久しぶりのコーチングミット
2005年 12月 14日

ペース早くないか?と思いましたが,まぁ1勝した試合記録もあるし,最初は基本動作だけだからと,師範には大丈夫といわれました。尤も,道場の方も,早い段階からの組み手や,昇級,昇段でモウティベーションを上げていかないと,今時,生徒さんもなかなか続かないでしょうから,道場運営の面もあるかと思います。
週二日の道場だけの練習がほとんどなのですが,子供の吸収能力の高さに今更ながら驚きます。突きが,様になってきました。余り私が口を挟むと混乱するので,肩の落とし方を教えたぐらいでしたが,随分ミットの衝撃が上がりました。
この画は,突きをして貰って,伸びきる直前の拳をストロボで止めたものですので。ピンぼけなのはしょうがないところです。拳が少しはマシに握られ,突き出されるようになりました。試合に出たときは,「太鼓の達人」か「仮面ライダー響」状態だったのですが・・・

金タマの蹴り合いやっていた父親から見ると,例え,子供でも隙だらけの蹴りを出すのが気になりますが,細かいことは言わず,好きに蹴らしました。

型練習も,始まったようです。
中国武術で,神秘的な崩しや相手の攻撃の無効化のスキルのことを化勁と呼びますが,空手も型の徹底的な練習でそれを身につけるという意味では同じということだと思います。型しかできないと,「実戦派」を標榜する流派では,型の価値を低く見る嫌いがありました。Kー1の選手が型練習への投資量がゼロということを見ても,強くなるスキルにおいて,空手の型は無用の長物,或いは大会の演舞や,型試合の時にのみ必要という誤解をずっと受けてきておりますが,それが逆転しつつあるということです。「型だけでは強くなれない」ではなく,「型を極めない限り本当の空手の力は身に付かない」という風に,セントラルドグマが代わりつつあります。現在,最高峰の一つとの評判も高い,古伝空手新道流の情報が頻繁に武術シーンで取り上げられ,型の重要性が高まっており,空手界は,今,そういった意味ではルネッサンス期にあるのです。
画像は,最初の頃,何とか蹴ることが出来ていた右回し蹴り。
型が秘める恐るべきパワーの話は,別の機会に。
松涛館だったので組手は寸止めでした。
私も空手を習っているころは,組み手無しで型だけがほとんど中心で,太極1〜3,平安1〜5ぐらいまで,もの凄い短期間に覚えさせられました。途中から中国武術に移って,全て忘れました(汗)。
ところで、旧明倫小学校シリーズですが、C_Cさん勘違いされてます。
すべて、EOS20Dで撮影しています。
撮影倍率が1.6になるのでD35/1.4のマクロ効果がさらに出るのでした。