練習納め
2005年 12月 31日

柔軟体操は,中国武術系ではとんでもなく時間をかけます。私が大学時代主催していたサークルでも30分以上かけるのが常で,最終目標は,開脚ぺったりなんてものではなく,前屈してつま先が口に付くというレベルです。
息子の通う空手道場の少年部では,1時間の稽古にそのような時間は割いたら,やるべきことが何も出来なくなってしまうので,これは,個人練習でフォローしなければなりません。よくやっていた,静功と呼ばれる柔軟プラス下半身鍛錬の一つを少し教えました。
SONY HANDYCAM DCR-HC90, Carl Zeiss Vario-Sonnar 1:1.8-3.5/5.1-51 T
このまま足の高さを上げなくても,軸足の爪先を前に真っ直ぐ向ける,上げた足の爪先を,手前に向ける,頭でなくて,臍のあたりを足に着ける,もちろん膝は絶対に曲げない,で,いくらでも負荷はかけられます。ダンサーや,フィギアスケートのアスリートなら,柔軟性は絶対なので,そちらの練習体系と,大きな差はないと思います。でも,柔らかいからだを持っていない方で,強い方はいくらでもおられますので,このあたりが,武の世界の,スポーツ的パフォーマンスの世界と違うところです。
「痛いよ〜」と言う顔していますが,あんまり痛くならない手前でずっと止めているのが最も効果があります。でも,手の位置など,決まるようななったなぁと感心。
約束組み手は,少し形になってきました。受けがしっかり出来ないと,結局,何の役にも立たないのですがフルコンは,その部分では良いかも知れません。ただ,型をキッチリ身につけて,型からの,フィードバックがないと,結局,空手にならずに,アメリカンキックボクシングになっちゃいます。
左回し蹴りも,空手暦数ヶ月ということからいっても良いです。
彼が練習の黙想をやっている間に,一寸,老架の新架の一路を演舞。
終わったら,長男が目を丸くして,「おとうさん,今の凄いね〜」
なんの,お前が幼いときから,公園で遊ばせているときやっていたんだよ。お前の認識の範囲内に武というものが出来たので,見えるようになったんだよ。先週,師範と組み手して貰って,「師範もの凄く強いよ〜」って分かってきたのも,お前がそちらの世界に立って,そちらのセンサーが備わってきたからだよ。

剛と柔,破壊魔王の末っ子は,なんだろう。
パンダーZはビデオ息子達と借りて見ましたが,ほとんど電気紙芝居でした。パロディの元,永井豪氏もパンダーZを応援しておりますよ。


寸評有り難うございます。結構,経験者がおいでですね。飛び後入ってられたのですか。九州練心館,極真系は当たり前のようにやりますね。私は,テコンドーを囓った関係で,飛び後ろを覚えましたが,ここの流派,少年部の練習や,試合ではありませんでした。上段と中段の2段突きよりも,ボクシングテクニックのような同じ手によるフックとアッパーの連撃を彼の段階からやってます。寒稽古は,上級者だけみたいですね。