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猫の王と鼠の王 #1

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 猫の王と鼠の王の話。阿蘇五岳の東に位置する根子岳(猫岳)は、猫にまつわる伝説がある。猫耳が経ったような不思議な形状をしている。調査のついでに麓に寄ることができて、撮影したのは、3年前だ。

猫にまつわる伝説では、曰く「猫の王が棲んでいて、大晦日の晩には猫が集まり大会議が行なわれる」、「家猫がいなくなったのは根子岳で修行をしているから」、など(山と溪谷オンライン[根子岳]猫の王が棲み、猫たちが修行する山(熊本県)~人食い化け猫が出た山、死体を操る猫が棲む山、猫が修行する山・・・猫伝説の山を紹介)。根子岳は割と登山対象の山としても頻出する。


 チコがトラブルで戻れなくなったとき、この伝説を思い出したりした。まさか、猫王のもとに行ってるわけでもないよなって、冗談でも思えたのはなかったが、実際一回目だけは、こちらも彼のホームレンジの情報がなくて、どこで何をやっていたのかわからなかった。実際には、彼は困った状態になっていたわけで、跡の3回は必死になって、彼のホームレンジの要所を回って、救出に行った。電波タグを付けるようになってから、彼が勝手に入り込んで、閉じ込められていた他所様の物置から救出できるまで2分で救出できた。だから、まあ、猫王のところに修行に行ったのかもと言えるとしても、1回目だけだ。
猫の王と鼠の王 #1_b0060239_22295450.jpg
 GPSログを何回も取って、立ち寄り先は詳細に抑えてはいた。今は、AirTAGは報告探知がかなり効くので、見知らぬiPhoneユーザーによる感知がなくても、足で稼げば、ある程度はなんとかなるだろう。

チコ王の帰還 行方不明、自力で戻ってきた。
チコ戻らず・・・・異常事態発生 お隣の改築中の家の中に、遊びに行って閉じ込められた。その日のうちに鍵を借りて救出
大物兄弟 近所の使っていないガレージの虫干し時、入り込んで出られなくなった。翌日発見、救出
チコの危機 ご近所の屋外倉庫の隙間からはいりこんで出られなくなった。その日のうちに電波タグで見つけて救出。

 結局最後までチコは、他の猫たち同様、私たちのそばにいて天寿を全うした。

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 麓の集落から見た、根子岳(猫岳)。ここに写っている旅館に少し逗留したことがある。確かに、目立つ山だなと思う。

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根子岳(猫岳)周辺の地形図1
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根子岳(猫岳)周辺の地形図2

 今は、DEMデータから再構築しなくても、QGISのXYZ Tilesレイヤーで起伏地形図が簡単に得られるので、それで見てみた。ちょっとマークが小さかったけれど、阿蘇の噴火口の東側にある。

 もう一つの海外で有名な猫の王、’Grimalkin’(グリマルキン)は、英語で「猫」、特に「老いた雌猫」を指す古の言葉でもあるらしい(The Complicated, Inconclusive Truth Behind Rat Kings)。スコットランド伝説では、ハイランド地方に住む「妖精猫」とされる。また、魔女の使い魔(familia)であるといわれたりしていて、シェイクスピアの『マクベス』(Macbeth (around 1603))にも登場する(Macbeth Glossary graymalkin)。そっちは、Gray-Malkinと表記され、灰色の雌猫の姿をしている悪魔の猫として描かれる。
 他にX-MENのコミックに登場するキャラクター名や、ゴーストタウン(地名)のビール名としても使用されているというのは初めて知った。

Grimalkin's Tales


 検索すると和書で検索してみてもこの洋書が出てくる。よくわからないが、洋書で検索すると、あまりにも量が多いので、あきらめた。確かに有名な猫の伝承のようだ。


 Grimalkin/Graymalkinがそんなに古くからある有名な猫の王なら、欧米のバンド名や曲にあるかもしれないと検索したら、いくつか引っかかった。日本の「猫王」みたいなバンド名はなさそうだけれど、正やんこと伊勢正三氏とを組んでフォークディオ「風」で人気のあった、大久保一久氏がかつてやっていたフォークバンドが「猫」だったなと。これは、当時、バンド名は、ビートルズ、ザ・タイガース、ザ・スパイダースなどなぜか「動物・生き物系」の名前が多かったことから、なんでもいいやって「猫」になったという逸話が残っている。
 皆さん、未だに「猫王」というバンド名は空白ですよ。いかがでしょうか。

Grimalkin

Noekk/Prophecy

⭐⭐⭐

 Noekkは2004年から現在も活動しているドイツのプログレッシブ ロック、 ドゥームメタルバンドの曲。なかなか勇ましい曲でやはり王の歌だ。今の時代聴くのは、ちょっとしんどい人がいるかも。かなり古典的なプログレの印象。

Drifting Sailer

Grimalkin/Picku

⭐⭐⭐⭐

 こちらはイタリアのシンフォニックプログレバンド。そのまんまバンド名がGrimalkin。前世紀からのイタリアンプログレだなぁと視聴したら安心感があって気に入ってしまった。

 このホネガイのジャケットはなかなかよろしい。
 他に男女の正体不明のユニットGrimalkinがSpotifyで引っかかる。詳細もわからないので、そのうちに。割とダークなポップをやっているようだ。

 後半は鼠の王の話を描く予定だったが、そちらは結構検証が大変なので「猫の王と鼠の王 #2」に続く、ということで。

Commented by sknys at 2025-09-05 20:16
猫は私の上に乗っかり、私に枕のひとつを取るのを許すと、すかさずこう話しかけてきた──「私は夢先案内人だ。
レオノール・フィニ『夢先案内猫』

「猫にご用心」(1553)に初登場した妖猫グリマルキンは牝猫です。
コラン・ド=プランシーの『地獄の辞典』(第六版 1863)には
「猫に化けてサバトに現われる魔神を、英国の魔女たちはグリマルキンと呼ぶ」 とあります。

レオノール・フィニの牡猫 「オネイロポンプ」(Oneiropompe)は猫王なのかしら?
ナタリア・ラフォルカデちゃんがコスプレした大山猫(Lynx)も猫王っぽいけれど。
(https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51MBDbtJKkL._SY500_.jpg)
Commented by complex_cat at 2025-09-05 21:08
sknysさん、
いつも造詣深いコメントをありがとうございます。あまりまともに文学作品をフォローしてないので、このあたりは書けることが少ないのですが、確かに英文サイトを検索するとGrimalkinがメス猫だと出てきて、『猫にご用心』と『地獄の辞典』からの引用によるものと思われます。
María Natalia Lafourcade、ラテン・グラミー賞、最優秀グループ・ロック・アルバムとかありました。
なかなか民族色豊かなポップですね。
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by complex_cat | 2025-09-02 23:31 | Year of the Cat | Trackback | Comments(2)

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