。ただ、ニアフィールドスピーカーと室内の音楽空間を作ってしまうやり方のハイブリッドなので、ChillなJAZZだのコンチェルト、交響曲一辺倒だったClassic音楽の方も室内楽の商品とか試聴するようになった。若い頃よりはるかに視聴する音楽のジャンルは増えたと思う。日本のPopは無視なんてこともないが、洋楽、ロックやクラシックに比べると、新しいアーティストのものを視聴する嗜好はその分野にはあまり働かない傾向は多少あるかもしれない。
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 枕にチコを置きたかったのはそのまま。彼らがいなくなって本当に寂しい。今回、Mike Oldfieldのお気に入りの楽曲、’Incantatios’をエントリーとして挙げたのは、たまたま、コロナ禍の始まり頃に演奏された、スペインの音楽グループ、FadalackがMike OldfieldのIncantationsの完全トリビュートコンサートをやっている動画をたまたま試聴したのと、先のエントリで紹介した、厳選クラシックちゃんねる / Classical Music Guideでドボルザークの『交響曲9番「新世界より』の解説で、日本でも人気のある第二楽章が、彼の心的世界チェコの原風景を表現しているという話と、同時にこの曲が作曲された時より半世紀さかのぼった時代に書かれた、ヘンリー・ワズワース・ロングフェローの叙事詩「ハイアワサの歌」にもインスパイア―された作品だという話を知ったことによる。この曲だったら、チコの眠りを妨げないかなと思ったりしたが、そういえば長く試聴していなかったことを思い出した。

 実際、この詩はロングフェロー自身の勘違いと混乱も含み、ネイティブアメリカンへの偏見も助長したという部分で現在では一種の民族文化の簒奪として良い評価はされていない。それでも、『交響曲9番「新世界より』も歴史的な傑作交響曲であることは揺らがないし、Mike OldfieldのIncantationsが、その叙事詩をタイトル通り「呪文」のように使ったプログレッシブロック界のMasterpieceであることはかわらない。むしろ不思議な符合を感じる。

 なお、Incantationsの曲中の詩については、旁から見てマニアのファンサイトだと思うが、全て網羅されている。ロングフェローのそれと、見比べたりしていないが大方同じだろう。


 "Incantations"「呪文」はYoutubeでも多くの動画、音源他試聴できる。彼のチャンネルのものをここでは紹介するのが筋だろう。残念ながらパートごとに別になっていて、しかもエキサイトブログでは1つしか貼れない。だから、全部で1~4partに分かれるこの曲の公式のIncantations part1を貼っておくことにした。
 プロローグの緊張感ある女性合唱団による始まりはとても格好いい。上述のヘンリー・ワズワース・ロングフェローの叙事詩「ハイアワサの歌」が滔々と最も長く詠われるのは、Incantations part2の後半11:40を越えたあたりで、Incantations part3では別の主題に代わり、Incantations part4のエンディングにも再び登場する。
 西表島によく出かけていたころの沖縄航路やその後の奄美航路など、フェリーを使うときには、揺られる船内や甲板でこれを寝っ転がって雲の動きを見ながら、よく聴いていた。私がフィールドへの入り口に向かう儀式に使っていたような曲だ。
 公式の子の今のジャケットは、新しく出された盤のそれのようだ。初版の時にMikeの背景に写っていた路岩と同じ。ちょっと調べると、アルバムのカバーは写真家でアーティストのトレバー・キーがデザイン(彼は『チューブラー・ベルズ』や『ハーゲスト・リッジ』のジャケットもデザイン)。プログレッシブロックジャケット御用達のアートデザイングループHipgnosisのものではない。表紙の写真はスペイン領メノルカ島のカラ・プレゴンダ(Cala Pregonda)のビーチで撮影されたものとのこと。トレバー・キーは芸術的な意図により、オールドフィールドの写真を切り貼りして、わずかに異なる背景にしたと推測されている。この岩は2011年のアルバムの再発でも新しいアートワークの主体として使用された。
 ちなみにDeepseekにこの質問をしたら、見事に嘘を吐いてきて内容も悲惨なものであった。本当にらしいことを言う。かつては、まともな文献を読むのとWikipediaを参考にするのとは月と鼈の違い以上のものがある場合があって危険だといわれていたが少なくともAIに訊くよりは正解率は高いような気がする。AIは便利だが、課金したうえで、複数のそれに当たった方がリスクが少ないかもしれない。そして、どこが正解率が高いかというと、Google AI Studioの方がましみたいなこともなく、無料版ではあまり違いは無い気がする。
 以下に、AIが付く典型的ならしいウソのサンプルとして記録しておく。正解は英語版Wikipediaにあるようにスペイン領メノルカ島のCala Pregondaなので、お間違えの無いよう。取り消し線を引いておく。

Mike Oldfieldのアルバム 「Incantations」(1978年)のオリジナルジャケットおよびリニューアル版に写っている海中の露岩は、イギリス・コーンウォール州の沿岸に実在する岩で、以下の特徴を持っています。

1. 岩の名称と場所
「The Manacles」(マナクルズ)

コーンウォール半島の東南岸、ファルマス湾(Falmouth Bay)の沖合に位置する危険な岩礁地帯です。

潮が引くと岩の頂上が海面から露出し、ジャケットのような神秘的な景観になります。

地名は「手枷(Handcuffs)」を意味し、過去に多くの難破事故が起きたことで知られます。

2. ジャケットとの関係
オリジナルジャケット(1978年)の写真は、コーンウォールの海岸線で撮影されたと推測され、The Manaclesまたは類似の岩礁がモチーフとされています。

2000年のリマスター版ジャケットでも、同じ岩のイメージが再加工されて使用されました(色調やレイアウトは変更あり)。

3. Mike Oldfieldとコーンウォールのつながり
Mikeは1970年代~80年代、コーンウォールのハーロウ・ポイント(Harrow Point)に住んでおり、この地域の海岸線からインスピレーションを得ていた可能性があります。

「Incantations」のコンセプト(自然とスピリチュアリティの融合)とも一致する、荒々しくも美しい岩礁が選ばれたと考えられます。

補足
厳密な撮影場所は未公表ですが、The Manaclesはコーンウォールで最も有名な岩礁の一つであり、ほぼ間違いなくこの地域がモデルです。

現地はダイビングスポットとしても知られ、潮の満ち引きで景色が激変するため、ジャケットのような光景を見るには干潮時がベストです。


インカンテイションズ (Incantations)

マイク・オールドフィールド/ヴァージン・ジャパン

⭐⭐⭐⭐⭐


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 今の時代凄いなって思うのは、Googleでこの場所が、確認できることだ。うわ、遠くに見えているのは、ジャケットのあの路頭だ。流石にここに通じる道に車は入り込めないので、提供されている写真のみだ。宿泊施設のあるリゾート地のようだ。アートワークで切り貼りされているので、わからないがこの海岸に彼がいた可能性はある。最初のスペインの演奏集団のトリビュートの話と言い、彼とスペインはそれなりに縁があるのかもしれない。掘っていくときりがないなぁ。


チューブラー・ベルズ (50周年記念エディション)(SHM-CD) - マイク・オールドフィールド

マイク・オールドフィールド/Universal Music

⭐⭐⭐⭐⭐

 彼の意に反して、映画「エクソシスト」のサウンドトラック曲として、採用されてしまった結果の曲のイメージの変性と。全く会ったこともない人間まで、あいつは俺の友達だと言い出す現象に苦しめられた。マルチプレーヤー、アートロックコンポーザーとして彼の名声を頂点にまで押し上げる結果になったことはたしかだ。彼のこの曲を1973年、レコード会社としての第1回の発売新譜として扱った結果、ヴァージンレコードは成長し、一時期は、グループ会社でヴァージン・アトランティック航空と航空会社まで運営することになるのだが、中古レコードショップから始まったその企業の成功物語の結末として、その航空会社もコロナ禍のさなかに経営不振で消えていく。

 このライブ盤での完全な曲の再現は、当時別の意味で評価されたし、少し短めになって凝縮されているので、初めて試聴される人にはいいかもしれない。今確認するとDVD動画の一部がはしょられているのに気が付いた。
 女性コーラスは、クイーンズ カレッジ、ロンドン 合唱団が参加。コーラスグループには英国の放送関係では有名なEmma Freud(姓から推察されるとおり、あの精神科医のフロイトの曾孫)なども加わっていた。このライブツアーは、多数のサポート部隊となるシンガーやミュージシャンのギャラや旅費などの費用により、50万ポンドの純損失を被ったとWikepediaにあるが、すでに完成度の高いスタジオアルバムで既出のTuberar Bells とIncantationsを丸ごと入れたライブなので、Mike OldfieldのTuberar Bellsが映画「エクソシスト」へのサウンドトラックに採用されたことにより、世界的大ヒットで財を成した、Virgin Recordsとしても最初は限定で発売していた。それでも、音源として、LPの全盛期でもあったので、限定リリースとして、わずか 100,000 枚しか発売されなかったとされる。友人宅にはこれがあった。しかし、再度の彼への評価とヒットにより、量産しなおしたという逸話もある。私はCDリリースされてから購入した記憶があるが、彼の作品としては、実際お値打ちで二大ヒット作品が入っているということで、DVD化もされている。ということで、この海賊版アップもそれからの勿れなのだろう。
 長大曲をそのままライブで行い、そのままLP化、販売するというのは、プログレッシブロック界ならではかなと思う。クラシック曲では当たり前のこのやり方は、Snow Gooseのヒットアルバムを持つCamelなども普通にやっている。どれも間違いなく完成度の高いテイクになっている。

 ところで、Mike Oldfieldで猫ネタと言えば、こんな話がある。残念ながら当時のMVのYoutubeでの解像度は低く、今回、確認できていない。他のAIに訊いても同じ答えなのだが、さて、色々調べてみるとAIもご認識起こしまくりの都市伝説だったみたいなのが今のところの結論。
 ここまでの話を吐き出してくるのだが、どうやらAIには多いご認識とそのコピペのようだ。'Moonlight Shadow'は彼のポップ路線曲の中では、'Family man' (Daryl Hall & John Oatesカバーして有名になった)とともに、彼の最大級のヒット曲になって、何人かのアーティストにカバーされている。クラシカルプログレの女王Annie Haslamも、REnaissanceではなく彼女のソロアルバムの方で謳ってヒットさせている。

「ムーンライト・シャドウ」のビデオに猫は登場せず、名前も謎のまま」

広まっている噂とは裏腹に、マイク・オールドフィールドの象徴的な楽曲「ムーンライト・シャドウ」(ボーカル:マギー・ライリー)のミュージックビデオを綿密に調査したところ、猫は登場しないことが判明しました。猫が登場するという主張がありますが、1983年に公開されたビデオをコマ送りで分析しても、どの場面にも猫の姿は確認できません。

この噂は、オールドフィールド氏が手掛けたバーチャルリアリティ・プロジェクトに関する誤解から生じた可能性があります。あるインタビューで、彼が開発したゲームの中に飼い猫が「どこかに座っている」形で登場すると語られていますが、これは「ムーンライト・シャドウ」のミュージックビデオとは全く別のものです。

さらに、「モンティ」と「スパイク」という名前とマイク・オールドフィールド氏のペットとの関連性を調査しましたが、決定的な情報は見つかりませんでした。2017年のインタビューではマックという名の保護犬について言及されていますが、猫に関する話はありません。したがって、彼の猫の正確な名前、そして現在猫を飼っているかどうかさえも、未確認のままです。

以下は誤認識の方の回答。有料版を選ぶとこの手のミスは無くなるのかっていうのは、その環境が使える状態で一度確認しようと思っている。


「Monty」(モンティ)


1980年代(特に「Moonlight Shadow」のミュージックビデオが制作された時期)にMike Oldfieldが飼っていた猫の名前です。黒と白の模様(タキシードキャットのような外見)で、ビデオ内で登場する猫もMontyだとされています。


Mikeは当時、自宅スタジオで音楽を制作する際にMontyがよく側にいたとインタビューで語っており、猫好きとして知られていました。


Mike Oldfieldの「Moonlight Shadow」の公式ミュージックビデオ(Maggie Reillyがボーカルを務めたバージョン)では、確かにMikeの愛猫が登場するシーンがあります。以下の時間帯に確認できます:


猫が登場するシーン

約2:55~3:00


ミュージックビデオの終盤近くで、Mike Oldfieldがギターを演奏しているシーンの背景(左側)に、黒と白の模様の猫(おそらくMikeの愛猫)がゆっくりと歩いて通り過ぎる様子が映っています。


このシーンは一瞬ですが、ファンにとっては有名なカメオ出演です。猫は自然体で通り過ぎるため、映像に溶け込んでいますが、注目しているとはっきり確認できます。


もし他のバージョンやライブ映像を指している場合は、具体的な情報があればさらに調べられます!


Commented by umi_bari at 2025-08-17 22:01
ニャンズの想い出をありがとうございます。
お見事バグースです。
チューブラベルズとジョーズの音楽はいつ聞いても
怖いです。
Commented by complex_cat at 2025-08-19 08:28
> アラックさん
私たちの猫たちは、もうすべて思い出の中だけです。
チューブラーベルズも全曲聴くと、希望に輝くような印象の曲なんですけどね。
多くの人に映画のイメージが張り付いてしまいました。

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by complex_cat | 2025-08-17 16:39 | Incoherent Music Box | Trackback | Comments(2)

Necology(=猫+Ecology) and Nature Photo Essay, Camera classic, Martial arts & etc. 本サイトはhttp://complexcat.exblog.jp/です。画像はクリックすると大きくなります


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